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§6

§6
で、その日の夕刻、心配したママがお仕事を早めに切り上げて帰って
きます。
 ママは部屋に入るなりお父様の膝の上で胡坐をかいている私をきりっ
とした視線で威圧します。でも、それからしばらくはお父様と大人の会
話でした。
 「本日はわざわざこの子のために引き取りに出向いていただいたそう
でありがとうございました」
 「いや、私が行きたかっただけだ。ただ、私が着いた時はもうこの子
のお仕置きは終わっててね、私を見つけると泣きながら駆けてきてた。
可愛かったよ。あれだけでも行った甲斐があるというものだ」
 「傷の具合なんかはごらんになりましたか?」
 「さっき少しだけ裸にして見たけど、大したことないように見えた。
彼女達だって他人の子にそう無茶はしやせんよ。むしろここでのお仕置
きより痣が少ないくらいだ」
 「そうでしたか?」
 「きっとぶたれた痛みはそれほどでもないんだろうが、日ごろ馴染み
のない人たちだったから精神的にプレッシャーがかかってそれで泣いた
んだろう」
 「そうですか、そんなに効いてないんじゃ、もう少しだけ、お仕置き
する必要があるかもしれないわね」
 ママの言葉に思わず背筋に寒気が走ります。そして、その後ろから出
てきた見慣れた老婆を見て、このままお父様の抱っこの中で卒倒しそう
になったのでした。
 「(どうしておばば様がいるのよ。あそこにはいなかったのに)」
 私のショックは計り知れないものでした。
 でも、これは現実。受け入れるしかありませんでした。
 「おばば様も今日はお忙しくて向こうには出向けなかったの。元気な
らちょうどいいわ。お灸のお仕置きはここで済ましちゃいましょう」
 ママにあっさり言われてしまいました。私は慌ててお父様の胸にしが
みつきますが、お父様は私をしばらく愛おしく抱いたあとご自身で和室
の部屋へと向かいました。
 「(いやあ、だめえ、ごめんなさいするから許して、お願い、お願い)」
 私は心の中で叫びましたが声にはなりません。もちろんそんな醜態を
さらして罰がさらに重くなったらという心配からですが、それだけじゃ
ありませんでした。私はお父様にお姫様抱っこされて運ばれていく今が
とても心地よかったのです。
 「(お灸はどのみちすえられるけど、この瞬間は大事にしたい)」
 私はそう思ったのでした。
 和室に着いたお父様は床の間を背にして正座します。
 「ここは客間ですので、いつもの仏間の方がよろしいかと……」
 「もしも、備後表に粗相のあとでもついては……」
 ママやおばば様が助言すると……
 「いいですよ。大丈夫です。よしんばここで粗相したところで、どれ
ほど事も起こりませんから………それより、他の娘たちをここに呼んで
来てもらえませんか」
 「(えっ!!冗談じゃないわよ!)」
 私は抱きついたお父様の胸をさらに強く握ってそれをテコに上体を起
こします。
 見上げたお父様の顔は今まで同様笑っていましたが、私が不安そうに
見上げているのに気づくと…
 「どうした?怖いか?」
 「そうじゃなくて妹たちを呼ばないで…」
 「大丈夫。すぐ終わるよ。それに向こうでも話しただろう。女の子は
好きな人の前で恥をかかないと幸せになれないって……」
 「先生もよく言ってる」
 「清美は私が嫌いか?」
 私は首を横に振ります。
 「じゃあ好きか?」
 「だったらいいじゃないか。姉妹みんなお前が大好きなんだから……
嫌いな子がいるのか?」
 私は首を振ります。
 「嫌ってる子がいるのか?」
 私は首を振ります。
 「だったらいいじゃないか。おばば様も、もちろんママだってお前が
大好きなんだから……そうした愛されている人たちの前で恥をかくこと
お仕置きされることが女の子はとてもだいじなんだよ」
 「どうして?」
 「女の子というのはそのままにしておくと、自分の殻に閉じ篭もろう
