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見沼教育ビレッジ(番外編1)~おまけ②~

*** 見沼教育ビレッジ(番外編1)~おまけ②~***
*)仮置き原稿

******<登場人物>**********

 新井真治/家の主人
 秋絵さん/お手伝いさん
 子供たち/高坂知美(中2)
      河合春花・森野美里(小4)
      真里菜ちゃんと明日香ちゃん(小1)
 園長先生/子供たちの小中学校の校長先生

***********************

 夕食が終わり、つかの間の歓談。やがて……
 「では、ご主人。ご見学のほどよろしくお願いします」
 園長先生の言葉で食堂の全員が仏間となっている和室へと移動
することになった。

 春花ちゃんと美里ちゃんへのお仕置きは、ここへ来ていきなり
告げられたわけではない。子どもたち全員が学校を出る時すでに
どんなお仕置きになるかを告げられていたのである。

 つまり、真里菜ちゃんや明日香ちゃんのような幼い子はべつに
して、この家を訪ねたときには心の準備はできていたのだ。
 ただ、それにしても取り乱さない子どもたちの姿に、真治氏は
好感がもてた。昔の良家の子女はたとえ親からお仕置きされる時
でも気品を失わないように躾られている。そんな古きよき伝統が
こんな孤児院で守られていることが嬉しかったのだ。
 そこで、彼、こんな事を提案したのである。

 「どうでしょう、私が艾のいくつかに火をつけるというは……
もちろん、お仕置きに差し障りがなければ、ですが……」

 すると、先生も……
 「まあ、やっていただけるんですか。それは何よりですわ」
 と応じたのである。


 大人たちが襖を開くと、六畳の仏間にはすでに薄手のお布団が
敷かれ腰枕が二つ置いてある。そこにお線香や艾はもちろんだが、
万が一、粗相した時のためにバスタオルやパンツの着替えまで、
秋絵さんによって抜かりなく用意されていた。

 「恐れ入ります、こんなに丁寧にご準備くださって……」
 感激した園長先生が秋絵さんにお礼を言うと……

 「何でもありませんわ。うちのお嬢様も、こうしたことござい
ますから」
 という答えが……

 実際、ここの娘である美香や香織もこの薄い布団の上で必死の
形相になったことが1度や2度でなかった。

 「さあ、お二人さん。ここで裸になりなさい。残していいのは
靴下だけ。あとは全部脱いで頂戴」

 「…………」
 「…………」
 園長先生の命令にすでに正座していた二人は互いの顔を見合せ
ますが……気まずい雰囲気……

 「…………」
 「…………」
 続いて、締め切られた襖や同じように部屋の隅で正座している
真里菜ちゃんや明日香ちゃん、それに知美おねえちゃんを見ます。

 「…………」
 「…………」
 でも、もう部屋のどこを探しても『やらないですむという方法』
というのは見つかりませんでした。

 「さあ、やってしまいましょう。いくらお部屋を眺めていても
お仕置きは終わりませんよ……先程はおじさまのご好意であなた
たちは恥をかかずにすんだかもしれませんけど、私の方は大恥を
かいたの。今度はそうはいきませんよ」

 同じように正座をしていても園長先生は背筋を伸ばし凛とした
姿で上から幼い二人を睨みます。
 こうまでされては仕方がありませんでした。

 春花ちゃんが、最初に自分のブラウスに手をかけて脱ぎ始め、
美里ちゃんがあとに続きます。

 「まったく、二人とも手間がかかりますね。新井のおじさまが
ここまでご用意くださったの。今度、私に恥をかかせたら、学校
に戻ってからもう一度お仕置きのやり直しですから。……覚えて
おきなさい。……いいですね」

 園長先生は服を脱ぎ始めた二人を前にして更なるお説教です。
 対する二人はというと……

 「はい、ごめんなさい」
 「ごめんなさい」
 蚊のなくような声を出すのがやっとでした。


 二人は服を脱ぐためにいったん立ち上がりますが、靴下を除き
素っ裸になると再び正座に戻ります。
 ただ、その様子はとても落ち着かないものでした。

 両手で胸を覆い、お臍の下の割れ目を何とか隠そうとして、前
かがみになってもじもじと太股を締め続けます。
 夏のことですから裸になっても寒いということはありませんが、
とてもじっとしていられない様子だったのです。

