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11月13日付

<11月13日>

 左の写真はお父さんのイメージ
です。適当なものがなかったので
適当に新聞を切り抜きした物です。
カッコよすぎますかね(^^ゞ

 というわけで、お父さんという
存在はお仕置き小説では影が薄い
場合が多いですね。

 もちろん、私たちが育った時代
は父親の権威というのは今ほど地
に落ちてはいませんでした。

 家では常に上座に座り、食事のおかずも他の家族より一品二品
多いのが普通、お風呂も原則一番風呂ですし、お母さんが高価な
ものを買う時は必ずこの人の同意が必要でした。世間ではこれが
普通だったのです。

 ただ、うちに限って言うと、家の主役は完全にお母さん。お父さんは
名義上は店の主でしたが商売(質屋)はお母さんに任せきりで、ご自
分は書道会や東洋哲学の会などを開いては遊び暮らしていました。
確かに、女遊びや大酒飲みではありませんでしたが要するに道楽者
だったんです。

 ですから、きっと母も寂しかったんだと思います。母は私が大人の
ような口のきき方をするのを好みました。幼児語はあえて教えず、ボ
キャブラリーを増やして文法に沿った会話ができるように仕込んだの
です。

 幼稚園児が日常的に大人の会話では、同世代と話が合うわけが
ありません。またご近所でも、『恐っそろしくませた幼稚園児』として
すでに有名人でした。

 でもこれが夜になると役回りが一転します。

 私は『ママの大事な赤ちゃん』も演じなければなりませんでした。

 いやはやこの人とのお付き合いは気苦労の連続でした。

 そんな私は、長いこと自分の育ってき
た母の家をかなり特殊な家庭とばかり思
っていたのですが……実はお仕置き小説
を書く多くの人たちがやはり母親中心の
家庭で育ってきたことがわかって……
「類は友を呼ぶってやつか。やっぱり、
この性癖と家庭環境には何か関係あるの
かなあ」って、今は思っています。

*)
<左上>
このお父さんはおままごとなどでよく使われるハンサムな外国人の
お写真です。別に他意はなくてその辺にあったのを切り抜いただけ
ですから、出典は不明です。
<右下>
これも確か新聞の漫画の切り抜きだったと思います。ちょうど、
主人公が母をイメージさせてくれたので使わせてもらいました。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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