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12/28 御招ばれ<第2章>(5)

12/28 御招ばれ<第2章>(5)

*)ソフトなソフトなお仕置き小説です。
  私的には……ですが(^◇^)
  あっ、このあたりはR-18解除です。


***************************

 <主な登場人物>

 春花……11歳の少女。孤児院一のお転婆で即興ピアノが得意。
     レニエ枢機卿が日本滞在中に彼の通訳をしていた仁科
     遥との間につくった隠し子。
 美里……11歳の少女。春花の親友。春花に乗せられて悪戯も
     するが、春花より女の子らしい。絵が得意な少女。
     植松大司教が芸者小春に産ませた子。
      二人は父親の意向で母親から引き離されこの施設に
     預けられたが、彼女たち自身は父母の名前を知らない。
 町田先生……美人で評判の先生。春花と美里の親代わり。二人
      とは赤ちゃん時代からのお付き合い。二人は、当然
      先生になついているが、この先生、怒るとどこでも
      見境なく子供のお尻をぶつので恐がられてもいる。
 シスターカレン……春花のピアノの師匠。師匠と言っても正規
         にピアノを教えたことはない。彼女は周囲に
         『春花は才能がないから』と語っているが、
         本心は逆で、聖職者になることを運命づけら
         れていた彼女が音楽の道へ進むのを奨励でき
         ない立場にあったのだ。

 安藤幸太郎……安藤家の現当主、安藤家は元伯爵家という家柄。
       町外れの丘の上に広大なお屋敷を構えている。
        教養もあり多趣味。当然子どもは好きなのだが、
       その愛し方はちょっと変わっていた。

 安藤美由紀……幸太郎の娘。いわゆる行かず後家というやつ。
        日常生活では幸太郎の世話を焼くファザコン。
        子どもたちがお泊まりにくればその世話も焼く
       のだが、彼女の子供たちへの接し方も世間の常識
       にはかなっていなかった。

 柏村さん………表向き伯爵様のボディーガードということだが
       実際の仕事は秘書や執事といったところか。
        命じられれば探偵仕事までこなす便利屋さんだ。

 三山医師………ほとんど幸太郎氏だけが患者というお抱え医師。
        伯爵とは幼馴染で、世間でいう『茶飲み友だち』
        幸太郎氏とは気心も知れているためその意図を
        汲んで動くことも多い。

 峰岸高志………春花ちゃんが一目ぼれした中学2年の男の子。
       ルックスもスタイルもよくておまけに頭もいいと
       きてるからクラスの女の子が放っておかないが、
       彼自身は女の子に興味はない様子だ。

****************************

 夕方になり、子どもたちはお屋敷に戻ってお風呂に入ります。

 もちろん男女は別。男の子には大きな浴槽の岩風呂が割り当て
られましたが、女の子にはそれより小さなお風呂。

 いえ、それだって、家庭のお風呂に比べたら何倍もあるのです
が、男の子のお風呂があまりに立派でしたから、美里ちゃんは、
それに不満でした。

 「あったまにくる。男の子のお風呂ってこ~んなに大きいんだ
よ。それに比べて女の子はこれだもん。ね、これって差別よね」

 「ふう~ん……ん?」
 流しで頭を洗っていた春花ちゃん最初は聞き流していましたが、
そのうちあることに気づきます。
 「あんたどうしてそんなこと知ってるの?」

 「だって、さっき見てきたもん」
 「えっ!?男の子のお風呂覗いたの?」
 「うん」
 美里ちゃんごく自然に頷きますからそりゃあ春花ちゃんだって
びっくりです。
 
 「ほら、あそこにマリア様の像があるでしょう。あれ取れるの。
あれ外したら向こう側が見えちゃったのよ」
 「見えちゃったって……あんた、そんなことしたの?」
 「簡単よ。脚立があるからそれに乗ってマリア様を床に下ろせ
ばいいだけだもん。男の子の裸、ばっちり見ちゃった」
 美里ちゃんに悪びれた様子はありません。

