2ntブログ

Entries

9/8 梅屋敷医院のきっかけ

9/8
 (*)
 これは、過去どこかで発表したシリーズものの一つ。
 最近、お灸の話を続けてアップしたので、もう一つおまけです。

*************************

          < 女の子のお灸 >

 これは偶然なのか、それとも、それほどまでに頻繁に行われて
いたのか、わかりませんが、幼い子供達は、女の子がお灸をすえ
られているところをよく目撃することがありました。

 年齢も幅広くて、だいたい幼稚園ぐらいの子から高校生ぐらい
まで。
 多くの場合は、当初からお仕置きを公開するつもりはなかった
ように思いますが、見られたのならそれでもよい、というくらい
のオープンな場所で行われていました。

 さすがに陰部というのは相手が幼い子だけですが、中学生でも
背中へのお灸くらいなら開け放たれた窓越しに見ることができた
のです。

 私は残念なことに一番大きな子でも中一まででしたが、友達の
中には高校生のお仕置きやいとに遭遇して鼻血がでそうになった
子もいたくらいでした。
(あ、もっとも見ることができたのは小学生、それも、三四年生
くらいまでで、さすがに、中学生がたむろしていそうな場所では
はじめから窓に鍵がかけられてしまいます)

 ただこの刺激は、後年、私の性癖に少なからず影響を与えます。
 自身が一度しかお灸をすえられたことがないのに、こんなこと
しているのも、こうした見学の成果だと思っているのです。

 それにしても当時の親は、おおらかというか、大胆でした。
 幼稚園から小学校の低学年くらいですと、友達がそばにいても
まったくお構いなしですし、高学年の子でも襖一つ隔てただけで
悲鳴があがるほどのお仕置きは当たり前なのです。

 こんな親を持った子は悲劇としか言いようがありませんでした。
いえ、その当たり前は私の家でも同じで、私へのお灸も友だちを
前にして行われた公開処刑だったのです。

 もちろん、こんなことは男の子ばかりではありませんでした。
 もともと、女の子は遵法精神に富んでいますから、男の子ほど
沢山のお仕置きに出合うことは少ないはずなんですが、当時は、
『女の子だからお仕置きはお灸にしましょう』と言われるほど、
女の子にとっては頻度の高いお仕置きでしたから、お灸に関する
限り、その現場を目にする機会は、男の子と同じくらい多かった
のです。

 私の数少ない体験談(=勿論、地域によって様々でしょうが)
でいうと、小学生まではツボ以外では、お臍の下の三角デルタか
お尻の山。または、そこを下りた太股との境や尾てい骨あたりに
すえるというのが一般的でした。
 要するに、これは火傷の痕があまり目立たないことを願っての
親の配慮だったのでしょう。
(『お尻の山にすえたら後でTバックなんか穿いた時に困らない
か?』……いえ、いえ、当時の親は自分の娘が旦那様とお医者様
以外の人に、むき出しのお尻を見せるなんてこと、そもそも想定
していませんでしたから……)

 そして、たとえ女の子の場合でも、当時の親というはあっさり
したもので……
 「さあさあ、あんたたち。悪い事をするとどうなるか。ようく、
見て帰りなさいね」(まるで大道芸の口上みたいです)
 こう言って、その一部始終を見学させてくれるのです。
(勿論、すべての親がそうしてたわけではありませんが、そんな
の稀(まれ)、というほど少数でもありませんでした)

 で、肝心なその成果なんですが……
 これが「う~~~ん???」なんです。

 もっと大きくなってからなら、他山の石という戒めにもなった
んでしょうが、小学校低学年程度だと、全くと言っていいほど、
『かわいそうだ』という感情がわきませんでした。
(もちろん、今のように卑猥な感情もわきませんよ(^^ゞ)

 「あ~~あ、○○ちゃん、やられちゃったね(^○^)」

 このくらいの感覚でした。
 当時はわりと正当な理由なしに大人が子供を折檻していました
から、悪ガキたちとしても他人の不幸にいちいちつきあっている
暇がありませんでした。

 「しょうがないじゃないか、諦めろよ」
 こんな時の兄貴やガキ大将の慰めなんてこんなものです。

 これじゃ慰めにならないかもしれませんが、明日は自分だって
どんな理不尽な理由でぶたれるかもしれない。そんな立場です。
ですからいちいち他人に同情している余裕なんてないというのが
本音のようでした。
 このあたり、今の親は理性的で、子の方も、はるかに繊細な心
の持ち主です。
(それがいいのかどうかは、ちょっぴり考えますが……)

 ですから、女の子が三角デルタを押し開いた微妙な場所にすえ
られても、肛門を見せつけられ、可愛い菊座付近にすえられても、
正直なところ、私たちは『あ~そうですか』程度の感情しかあり
ませんでした。
(小学校も高学年になると、それは違ってきますが(^_^;))

 ところが、そんな私でさえもびっくりしたことがありました。

 それは、とある大きな病院での出来事。一人の女の子が何かの
診察というか、処置を嫌がって泣き叫んでいたのです。そのこと
自体はよくあることなんですが、待合室で順番を待っていた私に、
その部屋から「○○ちゃん、入ってらっしゃい」という僕を呼ぶ
声が……

 私は、その時はすでに女の子の泣き声もやんでいましたから、
用は済んだものとばかり思っていました。
 ところが、部屋に入り、なにげに処置用の黒い革張りベッドを
見ると、そこに私より一つ二つ下の女の子が仰向けのまま両足を
高くあげているではありませんか。
 下半身はすっぽんぽんで、大人にきつく言われたのでしょう、
真っ赤な顔をして、上げた自分の両足のふくらはぎを掴むように
握って足が降りないようにしています。

 しかも、問題はそれだけではありませんでした。
 そんな大事な処に五つも六つも鉗子のような細長い金属の器具
が差し込んであり、本来は小さいはずの女の子のそれをこれでも
かというふうに押し開いているです。

 性欲とか情欲なんていうまがまがしい言葉からはまだ遠い時代
でしたが、これが目に入った時は、さすがに足を止めて見入って
しまいました。

 すぐにその子のお母さんが来て、
 「あんたがわがままを言い続けると、いつまでもその格好です
からね」
 と叱っていましたが、女の子にとってはもう後の祭りでしょう。

 もちろん、その後、その子と何かあったというわけではありま
せんが、私の心の中にある種の衝撃が走ったのは事実でした。

 『可哀想に、傷口があんなに開いて。今さっき手術したばかり
なんだ』
(女の子のあそこがあんな風になってるって、当時はまだ知りま
せんでしたから)σ(^^)

 その時は、『私を部屋へ入れたこと自体がその子へのお仕置き
だった』なんて思ってもみませんから、女の子への同情が素直に
わいてきます。

 その誤解が解けたのは、なんと中学生になってからでした。
 というのは、ある事実に突然気がついたのです。

 『そう言えば僕を待合室から呼んだ声。あれって看護婦さんの
声じゃなかった。看護婦さんなら最初カーテンを引いてから僕を
呼ぶよね。あの声、あの子のお母さんの声だ!娘があの状態なの
を知ってて、わざと僕を部屋に入れたんだ。(゜◇゜)ガーン』

 私は友だちからも、天然記念物と呼ばれるほどの奥手だったの
です。

***************************

コメント

コメントの投稿

コメント

管理者にだけ表示を許可する

Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

最新記事

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR