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11月29日付

<11月29日>

 お仕置きとは何の関係もない絵です
が、私の好きな一枚です。私はWEB
ではお仕置き小説しか発表してこなか
ったのですが、太古の昔には一般の小
説(正確には嘘のお話というだけです
が)も描いていました。

 その頃も少年のお話が多かったです
ね。SFや童話やファンタジー。未来
や夢のある話が好きだったんです。

 こんなフランスパンではありません
でしたが、近くの日曜日の朝はパン屋
へよく買出しに行かされたものです。
帰りは袋いっぱいのパンを抱えて走っていました。

 母というのは仕事はできますが家事は何一つとしてまともにでき
ない不器用な人で、ご飯炊きのおばあちゃんがお休みの日曜日は
我が家には食べるものがありませんから朝はパン食なんです。

 昼はデパートの食堂、夜は近所の中華屋さんから出前をとって
飢えをしのいでいました。

 勿論、彼女は裁縫なんてできませんから、運動会で使う球入れ
の球も、家庭科で着る割烹着も、学校で命じられた縫い物はこの
おばあさんの作品なんです。

 こんな人が、一応女学校の卒業証書を持っているので…
 『不思議だなあ』
 と思っていたら、ある日、彼女の親が担当教師に多額の
賂(まいない)を渡して作品をでっち上げていたことが発覚。

 『なるほど(^_^;)』と頷きました。

 そんな母が、私に求めたのは、実は勉強の
ことだけ。姉妹(兄弟)の中で唯一大学を出て
いない母はそれが負い目だったみたいで私に
はちゃんとした大学を出すんだと心に決めて
いたみたいでした。

 そんな息苦しい家庭生活を逃れるために書
く作品ですから、暗い作品では意味がありま
せん。何を描いてもパッピーエンド。甘々の
ご都合主義の作品ばかり描いていました。
(母の若い頃に似ている?)

*)
<左上>
5、6歳くらいの幼児が大きなフランスパンを小脇にかかえて
笑顔で走っている写真。
<右下>
小学校高学年か、中学生ぐらいでしょうか、少女の写真です。
実年齢よりちょっぴり大人びてみえる感じです。

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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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