 「あんた、時々ビックリするようなことするのね。そんなこと
町田先生に知られたらお仕置き間違いなしだよ。パンツ脱がされ
てパドルの鞭で六つぐらいやられちゃうんだから」
 「いいじゃないの、男の子たちには見つかんなかったんだから。
そうそう、そういえば春花。昼間さあ、あなたと一緒にボートに
乗ってた男の子いたじゃない」

 「ああ、ゴーカート引き出してくれた子でしょう」

 「あの子も、今、入ってるよ」

 その瞬間、春花ちゃんの胸がキュンと痛くなります。
 そして、一瞬、高志君の裸を想像してしまうのでした。

 もちろん、そんな時には身体を洗う手は止まっています。
 急に動きを止めた春花ちゃんに、美里ちゃんはきょとんとして
しまいました。

 「どうしたの?」
 心配して尋ねますが……
 「何でもないわ。私、お湯に入るね」
 と、つれない返事が返るだけでした。

 いえ、これ春花ちゃんが美里ちゃんを毛嫌いしているわけでは
なくて彼女には彼女なりの理由があったわけですが、美里ちゃん
はまだそのことに気づいていませんでした。

 春花ちゃんは男の子たちのお風呂場との間にある壁際に身体を
沈めると何もせずただじっと耳を澄ましていました。

 「へえ~~高志、森脇先生から養子に来ないかって誘われてる
んだ」
 「まだ、わからないよ。決まったわけじゃないから……」
 「でも、先生が本気だったら行く気あるんだろう?」
 「そりゃなあ……」

 春花ちゃんは壁向こう側から反響して聞こえてくる高志君の声
を聞きたかったのでした。

 「いいなあ、高志は……あんな美人の森脇先生から声をかけて
もらって……俺なんて声をかけてくれたの中華屋の町井さんだけ。
考えちゃうよ」
 「いいじゃん、中華屋やれよ。俺なんて何軒もお招れしたけど、
どっからも誘ってくれなかったんだぞ」
 「ひがむな、ひがむな、まだ時間はあるさ」

 「ねえ、ねえ、やっぱり誘ってもらえる処があったら、どんな
処でもそこに行くべきかなあ」
 「そりゃあそうさ、ここにいたって、俺たち田舎周りの牧師に
しかなれないんだぜ。たとえどんな家でもそこの養子になったら
大人になって好きな事ができるじゃないか」

 「じゃあ、俺、ここの養子になっちゃおうかなあ」
 「おう、それいい。最高じゃん」
 「馬鹿、ありえないよ。こんなとこ……だって、そんなことに
なったらたちまち俺たち有名人じゃん。親が絶対潰しちゃうよ。
ここは遊びに来るだけさ」

 春花ちゃんは、最初、愛しい高志君の声を聞くことだけが目的
でしたが、そのうち男の子たちが話す内容にも興味を持つように
なります。

 『そうかあ、伯爵様が私を養女にしてくれるはずないもんね。
私もどこか探さなきゃ。……やっぱり、大西先生かなあ……でも、
先生、お姉ちゃんにだってあんなキツイお仕置きしてたもんなあ
……あたし、もつかなあ……』
 春花ちゃんは小さな胸を湯船に浮かべて思うのでした。

 そのうち、一緒にお風呂に入っていたお友だちが、一人二人と
脱衣場に向かいます。

 少し遅れて湯船にやって来た美里ちゃんも、春花ちゃんの耳元
で色んなことを話しかけていましたが、相手にされないので……
 「わたし、先に上がるね」
 と、声をかけたその時でした。