篭もろうとしてしまうからね。外見や外聞ばかり気にして、ろくに人の
意見を聞かなくなってしてまうんだ」
 「私、違うよ。先生のお言いつけはちゃんと守るもの」
 「そうだ、良い子だ。だから今のうちにもっともっと人の意見を素直
に心へ取り入れられるようにしておくんだ。大人になってからではでき
ないからね」
 「男の子は?」
 「男の子は仕事をしていく中で嫌でもそうしなければならなくなるか
らあまり心配要らないけど、女の子の人生ではそうしたことから逃げて
生きる事ができるからそうやって転落していく人も多いんだ。だから、
今のうちに生きるための度量を広げておかなければならないんだ」
 「それは大事なことなの?」
 「大事だよ。沢山の人の意見が聞けるということは困った時にも色々
な可能性が思い浮かぶということだからね。不幸になったり転落したり
する可能性が減る。つまり、幸せになれる可能性が高いってわけさ」
 「…………」
 私は困惑します。何しろ小五のチビちゃんですからね、そんな難しい
お話がわかるはずがありませんでした。
 「いいんだよ。わからなくて……後になって『あの時、みんなの前で
裸にされてお灸すえられた。まったく忌々しい親父だった』なんて思っ
てもそれはそれでいいんだよ。私も先生もおばば様もみんな思いは同じ、
とにかくお前が幸せになってくれればそれでいいんだから」
 そうこうしているうちに姉妹がやってきました。
 お父様は私の体を正面に向き直させます。目の前にはいつものように
真っ白なシーツに包まれた薄いお布団、お線香の匂いがぷ~ん鼻をつく
と、自分の身体がすべて心臓になったんじゃないかと思えるほど鼓動が
高まります。
 最初は幼稚園の時、そこから数えてこれで5回目でしょうか、お転婆
でしたから過去もけっこうやられていました。でも子供にとってのお灸
は何度やられても慣れるという事がなく、いつもとてつもなく怖いもの
だったのです。
 「これから清美おねえちゃまはお灸のお仕置きをいただきます。みな
さんはこんな辛いお仕置きを受けずにすむ様によい子でいましょう。わ
かりましたか」
 「は~~い」
 元気な声が部屋中に響きます。彼らは…いえ、私だって反対の立場に
いたらそうなんですが、他の子のお仕置きを見るのが大好きでした。お
かげで沢山の好奇の目に私のお股は晒されることになります。
 「清美お姉さまはどうしてお仕置きされるんですか?」
 「清美ちゃんは体操着のブルマーをショートパンツにしてくださいっ
てお父様にお願いしたけど、お許しが得られないものだから自分勝手に
お父様の名前を書いて、お父様のお許しが出ましたって園長先生に嘘を
ついたの」
 「わあ、いけないんだあ」小さな子が叫べば、「ずいぶん大胆な事する
のね」「馬鹿みたい。そんなのばれるにきまってるじゃない」年上の子が
ひそひそ話しを始めます。
 世間で言う11歳の少女ならこんなの耐えられない屈辱なんていうの
かもしれません。私だって恥ずかしくないわけじゃありませんがこれま
でに多くの他の子のお灸の様子を何度も見てきましたから『おあいこ』
という思いもあったのです。
 お仕置きの最初は目の前に広げられたお布団の上に仰向け。肩から上
を胡坐をかいたお父様の足の上に乗せて下半身だけを投げ出します。
 ほどなくワンピースのすそが捲り上げられ、ショーツが下げられると
私のお臍の下があらわになりました。
 亀山では、本来下草の生えるデルタ地帯に3つすえられることになっ
ていました。
 私の場合、過去4回もすえられているので灸痕とよばれるお灸の痕を
示す火傷がはっきり残っています。
 その場所へ寸分狂わず小さな三角錐に形を整えられた艾が乗せられ、
それにお線香の火を近づけると、艾に触れるか触れないかのうちに火が
点きます。
 三角錐の頭が一瞬赤くなり、すぐに黒く燃え尽きて、燃え広がる様は
一旦視界から消え去りますが、火は消えたのではなく艾山の火口を下へ