 もちろん、胸など膨らんでいませんし、陰毛だってありません。
大人の兆候なんてまだ何もありませんが、そこは女の子でした。

 そんな二人に園長先生はご挨拶を命じます。

 「それでは、まず、こんなにも立派なお仕置きの場を用意して
下さった新井のおじさまにお礼をいいましょう。…………ほら、
ちゃんと背筋を伸ばして……『新井のおじさま、お仕置き、あり
がとうございます』」

 先生がお手本をみせて、頭をさげますと、小学生は真似しない
わけにはいきませんでした。

 「新井のおじさま、お仕置き、ありがとうございます」
 「新井のおじさま、お仕置き、ありがとうございます」

 二人は靴下以外は素っ裸。でも真治氏に向かって両手を着くと、
園長先生を真似てしっかりご挨拶します。

 庶民感覚では自分をお仕置きする親に『ありがとうございます』
なんて変ですが、これもお嬢様仕様。お嬢様の世界でならこれも
常識でした。

 「さあ、それでは、まず最初はお尻のお山からよ。お布団の上
に、うつ伏せになって……」

 ご挨拶がすむと、園長先生の指示で、二人はうつ伏せに……
 すると、今度はそれまでとは打って変わって素早く動きます。
 もうこうなったら、早くやって早く終わらすしかありませんで
した。
 
 「何だ、やればできるじゃないの」
 園長先生はそう言って艾を丸め始めます。
 その手先、手馴れたものでした。

 綺麗な円錐形になって艾が七つ八つあっという間にお盆の上に
並べられ、まず最初の二つが二人の左のお尻の山へ乗ります。

 「……!……」
 「……!……」
 据えられた経験のある二人、もうそれだけで背筋に電気が走り
ました。

 「あなたたちの悪戯には、私もほとほと手を焼いてきたけど、
今日はいい機会ですからね、新井のおじさまに据えて頂きます。
私なんかと違って、それはそれは熱いですからね。噛み枕を口の
中に入れて、それをしっかり噛み締めて熱さに耐えるんですよ。
わかりましたか?」

 「…………」
 「…………」
 二人の少女は明らかに動揺していました。

 『先生の普段やっているお灸より熱いって……どのくらい大変
なんだろう』
 取り乱した様子は見せなくても心配で心がパニックに……。
 当然ご返事も遅れてしまうのです。

 「どうしました?ご返事は?」

 園長先生に少し強い調子で命じられて二人は我に返ったみたい
でした。

 「はい、先生」
 「はい、先生」

 真治氏の仕事は艾に火を移すだけのことですから、誰がやって
も結果は同じ。彼がやったからって特別熱いなんてことはありま
せんが、信頼している園長先生の言葉ですから幼い二人は素直に
信じます。
 嘘も方便。お仕置きとしては好都合でした。

 やがて、真治氏が火のついたお線香を持ってまずは春花ちゃん
のお尻へと近づきます。
 艾の乗った付近を少し摘み上げてお線香の火を艾へと移すと、
それはあっという間に下へと降りていきました。

 「い~~~~ひ~~~~だめえ~~取って、取って、取って、
いやあ~~~ん」
 両足を必死にバタつかせ、噛み枕を吐き出して、腰を振ります。

 でも、春花ちゃん、学校や寮ではこうではありませんでした。
 幼稚園時代からお転婆娘だった彼女はお灸の経験だって一回や
二回じゃありません。ですが、逆にその事で熱さに慣れてしまい、
最近では、『鞭のお仕置きなんかよりこっちの方が楽よ』なんて
涼しい顔で友だちに吹聴していたくらいでした。

 もちろん艾を大きくすれば一時的に効果は上がるでしょうが、
そのぶん痕も大きく残ります。ですから園長先生はそのことには
否定的だったのです。

 それが今回……
 大人の男性からいきなりお尻の肉を摘まれたショックと熱い火
の玉の痛み、おまけに園長先生から『特別熱い』なんて脅されて
いましたから、熱がる姿もそりゃあ尋常じゃありませんでした。

