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8/19 子供は早く寝ましょう

8/19 子供は早く寝ましょう

 私の母はとてもずぼらな人もっと言えばだらしのない人だった。
家事はやらない。服は脱ぎ散らかす。お風呂からあがってパンツ
一丁で畳の上に大の字なんてこともよくあった。

 もちろん、大の字になった母を見たことはなかっただろうが、
よく近所の人たちが母のことを『娘さんみたいな人ね』と噂して
いたのは覚えている。

 私は子供で世間を知らないから『お母さんは若く見えるんだ』
ぐらいに思っていたが、事実は、『まるで娘気分がぬけてなくて
主婦としては失格』ということだった。

 そんな人だったから、私にも『規則を守れ』とか『時間を守れ』
みたいなことは一切言わなかった。

 僕らの小学校では、日課表を書いて学校に事前に提出するのが
お約束で、その通りにできたかを保護者がチェックすることにも
なっていたのだが……
 我が家では、この日課表通りに私が一日を過ごした事は一度も
なく、また『出来なかったよ』という報告をしたことも、一度も
なかった。

 どういうことかというと、来る日も来るも、母が『すべて予定
通りに生活してました』って処に○をつけてくれたからだ。

 そう、親子で不正行為をしていたのだ。

 私の家の商売は夕方から忙しくなる。一段落するのは夜の九時
を回ってからだ。
 当然、母が私の勉強を見始めるのもその頃からで、日課表通り
では勉強時間はなくなってしまう。9時に就寝など、我が家では
はじめからできるはずがなかったのである。

 そこで、ほかの子が勉強している9時までの時間が空いていて
無駄だから、習い事でもやらせようということになり……
 ピアノ教室、絵画教室、書道教室、水泳教室、つづり方教室に
少年少女合唱隊に参加してたこともあった。とにかく街で看板を
見つけると、衝動的にそこに入って行って手続きを取っちゃう人
だから、子供の意向なんて初めから眼中にない。
 こちらもいきなり押し付けられてやる気なんてないから、もの
になったものなんて何一つなかった。

 というわけで、私の勉強時間はいつも午後の9時から。
 11時に終われば早いほうで、12時、1時も珍しくなく……
テスト前日は仮眠をとって徹夜なんてこともあった。
 当時発売されたばかりのリポビタンDを玄関先でぐいっとやっ
て出陣したのを今でも昨日のことのように覚えている。

 これ中学生の話じゃないよ。我が家では、小学二年生の時から
これなんだから、当時の学校関係者が事実を知ったらきっと驚く
んじゃないかな。(「やっぱり」なんて言われたりして……)

 とにかく、うちの母親は他人の気持を思いやることのできない
典型的な自己チューだったからその意味でも『娘』だったのかも
しれない。
 だから彼女と私とは『母と子』というより『姉と弟』のような
関係だったような気がするんだ。

 え~~と、今日は何が言いたかったんだっけ……

 あっ、そうそう、子供はもっと早くに寝かしつけましょう。
 今の親は自分の都合で夜遅くまで子供をひっぱり過ぎます。
 幼い子が御前様だなんて、おじさんには異常に映りますよ。
 自分の家を例に出しておいてこんなこと言うのも変ですけど、
我が家は悪い例です。そんな事してもいい事なんてありません。
 成長途中の子供が、その体内時計を狂わされることに、もっと
配慮してやるべきです。

 (酒飲んで分からなくなっちゃった。ゴメンナサイ)

8/14 スミレ聖母孤児院

8/14

 「変わり者」さんがZ-ZBOADに08/06/26に投稿
した『スミレ聖母孤児院』という作品を読んだ。

 5歳の少女がアニメのスパンキングシーンに感じてセルフスパ
をやるお話だが、とてもほのぼのとしていて、それでいて親代わ
りの女性の厳しい対応が印象に残った。

 私もこの世界に目覚めたのは物心ついて間のない頃。おまけに
事はセルフスパぐらいじゃ収まらなくなって親を震撼させたのを
覚えている。

 そう、私の場合は幼稚園児にしてすでにオナニストだったのだ。

 ただ、この時の親の対応はだいぶ違っていた。
 最初は口頭で注意したり、拘束衣のようなオムツをつけたりも
していたが、いっこうに治らない。

 まだ射精しているわけではないからそもそも証拠などないが、
幼い日のことで、親が問い詰めれば本当の事を言ってしまうのだ。
つまり嘘をついて逃げる技術がまだなかった。
 おかげて彼女の心労はかさむばかりだったのである。

 そこで彼女、どうしたかというと……
 それまで一人で寝かしつけていた勉強部屋のベッドから自分の
部屋の布団の中へ僕を引き入れた。
 つまり、毎晩、僕を抱きしめて寝ることにしたのである。

 さすがに親に抱かれてオナニーなんてできないから、たしかに
これは効果があった。
 あるにはあったが、それはあくまで一緒に寝た時だけ。

 また、独りで寝かすと始めてしまうから、結局、その後も一緒
に寝るしかない。そんないたちごっこが、結局、小学校卒業まで
続くことになる。

 そして、こうして抱かれているうちに、今度は母親の方がこの
甘えん坊を布団の外に出したくなくなったみたいで……
 この超マザコン男は大学生の時、友達が見ているのも気づかず、
母親から出してもらったパンツをいつものようにその場で着替え
て、目撃されてしまうという大失態を犯してしまうのである。

 

Appendix

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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