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11/30 僕が『お仕置き』と思うもの

11/30 僕が『お仕置き』と思うもの

 僕の小説に登場するお仕置きの要素は主に三つ。『お浣腸』と
『お尻叩き』と『お灸』というのが圧倒的に多い。

 ノーマルな人(?)はお尻叩き、つまりスパンキング以外に興味
を示さないものらしいけど、僕の場合はそれでは物足りないから、
お仕置きとして成立しそうなものは何でもありだ。

 枷に繋がれたり、蝋涙を垂らされたり、不味いご飯をスプーン
で無理やり口の中にねじ入れられるとか……お風呂で股間をゴシ
ゴシされる……なんてのも僕にとってはお仕置きの範疇なのだ。

 大事なことは、あくまで親や教師がその子を愛しているという
大前提でお話が展開していくことで、具体的に、どういう行為が
なされたかは、実はあまり問題ではないんだ。

 すると、『だったらSMと同じじゃないか』と短絡にいう人が
いるけど、その子を愛していれば当然しない行為というのはある
はずで、何でも同じにはならないんじゃないかな。

 だから、腹いせで行う『継子いじめ』というのは、親子の関係
ではあっても、僕に言わせれば立派なSMであってお仕置き小説
ではないんだよね。

 もちろん、真の親子であっても、親しい事からくるからかいや
淡い性の匂いをもった行為だって現実にはあるわけで、こっちは
僕の場合、虐待ではなくお仕置きの範疇なのだ。

 世の中綺麗事だけでは通らない。不条理な側面を持つお仕置き
だって、それが親子の潤滑剤になってることも少なくないからね。
そこは大人の分別がある限り虐待じゃないんだ。

 そういえば爺さん(僕のこと)が子供の頃は、そんなけしからん
親が沢山いたけど、それがまた親子の距離を逆に縮めていたよう
な気もするから、あながち悪いことばかりじゃなかったと思うよ。

 今はみんなが真面目過ぎて、親子の距離がかえって遠くなって
る気がする。爺さんには今の家族は裃つけてご飯を食べてるよう
に見えるもん。

 そりゃあ、赤信号を渡る時と同じで、全ては自己責任という事
にはなるんだけど、『お為ごかしの教育書』で縮こまってるより、
もっと自分の理性を信じてもっと大胆に子供と遊ぶ(色んな意味
でね)ことを考えるべきじゃないかなあ。

 子供はあっという間に成長するからね、可愛がってやれる時間
は思いのほか短いよ。

*)
 (はははは)最後は余計なことになっちゃった。ごめん、ごめん


11/23 ブリーフとトランクス

11/23 ブリーフとトランクス(お仕置きとは無関係です)

 僕の家は何から何まで母中心で回っていたから、そうなのかも
しれないが、僕の下着(パンツ)は初めからブリーフだった。

 こんなこと言うと、大半の人から「それがどうした」と言われ
そうだが、僕のような古株が子どもだった頃って、男の子の穿く
下着は大半がトランクスで、女の子のショーツみたいなブリーフ
を穿く子なんて最初はほとんどいなかったんだ。

 おかげで、小学校低学年の頃までは身体検査の日が嫌で嫌で
仕方がなかった。

 「どうして、僕だけこんな女の子のパンツみたいなのを穿かな
きゃいけないのさあ」
 僕はしきりにクレームを言ったが、家の絶対君主はガンとして
聞き入れてくれなかったのである。

 それが、小学校も34年生くらいになるとブリーフ派も増えて
きて、こちらとしては「やれやれ」なのだが…その顔ぶれを見て
ると面白いことがわかった。
 一般的に、『かかあ天下』と思われている家がブリーフ。『亭主
関白』の家はトランクス。と、はっきり色分けできたのである。

 ブリーフになった友だちの話では、うちの母親が他の親御さん
たちにブリーフをしきりに勧めて、それに賛同したお母さんたち
が切り替えたというんだけど、真意のほどはわからない。ただ、
ご主人の意向が強く反映する家では、今まで通り男の子の下着は
トランクスだったようだ。

 母曰く……
 「だって、トランクスみたいに、だぼだぼ、ゆるゆるじゃ、中
であれが、ぶらぶらしているのかって想像しちゃうでしょう。…
…卑猥な感じがして……」
 だって……

 よく言うよ。その時代はまだひとの物を散々玩具にしておいて、
卑猥も何もないもんだ……と、僕は思うんだけど……

 それはともかく、母の意見は一定の共感を得られた(?)ようで、
高学年になると、ほとんどの男の子がブリーフだった。

 それからしばらくはブリーフ全盛時代が続いたけど……今は、
ブリーフが好まれなくなったみたいで、古株世代にしてみると、
男の子のパンツ一つとっても隔世の感がありますね。