 園長先生としては大成功というわけです。
 園長先生は穏やかな笑顔を見せて真治氏に会釈します。それは
協力してくれたことへの無言のお礼でした。

 さて、次は美里ちゃんです。

 美里ちゃんは、春花ちゃんのお友だちでしたが、春花ちゃんに
比べればおとなしい子でした。
 ですから普段から威勢のいい事ばかり言っている春花ちゃんの
狼狽ぶりを間近に見てショックを受けます。

 お尻から太股にかけて鳥肌がたち全身が小刻みに震えています。

 『どうしよう』『どうしよう』
 お灸を据えられる前からうろたえているのがよく分かりました。

 もうこれなら、十分にお仕置きの効果ありです。あえてお灸を
据えなくてもよくいらいですが、園長先生は、それでも真治氏に
艾への点火を依頼します。
 それは、美里ちゃんだけ許してしまうと春花ちゃんがひがんで
女の子の友情にひびが入りかねないからでした。

 ただ……

 「ひ~~~~~~~」
 美里ちゃんは、お手玉のような噛み枕を吐き出すこともなく、
必死に熱さに耐えて頑張ります。

 いえ、そうやって美里ちゃんが頑張れたのは、園長先生が春花
ちゃんの時よりほんの一瞬早く、艾をその親指でもみ消したから
でした。

 『この子は反省できた。お仕置きは終わり』というわけです。

 ただ、この一箇所だけでお灸のお仕置きが全て終了というわけ
ではありませんでした。

 今度は、右のお尻のお山に据えられます。

 「い~~~~ひ~~~~だめえ~~取って、取って、取って、
いやあ~~~ん」
 春花ちゃんは再び悲鳴を上げます。
 二つ目のお灸もそれで慣れるということはありませんでした。

 「う~~~~~~ひ~~~~~~~」
 美里ちゃんもそれは同じです。

 さらに……

 「さあ、今度はここ。いつもあなたたちが熱い熱いって泣いて
るお尻のお骨にいきますからね。今まで以上に頑張らないと……
お漏らしすることになるわよ」

 園長先生はそう言って二人の尾てい骨を人差し指でグリグリ、
加えて割れ目の中にまで手を入れてオシッコの出口をグリグリ、
真治氏すら赤面するようなことを、同性の強みでさらりとやって
のけます。

 たしかに、尾てい骨へのお灸は熱いみたいで……過去、幾度も
お漏らしする子がいました。

 「いやあ~~~ごめんなさい!もうしません、しません」
 「だめえ~~~あつい、いや、いや、いや、お願いやだあ」

 二人とも噛み枕を吐き出して布団をバタ足で蹴り続けます。
 こんなことはお尻のお山に据えられていた時はなかったことで
した。


 と、ここまでは真治氏もある程度予測していた。
 というのも自分の娘たちにも同じようなことをしていたからだ。

 今の娘は、自分のお尻を見ず知らずの人に見せることに抵抗が
ないみたいだが、当時は、そんなこと、親が心配する必要がない
ほどありえなかった。
 だから、逆に、ここに小さな火傷の痕があったとしても、親は
さして心配しなかったのである。

 しかし、園長先生は二人をいったん正座させると、二人にさら
なるお仕置きを命じる。

 「少し落ち着いたら、前にも据えていただきましょう。まずは
春花ちゃんから……今度は仰向けになって寝なさい」

 真治氏は、何気に言い放った園長先生の言葉に驚いた。
 『えっ!?この子たちはそこもやるのか!』

 女の子の前とは、おそらくお臍の下、ビーナス丘あたりを指す
のだろうが、そこは子宮のある場所でもある……そこへの施灸は
さすがに女の子には可哀想だと感じられたのだ。

 ただ、覚悟を決めてお布団の上に寝そべっている春花ちゃんの
その場所にはすでにしっかりとした灸痕が刻まれている。すでに、
何度か経験があるようだった。
 となると、いったん引き受けたからには『これは嫌です』とは
言いにくかった。そこで……

 「先生、実は私、あの場所への施灸は経験がないのです」
 園長先生の耳元まで行って囁く。

 「大丈夫ですわ。艾はこちらで用意して乗せますのでご主人は
お線香の火を艾に移してくださればよろしいかと思います。後は
こちらで処理いたします。大事なことは、この子たちに男性から
お灸を据えられる恥ずかしさを体験させることですから……熱さ
じゃありませんのよ」