下へと燃やし尽くしていきます。そしてそれが肌にまで達した時に……
 「(痛い!!!!)」
 となるのです。
 何のことはない。不良たちがタバコの火を押し付ける根性焼きのよう
なものですが、小学生のお仕置きに使われる艾はごくごく小さいもので
すから熱いというか、実際は錐でもまれた時のように痛いと感じるので
すが、それは数秒間だけでした。
 それをお臍の下には三箇所というわけです。
 「ようし、ここは終わりじゃ。お前も身体が大きゅうなったせいか、
泣いたり暴れたりせんようになったのう」
 おばば様は褒めてくれましたが、この時は万歳した両手をお父様が、
投げ出した両足をママが抑えてくれていたから……本当はたった三つで
も、やっぱり泣き叫びたいくらい熱かったのでした。
 お灸のお仕置きはこれだけではありません。お臍の下が終わると一旦
ショーツを元に戻してはくれますが、すぐにまた正座したお父様の膝の
上にうつ伏せならなければなりません。
 お父様のお膝の上には座布団が載っていますから、私は畳の目を間近
に見ながらお尻は高くして次を待ちます。
 やがて、やはりワンピースのすそが跳ね上げられショーツが引き下ろ
されてお尻のお山が外気にさらされることになります。
 「(冷たい!)」
 ここでもやはりアルコール消毒。大人の人たちにはピンとこないかも
しれませんが体温の高い子供たちには結構効果的なお仕置きになってい
ました。
 「ほう、なかなかよい色合いに仕上っとる」
 おばば様は私のお尻を撫でたり摘んだり抓ったりしながら、なかなか
艾を乗せようとしません。
 「(早くしてよ)」
 姉妹達のくすくす笑いが聞こえるなか、私は苛立ちます。
 でも、どうすることもできませんでした。こうして焦らすのもお仕置
きの一つなのです。
 やがて、おばば様は自分の唾を一旦ご自分の指にとってそれを私のお
尻に刷り込みます。そして、さっきより大きめの艾を二つ、それぞれの
お山に乗せるのでした。
 「よう、観念せいよ」
 おばば様はそう言ってお線香の火を艾に近づけます。
 「ひぃ~~~」
 ここは二箇所だけですが、艾自体が大きくて燃え尽きるのに時間がか
かりますから痛みにもそれだけ長く対処しなければなりませんでした。
 終わると一筋二筋涙が頬を伝っているのがわかります。でも、涙なら
まだしもお漏らしとなると話は別です。
 私は思わずお股の辺りを注意深く擦り付けてみます。
 すると……
 「大丈夫じゃ、漏らしちゃおらんよ。よう頑張った」
 おばば様はそう言いましたが、そう言いながらもタオルで私のお股を
拭き清めていたのでした。
 最後は大陰唇、つまりお股の中にすえられます。
 巷の人たちにすれば「えっ、そんな処に!?」と思うかもしれません
が、亀山の中で育つと、最初はお姉さまたちがそこへすえられているの
を見学させられますし、やがて自分達もそこへすえられますから、特別
な意識はありません。
 むしろ、ここへすえられるのは脳天を突き破られるような強烈な熱さ
を感じる反面、性にまつわる神経を活性化させて、『自分が女なんだ』と
感じさせるのです。
 私は再び胡坐をかいて座るお父様の下半身を枕にして上半身をそこに
預けるとショーツを取り去られた両足を高々と上げます。
 それをぐっと引き寄せるのもお父様でした。
 世間ではこれを『ご開帳』というそうですが、ここではさらにママが
それでは足りないとばかりに私の恥ずかしい部分の全てを押し広げます。
 ですから、おばば様が大陰唇に艾を乗せる時には、もうこれ以上ない
ほど哀れな姿を姉妹達の前に晒すことになるわけです。
 でも、これは『お互い様』。亀山で育った子供たちでこの姿にならずに
すんだ子はいません。いわば生活習慣のようなものですから、当の本人
にはたいしたショックはありませんでした。
 ただそこはちょっとでも動くとすぐに艾が落ちてしまう場所ですから、
艾が燃え尽きるまでは微動だにせず我慢を続けなければなりません。艾
