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12月22日

<12月22日>

 子どもって何のために造るんでしょうか?

 昔だったら『家の跡継ぎを創る』とか、今でも『自分の血筋を
後世に残したい』などというのがあるのかもしれません。

 でも、一番大きな理由は『可愛いから』『自分の意のままに
なって自分を慕ってくれそうだから』といったことなんじゃない
でしょうか?

 要するに親から見ると子どもには最初から『口をきくお人形』
としての役割が与えられているわけです。

 ところが、昨今では『子供の人権、人権』と叫んではこうした
大事な役割を子どもから取り除こうとする不逞の輩が少なく
ないことに驚きと嘆き、何より怒りを禁じえません。

 そもそも子どもというのは、たとえ億万長者の家に生まれ
ようとも『寄る辺なき身の上』。育ての親に貢ぐだけのものは
何一つとしてない存在のです。

 いくら快楽(SEX)の末にできたものだとしても自分たちに
何一つのメリットももたらさないこんな厄介者を、どうして面倒
みなきゃならないんですか?

 義務感や社会の慣習や法律なんていうのは、所詮、建前
です。
人間、極論すれば全員がエゴイスト。自分の立場が危うく
なれば、本音がでます。割を食うのは子供なんです。
虐待が横行する社会風潮がそれを何より証明しているじゃ
ないですか。

 感情に流されず冷静になって考えてみてください。

 お金と労力をつぎ込む以上、親はせめても可愛くあって
もらわなければならないんです。
 そしてそれは、子供ができる唯一の営業でもあるんです。

 何より、それを奪って不幸になるのは子供の方なんですよ。

 そりゃあ、子供をからかったり不条理なお仕置きを
仕掛ける事は、そのこと自体、違法であり人権侵害です。

 でも、赤信号を一度も渡ったことがないというのは、
そんなに自慢できることでしょうか?
 遊びもない家庭がそんなに幸せだとは思いません。

 そもそも親子という特殊な関係を他人との関係と
同尺度でみて、「けしからん」なんて言う方が、よほど
世間を知らないと思いますよ。

 『ギブアンドテイク』というビジネスの原則は基本的に
親子だって同じなんです。
 そして、その一歩を踏み込んだ先に、実は愛情って
あるんです。


*)Leeさんの絵
<Leeさん No.1>
<Leeさん No.2>


<<お知らせ>>
小説(というほど大そうなものじゃありませんけど)の執筆が忙しく
なったので、この日記(エッセイ)のコーナーはしばらく休止となり
ます。あしからずご了承くださいませ。m(__)m

12月21日

<12月21日>

 昔、回覧板にこの絵を飾ったら女の子達
から「これってSMじゃないですか!」と
言われてしまいました。

 「でも、これって女の子がお浣腸されて
る絵ではあっても、お仕置きとしてこうさ
れているとは限らないでしょう」って反論
したのですが、聞いてもらえませんでした。

 このように、そのお仕置きに愛があるか
どうかは極めて主観的なものですから親の
方は虐待をどのようにでも言い逃れできて
しまいます。

 これが、今日、お仕置きを虐待と同種の
ものとみる根拠となっているわけですが、しかしながらこれって本来
別のものなのです。

 医者が治療のためにメスで患者の身体を切り裂いた場合だって
その手術が必ずしも成功するとは限りません。「手術をしなければ、
もう少し長く生きられたのに」と悔やむことだってあるでしょう。
でも、だからといって強盗にナイフで切りつけられたのも結果に
おいて同じじゃないか、とは言わないはずです。

 お仕置きを虐待と同種のものとしてみる
昨今の風潮は思考回路があまりに幼稚過ぎ
てとても不愉快です。

 もちろん、だからと言って、何をしても
許されるというものではありませんが、親
や教師、人生の先輩たちがその強い意志を
示す一つの手段としてお仕置きという方法
があったとしても、その結果に顕著な効果
がなかったとしても、それを責めるべきで
はないと私は考えています。

 私のお仕置き小説はあくまで『親は子供
を愛している』という前提にたって語られていますから一般のSM
作品のように不条理を楽しむというのではないのです。


(*)
以下の絵は、ネットの性格上、一般に流布される可能性が
ありますから掲載は見送ります。

<本来は左上にあった絵>
9月9日にも一度同じ絵をこの日記に出したと思いますが、
加藤かほる先生の和物のイラストです。和室でお母さんと
おばあちゃんという設定でしょうか、二人の婦人から少女が
イチヂク灌腸を受けているところが描かれています。

<本来は右下にあった絵>
こちらも10月11日に一度この日記に出した絵です。
オムツ姿の少女が廊下で後ろ手に縛られ吊り上げられて
爪先立ちになっているところが描かれています。
SMと言えば、それも言えるかもしれませんが、私的には
お仕置きでも通る絵です。

12月20日

<12月20日>

 子供というのは何の知識もなく生まれてくるのですから、
まずは親を信頼して暮らす事になります。

 でも、親の方はというと、もう何十年と生きていますからね、
子どもをからかうなんてことは、本来簡単にできるわけです。
今の言葉で言えば『いじり』というんですか…。

 でも、今の親たちはこれを嫌がります。きっと、『子供の
人格を尊重しなければ』という思いが強いんでしょう。

 何とも紳士的でご立派な行いですれど……でも、私、
これもいけないことだと思っているんです。

 そりゃあ他人同士の関係ならそれはそうでしょうが、
親子というのは特殊な人間関係ですからね、そんな裃を
着て接するようでは伝わるものも伝わらない気がします。

 よくお仕置きの場面で親や教師がその事に能書きを言う
場面があります。『こういう罪を犯したからこういう罰を与える』
的なことです。

 それは一般社会の刑罰になぞらえて為政者側は自己を
正当化したいという思いがあるのでしょうが、私の経験則から
言ってそれは何の役にも立ちません。もちろん、その瞬間は
『ああ、そうだなあ』とは思います。でもそんなもの、ものの半日
と持ちませんから……。

