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12月9日

<12月9日>

 私の家は母が働いて支えていましたから、勉強以外、
躾に関することまで手が回らなかったとみえて、母は
私の日常には寛容でした。

 Hな本が見つかっても「あらあら」と言うだけでしたし、
何かやってて夜更かししていても「早く寝なさい」とは
言いませんでした。

 何をやっていていつ寝ようと与えた課題さえ怠りなく
やってくれれば構わない。そんな感じでした。

 ですから、従兄弟の家に初めてお泊りした時のこと、
そこの娘が…

 「お父様、お母様、おやすみなさい」
 と言った時には、 もう、それだけで腰を抜かすほど
のびっくりでした。

 当時の僕が寝る時は『母親のお膝にだらしなくしな
だれかかる』それだけ、
まさにそれだけだったんですから。

 いえ、それだけじゃありません。

 「学校で書かされた日課表があるだろう、あの通り
に暮らしてる奇特な子がいるんだよ(◎-◎;)」
 って友達に話したら……

 「君は、違うのかい?」
 って逆に驚かしてしまいました。

 というのも、僕の家ではどんなにだらしなく暮らして
いても母親が『まじめに日課表どおり生活してますよ』
って学校に嘘の報告をしてましたからね、
 世間の子だってもみんなそんなものだと高を括って
いたんです。

(^^ゞだから、他の家の子が勉強以外のことで叱られる
ことがあるなんて、最初は信じられなくて……
そこで、その事を母親に話したら……

 「あなたは特別。怠け者で、ちょっとだらしないところ
もあるけど、とにかく良い子だもの。こんなに手がかか
らない子は珍しいのよ」

ってね。親はやっぱり子供の乗せ方がうまいです。(^◇^;)

*)ここは左上に一枚だけです。
<左上>
 私のお気に入りの少女の写真です。
 白い寝巻き姿、といっても庶民の着るようなものではありません。
 豪華なドレスようなガウンです。
 本を抱えてこれからお父様のところへおやすみのご挨拶でしょうか。
 清楚な中にも目の奥に芯の強さがうかがえて……よろしいです。

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髪を編む少女(アンカー)
髪を編む少女(アンカー)
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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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