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11/10 変な特技

11/10 変な特技

 昨日の話の続きになるかもしれないけど…人間『念ずれば通ず』
ということなのか、お仕置き大好きな変態少年には、他の人には
まずないだろう特技があった。

 町を歩いていて、見知らぬ少年少女とすれ違った瞬間、『この
子は、今日、親からお仕置きを受けそうだ』という匂いを感じる
のである。

 それって、どこがどう……という説明を紙ではしにくいのだが、
感覚的に、『この子の親は厳しい』『この子は親を恐れている』
『今日、家に帰ったら、お仕置きされそうだ』という判断が瞬時
に頭をよぎるのだ。

 もちろん、たんに『泣いている』『暗い顔をして歩いている』
なんて単純なことで判断しているのでない。物思いに沈む顔が、
親との関わりの場合は独特なのが、経験則上わかるからで、だい
たい、そんな子の三人に一人は家までつけていくと、親の怒鳴り
声が聞こえたり、お仕置きされてあげる子供の悲鳴が外まで轟い
たりする。

 その確率はだいたい三分の一。
 デジタル世代の人たちからすると、『何だ、100%じゃない
じゃないか』って思うかもしれないけど、多くの場合、人は白か
黒かだけを判断材料にして行動している訳じゃないんだ。
 おじさんのようなアナログ世代は特にそうだ。

 こんな特技は自慢にならないけど、僕の三分の一は他の人では
絶対にマネのできない高確率だと思っている。

 そりもこれも、好きなればこそ。
 好きな人というのは、それが嫌いな人や興味のない人なら見逃
してしまうような些細な事までも逐一覚えている。そして、その
積み重なった膨大な資料をもとに自分なりの法則性をあみ出して
判断材料にしているんだ。

 ただ、こうしたものの多くは、科学的な検証がなされていない
から、その分野の教科書にも載っていないし、その人だって他人
に訊かれれば「勘ですよ」と答えるたぐいのものなのだ。しかし、
ここでいう勘は決して『いい加減』という意味ではないのである。

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11/9 興味の問題

11/9 興味の問題

 僕が昔のお仕置きの様子を語ると多くの人がこう言います。

 「嘘だあ、そんなに厳しくなかったよ」
 ってね。

 でも、僕は嘘はついてないつもりです。もちろん、差しさわり
があるので、ネットで検索したらわかってしまうような事実は、
一部脚色してありますけど、基本的な部分はすべて事実です。

 それでも多くの人が、『そんなに厳しくなかった』と思うのは、
もうその事実を忘れているからなんです。

 もちろん、親や教師に理不尽なお仕置きをされたり、普段やら
れないようなお仕置きをされたものについては、大人になっても
覚えているでしょうけど、自分に責任があって、かつ、日常的に
行われていたものについては、意外と記憶には残らないものなん
です。

 かつて、英語のできの悪かった僕は、クラスのなかでも英語が
できる生徒に尋ねたことがあるんです。
 「どうやったら、英語の成績ってよくなるかなあ」
 って……

 その彼曰く、
 「簡単さ、英語に興味を持つこと。僕なんて朝起きてから寝る
まで、目に飛び込んでくるものは、ほとんど、『これって英語で
どう表現したらいいだろう』ってそればかり考えてるもの。……
そのあたりは君だっておなじだろう。教科書に書いてあるとか、
試験に出るとかは関係なく、歴史のこと、政治経済のこと、僕の
知らないことを山ほど知ってるじゃないか。それって、専門書を
読んで覚えただけじゃなくて、テレビや雑誌や新聞の小さな情報
の寄せ集めが、君の力になってると思うよ。お互いが同じ場所に
いて、同じ物を見ていても、興味のあるなしで記憶に残すものが
違ってくるってことなんじゃないのかなあ」
 って……

 これって、目から鱗でした。
 お仕置きの問題もそういうことだと思うんですよ。
 僕は幼い時から他の子がお仕置きされるのに興味があったから、
その本人さえ忘れてしまったようなお仕置きを、大人になっても
覚えてるってことだと思うんです。

 (親がしっかり愛情をもってやったお仕置きって、意外なほど
子供の方は覚えていないものなんです)

 その膨大な情報を、今になってあちこちから引っ張り出しては
貼り付けていくもんだから、他の人たちからみると……
 『えっ!そんなにたくさん、お仕置きってされたかなあ』
 って、ことになるんだと思います。

 要は興味の問題ってことなんですよ。

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Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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