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10月30日付

<10月30日>

 左の絵はノーマンロックウェル
という有名な米国の挿絵画家さん
の一枚。家出してきた少年を警官
がやんわり説得しているところを
描いたものです。
 この人の絵は古き良き時代のア
メリカ。それも庶民の暮らしぶり
を活写していて好感が持てます。
昔、西岸良平さんが昭和三十年代
の生活を描いて、映画にもなった
『三丁目の夕日』というのがあり
ましたが、そのアメリカ版みたい
な絵です。日米共にそうですが、あの頃は人の心が暖かだったような
気がします。私も人並みに家出経験者ですが行けたのは町外れまで
でした。
 そこまで来ると、見ず知らずのおばさんに呼び止められたのです。
 「タアちゃん、お母さんが心配してるから帰りな」
 って……『この人、誰?』だったんですが、坊やではなく名前を呼ば
れたんで帰りました。(^◇^;)
 『僕って有名人?』
 いえいえ、私だけじゃありません。街中
の多くの大人が多くの子どもたちの名前と
顔を知っていました。ですから、都会と違
って悪い事をしてもすぐにバレるんです。
大人もそうです。当時の子どもは大人の
玩具。理不尽なものも含めて今よりはるか
に多くの場面で子供はお仕置きされていま
した。でも、それが目に余るようだと周囲
から有形無形の圧力がかかります。その為
あまり悲惨なことにはなりませんでした。
 それと、今の人が「ムっムっ」とすることを最後に一言。当時だって
街に怪しげな人たちは沢山いたんですよ。いたにはいたんですが、
彼らはあえて罪を犯さなくても街を散策するだけで、そのご相伴に
ありつけたものですから、事が大事になるケースが少なかったん
じゃないでしょうか。

*)
<左上>
http://www2.plala.or.jp/Donna/paint-folda/rockwell/runaway.jpg
<右下>
http://blog.goo.ne.jp/miurat_tdi/e/10818ba64b198b22f93a87279c044bc0
(同じ絵ということで掲載しましたが、ロックウェルさんの絵は
ネット上比較的どこにでもあるので自身どこで拾ったか忘れ
てしまいました)

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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