 お仕置きの役割はそうではないんです。お仕置きは親子が
親子であることを確認する場なんです。猿の社会にはマウン
ティングと言って序列上位のものが下のものの背中に乗ると
いう習性があります。

 お仕置きはこれと同じで「俺はお前の親なんだぞう!」と
親や教師が自らの立場を誇示しているにすぎません。

 ただ、それだけの事。ただそれだけ。
 でも、それって大事な事なんです。

 子供は世間を知りませんんから、すぐに増長します。
それが怖いもの知らずで成功に繋がる事もありますが
虎の尾を踏んで大きな痛手を負う事も。

 そんな時、愛する虎が未熟者を甘噛みしてみせるのが
お仕置きなんですよ。

*)lupusのホームページ
 お仕置きドラマ(GEGfilmの作品)のDVDを販売するHPです。
過激なシーンもありますからご注意ください。
lupusのサイトへ

12月19日

<12月19日>

 私は親や教師にあまり迷惑をかけずに育ってしまいました。
おかげで周囲の子に比べれはお仕置きされた回数は少な
かったと思います。

 でも、それが幸せだったかというと、さて、どうでしょうか?

 お仕置きは虐待とは違います。お仕置きをする親や教師は
その子を愛していますから、ただその子を泣かせればいいと
考えているわけではないのです。

 悪い行いをやめて、よい行いをして欲しいと願っているわけです。

 もちろん、お仕置きでそれが即座に実現するわけではないのです
が、『親(教師)が怒っている』という現実は伝わるはずで、それで
十分なのです。あとは日頃の愛情がその子に考える時間を与えて
くれて、やがて自分なりの答えを導き出すことになります。それは
必ずしも、親のポリシーと一致しないかもしれませんが、それは
世代間の価値観のずれや親子でも育つ環境が違うのですから
仕方がありません。

 大事な事は子供の側がその問題をその後も心の中で検証し続け
る事。お仕置きという不愉快な刺激は、単に知識として善悪や
社会常識を学ぶより遥に多くの場面で子供の心にフィードバックを
もたらし、子供がそのつど考えることで自分なりの正義なり常識を
構築するのに役立つのです。

 優等生はその高い順応性ゆえに大人たちから往々にして仲間
意識で見られがちですが、人生経験の希薄な彼らに大人並みの
判断力や胆力はなく同世代が棲む森の中で道に迷う事も少なく
ないのです。

 そんな時、彼らが逃げ込みたがるのが親の絶対的な支配下に
あった頃の風景。泣いてもわめいても暴れても親の愛以外、
心と身体がどこにもぶつからない幼児の世界。
 その象徴こそがお仕置きなのです。


(*)
<左上にあった絵>
<Leeさんの絵>
<本来は右下にあった絵>
『うる星やつら』のラムちゃんとテンちゃんが抱き合ってるシーン
です。ネットで見つけた映像だと思ったのですが今回は見つかり
ませんでした。

12月18日

 <12月18日>

 一部の読者さんから、私の下手な小説が読みたいとの
リクエストがあがっております。思えばこの回覧板を読む
人たちの今や過半数の方々が私の小説を一度も目にした
ことがないわけで、ご要望はもっともかと思いますが、私は
すでに筆を折った身、今更古めかしい内容の作品を目に
しても得るものはないかと存じますのでご容赦ください。

 無論、過去に掲載した小説をコピーなどして収集されて
おられる方もおられる由、そうした方々から入手れるのは
何ら差し支えありませんので、ご理解のほどお願いいたし
ます。

 さて、上の絵はどこかのマンガの一コマ。理知的な匂い
のする顔の中に憂いを含んだ瞳が創作意欲をかき立てます。

 お仕置きというのは、言うまでもなく親や教師といった権力者が
未熟な者(子供)に力ずくで何かを訴えようとすることですから、
その相手方はたいてい劣等生の場合が多いのですが、中には
何一つ問題行動のない優等生が対象となる場合があります。

 ただそんな小説も、大半は、その優秀さ完璧さをねたんだ
劣等生たちが策を弄してその子を罪に落としいれるという
ストーリー展開なのですが、私の場合は、一見非の打ち所の
ない優等生に見えるその子があえて罪を犯してお仕置きを
望むというみょうちくりんな設定になっている場合が多いん
です。

 悪人の出てこない小説、愛がテーマの私の小説では
お仕置きを求められた先生や親もまたその子の心の
葛藤を知っています。

 ですから最初はなだめて解決しようとしますが最後は
厳しいお仕置きでその子に一時の愛と安らぎを与える
ことにするのです。

 『最も不自由な人間は何をやっても許される人。その点、
赤ん坊は最も自由だね』という格言を残して。

*)
<左上>
理知的で、それでいて憂いを含んだ瞳に心を動かされて
切り抜いてしまったマンガの少女です。
<右上>
アンガースタイン家の子供たち
9/19でしたか、以前にも一度登場させた幼子です。
素人の私が言うのも何ですが、ローレンスさんは有名な
画家さんではないかもしれませんが子供を描かせたら
上手ですよ。

Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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