 先生もまた、子供たちにさえ聞こえないような小声でこう囁く。
 真治氏、やらないわけにはいかなかったのである。

 今までとやり方は同じ。園長先生がご自分で整形した艾を施灸
の場所へと乗せていく。
 ただ、今度はお尻と違い、艾が乗せられところ火をつけられる
ところを子供たちは目の当たりにするわけで、それだけでも十分
に辛い罰だった。

 「さあ、しっかり踏ん張りなさい」

 今度は園長先生ご自身で春花ちゃんのビーナス丘のその場所を
摘み上げる。

 「お願いします」

 真治氏は園長先生の言葉を受けて、その盛り上がった丘の天辺
へお線香の赤い頭を近づけた。

 「……あっ、熱い……いや、いや、だめ~だめ~」
 顔を歪ませ、眉間に皺を寄せて必死に耐える春花ちゃん。
 彼女が激しく泣き叫ばなかったのは、むしろこうした事に慣れ
ているからだろう。

 「はい、先生、ここにもう一つ」
 園長先生は、そのたびに真治氏を呼んで火をつけさせ、終れば
またすぐ隣りに次の艾を乗せていく。

 お尻の艾に比べればこちらの艾は小さいが、春花ちゃんのそれ
だって狭いお庭なわけで、そんな処に、春花ちゃんは結局六個も
お灸を据えられるはめになったのだからたまったものではない。
 抓られた赤みとお灸の熱による赤みで最後は全体が真っ赤々に
なっていた。

 「春花ちゃん、お臍の下がカイロを乗せたみたいに今でも暖か
いでしょう」
 園長先生は春花ちゃんが頷くのを確認すると…
 「しばらくはそうやってじっとして反省してななさい。絶対に
触っちゃだめよ。綺麗に治らなくなりますからね。わかった」

 先生は、再度春花ちゃんが頷くのを確認して今度は美里ちゃん
に取り掛かる。

 こちらは春花ちゃんの様子を見ていて怖気づいたのか、すでに
最初からべそをかいていた。

 すると、園長先生、タオルで美里ちゃんの涙を拭きながらも、
それを叱るのだ。
 「何ですか、こんなに大きな子が、お灸のお仕置きくらいで、
めそめそしたりして……そんな顔しないの。……お仕置きをして
いただく新井のおじさまに失礼よ。ほら、もっとシャキッとしな
さい。……先生がいつも言ってるでしょう。あなただって下級生
から見ればお姉さんなの。……泣けば許されるという歳ではあり
ませんよ」
 園長先生は、気の弱い美里ちゃんにあえて冷たく言い放つのだ
った。

 一方、真治氏はというと……
 その頃この座敷の隅で正座して妹たちのお仕置きの様子を見学
させられている高坂知美の姿を見ていた。

 『彼女もきっとこんなお仕置きを受けて育ってきたんだろう。
身じろぎ一つしないというのは驚くに値しないということなんだ
ろうなあ。……今の彼女はどんなお仕置きをされてるんだろう?
……今は、もっと厳しいこと、されてるんだろうなあ』

 そう考えると、彼女がお仕置きされている様子が目に浮かぶ。
 その妄想はもうお仕置きの域を超えてSMだったのである。

 とはいえ、真治氏にそんな趣味があるわけではない。彼にして
みたら春花ちゃんだけでも十分に後ろめたい気持でいたのだ。
 ただ今までの行きがかり上、美里ちゃんに対してもやってあげ
なければいけないと思っていたのである。


 園長先生と真治氏のコンビで再びお灸の折檻が始まります。

 「いやいやいやいや、だめ、熱い熱い熱い…………あああ~ん、
またまたまた、ごめんなさいごめんなさい、いやいやいや、もう
しませんから~~~…………いゃあ~~死んじゃう死んじゃう」

 美里ちゃんはビーナスの丘が真っ赤に染まるまで悲鳴や泣き言
を言い続けます。でも、それは春花ちゃんに比べればまだ小さな
声でした。

 つまり、大人たちに向かって許し請うために叫んでいたのでは
なく、自分を励ますために叫んでいたのです。
 幼い彼女でも今さら泣き言を言って園長先生が許してくれない
ことぐらいは分かります。
 でも、何か言ってないと耐えられなかったのでした。

