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<第11話>

 残酷だね、それをお友だちに見られてるわけだろう(・O・;
 そうだよ。だから楽しいんじゃないか。(*^^)v
 もちろん自分がやられてる時は洒落にならないけど、お友だちがやら
れてるのを見るのは最高のショーだもん。みんなげらげら笑いながら見
てたよ。
 最初、そうした時は悲しい顔して見てなきゃいけないって言わなかっ
たけ…(・0・)

 ああ、それは教室での話だろう。お風呂場は無礼講だからOKなんだ。
 いくらお風呂場でも、もし粗相したらばっちくないかい?(O_O)
 大丈夫だよ。ドアのすぐ前は他とは分離した流し場になってるから…
ちなみに、終わったあともそこでモーさんしてお尻を洗ってもらうんだ。
 モーさん?(*_*)
 四つんばいになることをここではそう呼ぶんだ。
 ただ、この時は女の子たち全員14歳だったからな。モーさんは見れ
なかったんだ。(^_^)b
 あと、お灸もすえられたみたいだけど、ここではそんなに頻繁にお灸
のお仕置きってあるの?(・O・;

 頻繁かどうかは分からないけど、どんな子でも一学期に一回は何らか
の理由をつけてやらされるんだ。子供がまったく粗相なしに一学期を過
ごすなんてあり得ないからね。
 これだけはさすがに命じられるとその瞬間から茫然自失になっちゃう
ね。一回でもすえられた人はわかるだろうけど、その熱さたるや半端じ
ゃないもの。
 お灸のお仕置きはたいていおばば様の立会で行われるんだ。
おばば様?(*_*)そうそう前に聞いた。ここに捨て子する母親と赤ん坊の
仲介をする人だろう。(・O・;

 ピンポン!正解です。∈^0^∋
 おばば様はその時その母親に二十個のお灸をすえるんだけど、それと
同じ場所に子供もお灸をすえられて、18歳になった時会いに来た人が
本当の母親かどうかをその火傷の痕で確認することになるんだ。
 母親はその日のうちに二十個全部やってしまうけど、子供の方は時間
があるからね、悪さをした時を見計らって、少しずつすえていくんだ。
 じゃあ、18歳までにお灸をすえられるような悪さをしなかったら?
(・0・)

 だから、さっきいったろう。そんな子はいないって…(^_^)b大人たち
がいくら『私たちの天使ちゃん』なんておだてても、生身の人間(子供)
だもん、お仕置きのネタには事欠かないよ。
 それにここでのお仕置きは一種のゲームみたいなもので、よその人が
考え感じたりするほどには当人達は深刻に感じてないんだ。σ(^^)
 ただ、そうは言ってもお灸だけはやっぱり別格、洒落にならないほど
熱いからね、そう宣言された瞬間、みんな顔が真っ青になるんだ。(∩.∩)
 ねえ、さっき女の子たちは一時楽園を追放されて合宿してたって言っ
たよね。ヾ(℃゜)々

 そうなんだ、ここに色んな服を下ろしてるアパレルメーカーの女社長
がいてね、彼女が一週間女の子たちの面倒をみたらしい。
 その時はどんなお仕置きされたの?(・o・)
 ぼくも当事者じゃないのでよく知らないけど、聞いた話では、一日の
大半は写経や刺繍やレース編みなんかやらされてたみたいだね。
 なんだ、ぶったり叩いたりじゃないんだ(・o・)
 がっかりしたかい(^-^)
 ただ、一度レース編みしながら騒いでたらお馬に乗せられてお尻をぶ
たれたんだけど、これがとてつもなく痛くて、同じ鞭でもこんなに違う
のかって実感したって言ってたよ。
 この社長さん、今は引退してうちの養老院にいるよ。お金もちなんだ
からもっと設備の良い処に行けばいいのにって言ったら、「ここがふる里
なんだからそれは関係ない」って笑ってたよ。
 養老院って?亀山には養老院まであるの?(¨;)
 あるよ。僕のママも今じゃ養老院暮らしさ。子供たちがみんな「うち
においでよ」って誘ったんだけど、彼女の答えも同じ。
 「ここが私のふる里なんだからここでいいの。だいいち子供の悲鳴が
聞こえない場所じゃ寂しいもの(∩.∩)」
 なんだってさ。(^_^;)
 ちなみにそこのお婆さんたち、日和がよければいつも校庭のベンチに
雨が降れば教室を見下ろす中二階席に腰を下ろしていて子供たちが遊ぶ
姿や勉強している姿を観察しているよ。
 そこで子供たちの悪さを見つけると現役の先生を差し置いてさっそく
お仕置き。晒し台に括り付けると、下級生が通るたびに…
 「さあ、お嬢ちゃん、この鞭でお姉ちゃまをお尻をピチッとやって、
励ましてみましょうか」
 なんて誘うもんだから困ったものさ。とにかくお仕置き係だけは最後
まで現役なんだよ。(^◇^)
 だいたいわかったかい?亀山ってこんな処なんだ。(^_^)b
 もちろん、僕みたいにうだつの上がらないのもいるけど、出世した人
も沢山いて、その人達がみんな色んなことで亀山に奉仕してくれるんだ。
 さっきのアパレルメーカーの社長さんもそうだけど、建築屋さん本屋
さん、食品メーカーにお医者さん、みんながみんな成功した人は亀山の
ために恩返ししてくれるんだ。ここに居並ぶ建物だって、某ゼネコンの
社長さんが自費で建ててくれたんだから。
 それって、ここでやられたお仕置きが虐待だったと思っていたらやっ
てくれないことだと思うんだ。
 そんなわけで亀山は今や一大勢力。おかげで……
 「昔はやむにやまれず子供を預けに来たのに、最近は自分で育てられ
るくせに出世をもくろんで預けに来るんだから困ったもんだ」
 っておばば様が嘆いてたよ。(^ニ^)
 凄いところだね。ただただ驚きの連続だったよ。∈^0^∋
 また、何か思い出したら書くよ。じゃあそれまでヾ(^_^)BYE、BYE



天野茂氏
高橋先生(ママ)
健児(本人)
茜(5歳の妹)
章くん(僕のママ違いの兄弟)
谷村先生(担任の先生)
青山先生(助教師)
美津子ちゃん(お転婆な少女)
 

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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