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9月30日付
<9月30日>
僕は幼い頃ピアノを習っていた。習
ってはいたがいっこうに上達はしな
かった。ピアノというのは、先生の
元でレッスンを受ける時間があれば
よいのではない。家でも毎日1~2
時間は練習しなければついていけな
いのだ。
他に五つも六つも習い事を抱えてい
る僕にはその練習時間がとれない。
…ん?( ・◇・)?…いや、テレビ
を見る時間を削ればそれは可能だっ
たがそんな気はさらさらなかった。
σ(⌒▽⌒;)やたら多い習い事だが望んで始めたものは一つとしてなく、
すべては母の押し付け。ピアノもご同様で少年は教室の劣等生だった
のである。そういえば教室に尋ねてきたお友人に
先生が、「大丈夫よ、そんなに大変でもないわ。
要はお月謝分、頭を撫でておけばいいだけなん
だから」という声を耳にした事がある。私など
はまさにその口だったのだろう。
ところで、世の中はそんな劣等生ばかりではな
い。才能豊かな子、努力する子も沢山いるのだ。
そんな子には先生もレッスンが厳しい。次第に
呼吸が荒くなり、語勢も強く、時には罵声だっ
て飛ぶ。僕はそんな子供たちを「可哀想に」と
思いながら控え室で『リボン』や『少フレ』を
読んでいた。(ピアノ教室は女の子主体だから、
少女マンガしか置いてないのだ(;^_^A)
ところが、発表会が迫ったある日、事件は起こる。ある子が「昨夜林檎
を剥いてて指を切ったから今回の発表会には参加できません」と満面
の笑みで申し出たのである。すると、一拍おいて…その笑顔に平手打
ちが一発!…先生のお仕置き。これが私たちの言うお仕置きなのだ。
無論、お月謝分頭を撫でてもらっている少年には関係ない話ではある
のだが。
*)
<左上>
ピアノを弾いている女性のイラスト
<右下>
西洋の女の子(7、8歳ぐらいでしょうか)たちがバレイの練習用の
タイツ姿でおしゃべりを楽しんでいるといった写真です。
僕は幼い頃ピアノを習っていた。習
ってはいたがいっこうに上達はしな
かった。ピアノというのは、先生の
元でレッスンを受ける時間があれば
よいのではない。家でも毎日1~2
時間は練習しなければついていけな
いのだ。
他に五つも六つも習い事を抱えてい
る僕にはその練習時間がとれない。
…ん?( ・◇・)?…いや、テレビ
を見る時間を削ればそれは可能だっ
たがそんな気はさらさらなかった。
σ(⌒▽⌒;)やたら多い習い事だが望んで始めたものは一つとしてなく、
すべては母の押し付け。ピアノもご同様で少年は教室の劣等生だった
のである。そういえば教室に尋ねてきたお友人に
先生が、「大丈夫よ、そんなに大変でもないわ。
要はお月謝分、頭を撫でておけばいいだけなん
だから」という声を耳にした事がある。私など
はまさにその口だったのだろう。
ところで、世の中はそんな劣等生ばかりではな
い。才能豊かな子、努力する子も沢山いるのだ。
そんな子には先生もレッスンが厳しい。次第に
呼吸が荒くなり、語勢も強く、時には罵声だっ
て飛ぶ。僕はそんな子供たちを「可哀想に」と
思いながら控え室で『リボン』や『少フレ』を
読んでいた。(ピアノ教室は女の子主体だから、
少女マンガしか置いてないのだ(;^_^A)
ところが、発表会が迫ったある日、事件は起こる。ある子が「昨夜林檎
を剥いてて指を切ったから今回の発表会には参加できません」と満面
の笑みで申し出たのである。すると、一拍おいて…その笑顔に平手打
ちが一発!…先生のお仕置き。これが私たちの言うお仕置きなのだ。
無論、お月謝分頭を撫でてもらっている少年には関係ない話ではある
のだが。
*)
<左上>
ピアノを弾いている女性のイラスト
<右下>
西洋の女の子(7、8歳ぐらいでしょうか)たちがバレイの練習用の
タイツ姿でおしゃべりを楽しんでいるといった写真です。