 美里ちゃんにとっては耳を疑うようなことを春花ちゃんが言い
出します。
 「ねえ、さっき、男の子のお風呂、簡単に覗けるって言ったよ
ねえ。……やってみようか」

 あれほど馬鹿にしていた張本人が、自分もやってみると言いだ
したのですから驚きでした。

 「でも、もうすぐお風呂の時間終わっちゃうよ。……ほかの子
もみんな出ちゃってるし……」

 心細そうに言いますが春花ちゃんの決心は変わりませんでした。
 もちろん断ることも出来たんでしょうが女の子はお付き合いが
大事ですからね、こうやって頼まれると、そっちへ引っ張られて
しまいます。

 結局は二人でもう一度男の子のお風呂場を覗くことに……

 大きな脚立をマリア様の像が飾ってある場所まで移動させて、
脚立を登り、天井近くにある通気口を塞ぐようにして祀ってある
マリア様を慎重に外します。

 あとはマリア様の代わりに通気口から身を乗り出せば、それで
OKでした。

 高志君たち男の子はすでに脱衣場に移動してその裸を見る事は
できませんでしたが、なるほど、この脚立の頂上からだと男の子
の岩風呂は丸見えです。

 「すごいなあ、伯爵様、毎日、こんなお風呂に入ってるのね」
 「うらやましいなあ、わたし、ここの養女になれないかなあ」
 二人は不安定な脚立の天辺にマリア様の像を乗せると、眼下に
広がるお客様用の岩風呂を見ています。ちなみに、伯爵様が普段
お使いになるお風呂は総檜風呂。子ども達には地味に見えるかも
しれませんが、ここよりもっともっと豪華なお風呂でした。

 「無理、無理、……あなたが養女なんて絶対無理よ」
 「どうしてよ。私、伯爵様のお気に入りなんだから」
 「よくいうわ。どこがお気に入りよ。あんなオモチャのピアノ
しか弾けないくせに……ま、私ならわからないけど」
 「わあっ!!よく言うわね。あんたこそ、あんな下手な絵、誰
でも描けるじゃないの」

 女の子二人の甲高い声はよく反響して脱衣所までも筒抜けです。
 そんな声に誘われるようにして黒い影が迫っていることに二人
は気づきませんでした。

 「ちょっと、あなたたち、何してるの!!」

 二人にとっては聞き覚えのある声が、突然、足元でします。

 「えっ!!」
 「いやあっ!!」
 慌てた二人は不安定な脚立の上で揉み合いに……
 そして……

 「ガッシャン!」
 二人は、自分たちが脚立の天辺にマリア様の像を置いたことは
すっかり忘れてたみたいでした。

 『どうしよう!!』
 『やばいよね!!』
 二人は同じ思いで顔を見合わせます。

 湯船で十分に温まっていたはずの身体が一気に冷めた瞬間で
した。

 二人は、鬼のように恐い顔をした町田先生を高い脚立の上から
見下ろすはめになります。

 「とにかく下りてらっしゃい」

 素っ裸の少女が高い脚立の上から男風呂を覗いている。
 もちろんそれだけでも先生が許すはずがありませんが、ただ、
この場ですぐにお仕置きとはなりませんでした。

 これからすぐに伯爵家のディナーがあるのです。
 伯爵家のお夕食ではドレスを着てお招れするのが習慣でした。
ですから、どの子もそれなりにおめかしして食卓に着席します。

 町田先生としては、どの子にも伯爵家から借りた衣装を着せ、
おめかしさせてその席に着かせなければなりません。実は先生、
そのお世話で大わらわの最中です。
 ですから、大変なことが起こったとは思っていても、すぐには
二人を叱れなかったのでした。

 でも、二人はというと、そんな先生の立場や心持なんてわかり
ませんから……
 『今、叱られないんだから、もう大丈夫なんだ』
 と思ったみたいでした。


 お客様をお招きしての伯爵家の夕食は本来なら豪華です。
 自慢の料理人たちが腕をふるい、三ツ星レストランも顔負けの
フルコースです。ワインやリキュールの香りが食堂に立ち込め、
葉巻の煙がたなびきます。