そのものはとっても小さいのですが、本来の灸痕から滑り落ちれば必ず
やり直しですから、それがこのお仕置きで一番辛いことだったのです。
 ところが……
 「よし、終わったぞ」
 その日は一回目であっさりおばば様のOKがでます。こんな事は過去
には一度もなかったことでした。
 「お前も身体が大きくなってこのくらいのことには耐えられるように
なったみたいじゃな」
 おばば様はそう言いましたが、私はわかっていました。お父様に支え
られている安心感が成功の秘訣だったのです。
 これがママの枕だったらこうはうまくいかなかったと思います。ママ
はもちろん私にとっては一番近いところにいる人です。でも、同性です
から、お互い我がままがでますし相手の気持ちがわかりすぎて許せない
事も多いのです。その点、お父様は異性。お互い理解し合えないことが
あっても、男性だから仕方がないかと許せてしまうことの方が多いので
した。
 もちろん血の繋がらないお父様は私たち子供にとっては『パトロン』
なんでしょう。でも、私がお父様をそんな風に思ったことは一度もあり
ませんでした。私にとってお父様はお父様。私をいつもやさしく抱いて
くれて、お菓子やドレスや宿題の答えがポンポン出てくる打ち出の小槌
なのです。
 そんなお父様に抱かれていると自分がとっても偉い人になった気分が
しますし、それに何よりここが一番安心できるベッドでした。ですから、
お父様とは十日に一度の逢瀬しかありませんが、ママと同様、……いえ、
時にはママ以上に大事な人だったのです。
 「お父様、今回はお父様のお名前を汚してしまい申し訳ありませんで
した」
 私はお父様の前で正座すると両手をついてあらためて『ごめんなさい』
を言います。それは姉妹達の見ている前でしたからとっても恥ずかしい
ことでした。
 当時の私の感性では、さっきやったご開帳なんかよりこっちの方が、
よほど恥ずかしい出来事なのです。
 「こっちへおいで」
 そんな恥ずかしい子をお父様は優しく抱き上げます。
 「ほら、いい子になった」
 抱き上げられた私は頬ずりをされたり高い高いをされたりしてまるで
生まれたての赤ちゃんか二三歳の幼女ようにあやされます。それは周囲
で見ている姉妹達の嫉妬深い視線を感じて、それはそれでまた別の恥ず
かしさがありますが、お父様の懐の中で甘えていると心はしだいに癒さ
れていくのでした。
 こうして、長かったこの日のお仕置きは終了。あとは……
 『引き続き大嫌いなお父様に抱かれて過ごす苦行がまっていました』
 と、これはあくまで私の公式見解。姉妹や友達、ママにだってこう言
います。でも、その内心は違っていました。
 『一週間もパパと一緒にネンネ。ラッキー(*^_^*)v』
 だったのです。
 さっそく欲しいものリストを作るとそれを暗記し……その日の夜は、
いつものように素っ裸になってお父様のベッドへ滑り込みます。
 そして、お父様が現れると女の色気(?)を駆使してあれこれおねだ
りしてみるのです。もちろん全部買ってもらえるわけではありませんが、
その一部は必ずお父様から買ってもらうことができます。今回も……
 「じゃあ、一週間後でいいね」
 お仕置きが完全に終わってからという条件はつきますが、心はもう、
一足早くルンルン気分でした。
 あ、そうそう、これを言っておかなければなりませんね。実は今回の
お仕置きは初日ですべて終わりではありませんでした。
 私たち犯罪者(?)たちはそれから一週間、全員オムツを穿いて登校
しなければならなかったのです。
 亀山のお仕置きオムツは頑丈にできていて容易に脱ぐことができない
うえに無理に脱がそうとすると二度と穿くことができないようになって
います。
 つまり、自分勝手にはトイレへ行けないようになっていたのです。
 ですから、トイレへ行きたい時は保健室へ行って保険の先生にオムツ
を脱がしてもらうことになります。しかも、肝心のトイレは中庭に置か
れたオマル。人の目を気にしながら用を足さなければなりませんでした。