 いずれにしろ、真治氏はほっと胸をなでおろします。
 『やっと終わった』
 そう思ったに違いありません。

 ところが、ところが……

 「さあ、では最後に、お股の中にも一つすえますかね。二人共
いつもの姿勢をとって頂戴」

 園長先生に命じられて、二人は反射的に両足を上げようとしま
したが……どちらからともなく途中でやめてしまいます。

 「さあ、どうしたの?いつもの姿勢って忘れちゃったかしら」

 園長先生は、再度促しますが、今度は足を上げようとしません。
それどころか、今据えられたビーナスの丘まで両手で覆ってしま
ったのでした。

 原因はただ一つ。二人は途中でこの部屋に真治氏がいることを
思い出したのでした。
 いつものように園長先生やシスターだけなら問題はありません
でした。だって、そこには女性しかいませんから。どんな大胆な
ポーズにもなれたのです。

 「あら、急に恥ずかしくなっちゃった?……困ったわねえ……
いいこと、あなたたち。……ここへあなたたちを連れて来たのは、
あなたたちに恥ずかしいお仕置きを受けてもらおうと思ったから
なの。教会には普段男性がいらっしゃないでしょう。お仕置きで
あなたたちを裸にしても、おしゃべりしたり、走り回ったり……
女の子がそれじゃいけないから、ここに連れて来たの。……でも、
そんなに恥ずかしいなら、こちらもやり甲斐があるというものだ
わ。……さあ、さっさと足を上げてごらんなさい」

 園長先生は再度命じます。
 もとより、子供たちがこれに従わないはずがありませんでした。

 恥ずかしさいっぱいの姿勢。
 よくお母さんが赤ちゃんのオムツを換える時にさせるあの姿勢
です。

 幼い二人にとってもそれが恥ずかしくないはずがありませんで
した。

 さすがに心配になった真治氏が尋ねます。
 「今度はどこにお据えになるんですか?」

 「どこって、会陰の真ん中ですよ」

 あまりにあっけらかんと言われて真治氏は思わずのけぞります。
 「…………」

 無言のままでいる真治氏に代わって園長先生が説明します。
 「男の子だって、オチンチンに据えたりするでしょう。あれと
同じことですわ」

 「熱くないんですか?」

 「もちろんお灸ですから熱いですけど、特別熱いわけではない
んです。そのあたりも男性と同じですわ。あくまで皮膚の上から
据えるわけで、粘膜にはさわりませんから………何より、そこは
据えた痕が人目につかないでしょう。そういった意味でも好都合
ですの」

 「なるほど……」
 真治氏は園長先生との会話を成立させる為に相槌をうちますが、
本当は目がくらみそうでした。

 そんな、真治氏の様子がわかったからでしょうか、園長先生は
こうも付け加えるのでした。
 「女性は、お仕置きをするのもされるのも恐らくは男性よりも
好きなんです」

 「えっ!?」

 「どうしてだか分かります?」

 「………いえ」

 「苦痛も愛の一部だと感じられるから………だって、女性には
自分の身体以外に愛を感じる場所がありませんもの。愛する人の
行いは撫でられてもぶたれても同じことなんです。それはこんな
幼い子でもやはり同じなんですよ。大事なことはその人を愛して
いるか否かだけ。私の場合もこの子たちが私を慕ってくれるから
お仕置きとしての愛が成り立つんです」
 園長先生は意味深なことを言って笑うのでした。


 園長先生はこのあと、秋絵さんに手伝わせ、二人にお股を開か
せてそこにお灸を据えましたが、真治氏もさすがにこれだけには
参加しませんでした。
 理屈はありません。強いてあげれば紳士のたしなみということ
でしょうか。

 でも、真治氏は二人がお股の中を焼かれるのを見ながらこうも
思うのです。

 『もし、これが美香や香織だったら、私だってやったかも……
……お仕置きは愛か……かもしれんな』
 と……

*** 見沼教育ビレッジ(番外編1)~おまけ②~***

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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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