 ただ、今日の主役は子どもたち。正規のものではありません。
 料理も伯爵が普段食べているものと大差ありませんでした。

 「ねえ、ねえ、先生、これ、なあに?」
 春花は他の先生や上級生が伯爵様に向かってお招きいただいた
お礼を述べている最中、目の前にあるプレートに乗った料理を指
差します。

 「ビーフストロガノフよ」
 町田先生が仕方なく小声で囁くと、それよりはるかに大きな声
で……

 「ふう~ん、そんな名前なんだ。カレーライスかと思った」
 と言ったものですから、周囲で失笑が起こります。

 伯爵様もその瞬間にこやかな顔になりましたから、どうやら、
その声は伯爵様にも届いたみたいでした。

 和やかな雰囲気を作り出したともいえますが、町田先生にして
みたら『また、この子に赤っ恥をかかされた』という思いの方が
強かったみたいで、以後は春花ちゃんが何を聞いてきても知らん
ぷりをします。


 食事が始まると、春花ちゃんはさっそくカレーライスみたいな
料理をパクつきます。

 あっという間に完食すると、おしとやかにまだ食べている美里
ちゃんのお皿を覗き込んだりしますから、町田先生はたまらず…
 「春花ちゃん、そんなにジロジロ他人のお皿を覗き込むなんて
お行儀悪いわよ」
 とたしなめたのですが……

 しばらくして、柏村さんがやって来て……
 「伯爵様が、おそばに来るようにとの仰せです」
 と言います。
 もちろん、拒否などできませんでした。

 春花ちゃんや美里ちゃんは小学5年生。伯爵様の近くは上級生
の席ですから、二人はそこから離れた会場の末席にいました。
 それが、伯爵様じきじきのお召しで呼び出されます。

 『何の用だろう?』
 春花ちゃんは、緊張して上座の方へと向かいます。

 すると目の前の伯爵様が……
 「お肉はもっとたくさんあった方がいいかね」
 と問いかけます。

 「(えっ!?)」
 春花ちゃん、恥ずかしくて答えられませんでしたが……

 「持っていきなさい」
 
 伯爵様は自ら食卓に並ぶ色んな料理を取り分けて大きなお皿に
移し変えると、それを春花ちゃんの手に持たせてくれました。

 もちろん、「いらない」とは言えませんから……
 「ありがとうございます」
 春花ちゃんは伯爵様にお礼を言って下がりますが、さすがに、
これは恥ずかしい気持でいっぱいでした。

 ま、春花ちゃんはそうだったのですが、すべての女の子が春花
ちゃんと同じではありませんでした。
 ここには春花ちゃんよりさらに年下の女の子がいます。彼女が
見ると、それはそんなふうには映りません。

 彼女、何を思ったのか自分のお皿を持って席を立つと、伯爵様
の前にやって来て……
 「私も、お肉ください」
 と言ったのでした。

 町田先生、慌ててその子を退散させようとしましたが、伯爵様
は先生を制します。
 「あっ、いいんですよ先生。ここは正式な席ではない。まして
相手は子供じゃないですか、叱らないでください。いえね、私も
世間の親に習って、こんなことがしてみたかったものですから」

 伯爵様は、春花ちゃん同様その子にも穏やかな笑顔を振りまき
ます。
 「どれがいい。さあ、言ってごらん。どれでも取ってあげるよ」
 と問いかけるのでした。

 今の時代の人たちは、同じ家族なら大人も子供も当然同じ物を
食べているはずだと思ってるのかもしれませんが、昔はそうでは
ありませんでした。
 子供に与えられる食事は、その家のお父さんに比べ、質、量、
品数、などその全てにおいて劣っていたのです。

 ですから、多くの子供はお父さんの食べているものが欲しくて
よくおねだりに行きます。そして、それを分けてもらえることで
『お父さんは偉いんだ』『私はお父さんから愛されてる』と実感
することになるのでした。