 それだけではありません。午前中一度も用を足さなかった子は保健室
で強制的にお浣腸されて中庭へ、すっぽんぽんのお尻を晒して飛び出さ
なければなりませんでした。
 それがどんなに恥ずかしいことか。いくら裸に慣れてる亀山の子でも
ウンチやおしっこをしている姿を見られるのはまた別だったのです。
 ですから、たいていの子は午前中の授業中に手を上げてトイレを申し
出ます。もし休み時間に行くとお友達の目がありますから……
 でも、中には意地悪な先生がいてせっかく生徒が勇気をふりしぼって
手を上げているのに却下してしまうのです。こんな時は授業態度が悪い
というのがその理由のようですが、それでも却下された子は、たいてい
ショックで泣き出すことになります。
 満座の前で恥をかかされるというのは、大人の目から見ると一見たい
した事のないように見えますが、実は幼い女の子にとっては裸にされる
こと以上にショックだったりするのでした。
 だって、そこには心の支えとなるママもお父様もいないのですから。
 そんなことがあって、私たちは翌日の休み時間徒党を組んで保健室へ
と押しかけます。
 『赤信号、みんなで渡れば怖くない』ということでしょうか。みんな
でお浣腸を受けてみんなで中庭へ並べば一人分の負担は減ると考えたの
でした。
 これには保険の先生も大笑い。亀山はみんなが幼馴染の仲良しさん。
大人たちが可愛がらずにはいられない天使の里です。でも、それを守っ
ていくには厳しいお仕置きも不可欠。そのバランスが全てでした。
 私たちはこの他にも初日のお仕置きで汚れた体操着や下着を自分達で
毎日洗わされます。特に下着はこれを契機にその後もずっと自分達で洗
わなければなりませんでした。
 そう、それはお仕置きというより女の子の身だしなみとしてやらされ
たことでした。
 で、一週間後、私たちは望みのショートパンツを得たのですが……
 「これ、返します。私たちはもとのブルマーの方がいいですから」
 ここでも私が口火を切るはめに……
 「(なによ。どうしてまた私なのよ。また私が先生に恨まれるでしょう。
もし、これでお仕置きなんかされたら、みんなを生涯恨んでやるからね)」
 そう思いながらモスグリーンのショートパンツを差し出したのですが、
園長先生は以外にもにこやかな顔で受け取ってくださいました。
 「いいわ、預かりましょう。女の子はブルマー、男の子は股上の短い
ショートパンツ。それが小学生の体形には最も可愛く見えるわ。お父様
もそうお思いだからこそ体操着だけは変えないできたの。でも、あなた
たちは私たちが命じるお仕置きをしっかり我慢してこれを勝ち取った。
大変な苦労をしてこれを手に入れたんですもの。大威張りでこれを穿い
ていいのよ。どうしたの?もういらないの?」
 「……はい」
 私は小さな声でつぶやきます。
 「そう、でも、これが穿きたくなったらいつでも言いなさい。出して
あげますよ」
 園長先生はそう言いながらロッカーへショートパンツをしまいます。
 園長先生の言葉は嬉しかったのですが、結局、あれが穿きたいという
子は卒業の日まで現れませんでした。
 亀山では表向き目上の人、大人の権威は絶対です。しかし、お仕置き
覚悟なら子供たちの我がままもけっこう通ります。大人たちは愛する子
供たちの夢を完全には砕きたくなかったのです。ただ、翻って子供たち
に「だったらお父様やママに嫌われてもやりたいのか」と問うと、それ
にイエスと答える子供はほとんどいませんでした。
 亀山はそんなバランスの上に成り立っていたのです。





駒田清美(主人公)
彩夏(さやか)ちゃんや春奈(はるな)ちゃん
谷口茜ちゃん
守山秀子ちゃん
/藤山慶介(お父様)

Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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