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<実録>お仕置きとしてのお灸 ~ケース1~

      <実録>お仕置きとしてのお灸

 <ケース1>

 被害者は中一の女の子(今はもう70歳くらいになっているはず)
 僕はその子の弟と外で遊んでいたが、何らかの事情でその子の家で
遊ぶことになった。
 つまり、その子にとっては『ただいま』というわけだ。
 ところが、家に上がり込むなり、どうもそこにはただならぬ気配が。
 ぶっちゃけ、その子のお姉さんが正座させられていて、どうやら
お母さんから叱られている様子。
 僕はお姉さんのしょげかえった様子から直感的に『これはお仕置き
の前だな』と思った。(終わったあとなら、もっと疲れた顔になって
いるからだ)
 こういう場合、世間の親たちの常識的な判断は、『あなたたち、
もう一度、お外で遊んでらっしゃい』となるのが普通だった。
 だって、いくら幼いといっても僕たち男の子だからだ。
 ところだが、その時は違っていた。
 「いらっしゃい」という声とともにそのままお母さんがその子の手
を引き、隣の部屋へと移っていったのだ。
 ここで襖を閉めてしまえば、僕にとっても事はそんなに大きな事件
とはならないはずだった。何度も言っているが当時の親の常識では、
お灸は残虐非道な折檻ではなく、あくまで子どものためを思ってやる
お仕置きなのだから別に隠れてやっていたわけではない。胸を張って
やっているのだ。
 だから、女の子だってそこは必ずしも例外とはならないわけで……。
 人目をはばかりつつも灸痕の目立たない場所を選んでやっていた。
 だから、お母さんが移った隣の部屋でお仕置きとしてのお灸がすえ
られていたとしても、それは事件ではない。
 ただ、問題は、僕たちが遊ぶ部屋から退去した後、故意か偶然か、
二つの部屋を仕切る襖がいくらか開いているということだった。
 結果、僕たちが遊んでいる部屋からも隣の部屋の様子が垣間見える
わけで……たぶん、わざとそうしたんだと思う。
 つまり、お母さんの思いは公開処刑。
 ちなみに、小三当時の僕には性欲というものがまだなく、お姉さん
の白い背中にお灸が二列で据えられていくのを見ていても、それは、
たんに『かわいそう』と思うだけだった。
 だから、この時唯一鮮明に覚えているのは、お姉さんが当初ピンク
のブラをしていたことぐらいだろうか。
 ただ、このピンクのブラこそがこの日のお仕置きの原因だったのだ。
……その事実は後で知ることになる。
 今の子たちにすれば『女子がブラをして当たり前じゃん』と思うん
だろうけど、僕が子供だった頃(だから半世紀以上前のことだけど)
僕の田舎では誰もが当然にブラを身につけられるわけではなかった。
 発育状態が今より遅いということもあるとは思うけど、乳バンドを
許されるのは体育の授業の時だけ。それも許可がいるから実際に使用
しているのは胸の発育がいいごく少数の子だけ。
 胸の揺れを抑える純粋な実用品だったのだ。
 しかしそこは背伸びしたいお年頃。自分を美しく見せることに余念
のない女子たちにはそれが大人への扉に見えたのかもしれない。
 ある日、誰かがその掟を破って自分の胸には分不相応なブラをして
登校すると、その後わずか数日で我も我もとそれに続くようになり、
学校中の女子トイレは極狭個室のファッション会場になってしまった。
 ジュニアブラなんて結構なものがまだなかった時代。多くの子が、
その時身につけていたのは母か姉さんのサイズ。そりゃ目立ちます。
ちなみに、うちの田舎では、なし崩し的に中3ぐらいになるとそれは
OKなんですが中1ではまだ早いというのが先生たちの判断でした。
 結果、授業中も服を着ていてもわかる巨乳の子が続出するわけで…
………ついに事件が発覚。
 お母さんも、学校からの連絡帳で自分のブラが娘に無断借用されて
いたことを知ることになります。
 どうやらこの時のお母さんの怒りはこの無断借用ブラジャー事件が
きっかけだったみたいです。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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