 ただ、お皿をもって大人の食事のおもらいに行くなんてことは、
本来は幼い子のやること。春花ちゃん、どうやらそこは卒業して
いるみたいだったのですが、自分のお皿が空になり、やることが
なくなって他人の食事風景を見ていたら、それを伯爵様に『まだ、
お腹がすいているのだろう』と誤解されてしまったのでした。


 食事が終わると、子どもたちはおめかししていた衣装を控え室
で脱ぎ捨て、普段着に着替えて居間へやってきます。

 もちろん居間でくつろぐ時も、そのままの衣装で構わないわけ
ですが、この衣装、伯爵家からの借り物ですから、子どもたちに
汚されないうちにと先生たちがさっさと回収してしまうのでした。

 居間でのひと時は何か特別な行事があるわけではありません。
ピアノを弾いたりゲームをしたりして過ごす自由時間でした。

 大人たちの中には子供が苦手な人もいて、そんな人はさっさと
自分の部屋へ引きこもってしまいますが、伯爵様は大の子供好き
でしたからこんな機会も逃しません。子ども達と一緒にゲームを
したり、ピアノを弾いたり、昔話を語ったりします。

 ただ、この場所に春花ちゃんと美里ちゃんはいませんでした。

 二人も控え室で堅苦しい服を脱ぐと、普段着に着替えて居間へ
行こうとしたのですが……

 「あっ、そこの二人。だめよ。あなた達はここに残りなさい」
 と、町田先生に止められてしまったのでした。

 すべての子が普段着に着替えて部屋を出て行くなか、二人だけ
が残りました。
 それでもこの二人、なぜ自分達だけが残されたのか、この時は
まだ理解していなかったみたいです。

 「あなたたちには、まだやるべきことがあります。分かってる
でしょう」

 町田先生に言われた時も、二人は……
 「??????」
 でした。

 「あらあら、そのお顔は分からないってことかしら?」
 町田先生は一つため息をつくと……
 「…(ふう)…いいこと、お二人さん、あなたたちはお風呂で
男の子の浴室を覗き見した上に、あそこに祀ってあったマリア様
の像まで壊したの。…………どうかしら?思い出してくれた?」

 町田先生にこう言われて、やっと……
 「(ああ、あのこと、まだ根に持ってるんだ)」
 と、思い出したのでした。

 そう、お二人さんにとっては、そのことはすでに終わったこと
だったのです。
 ただ大人の世界では、こうした問題はそう簡単には過去になら
ないのでした。

 「これから伯爵様に謝りに行きます」

 「え~~」「今から~~~」
 二人は不満そうでしたが……

 「そう、今からよ。そして、そのあと、あなた方にはたっぷり
お仕置きを受けてもらいます」

 「(えっ!)」
 「(マジ?)」
 すでに終わったものだと思っていた二人には青天の霹靂です。
 たちまち顔は真っ青になりました。

 「だって、マリア様の像が割れた時は何も言わなかったのに」
 春花ちゃんは虚しい愚痴を口をしますが……

 「あの時は、あなた方に衣装を着せるので忙しかったの。でも、
他人の物を壊しておいてそのままってわけにはいかないでしょう。
それに、男の子ならともかく、女の子が覗きなんてハレンチすぎ
ます」

 「えっ~~男の子ならいいの」
 美里ちゃんは不満を口にしますが……

 「そう言うわけじゃなく、あなた方、自分のしたことが恥ずか
しくないんですかって言ってるの。……まったく、あなた方は、
何考えるのかしらねえ!!」

 「…………」
 「…………」
 二人は町田先生の剣幕に恐れおののいて下を向きます。

 「ま、本当なら、寮に帰ってからお仕置きするところだけど、
ここには防音設備のある立派な懲罰室があって、そこを伯爵様の
ご好意でお借りできるみたいだから、今日のお仕置きは、そこで
やってしまいます。いいですね!!」

 凍りつくような町田先生の厳命。
 「…………」
 「…………」
 二人に声はありませんでした。


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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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