2ntブログ

Entries

11月24日付

<11月24日>

 私たち世代にとって浣腸器と言
えばこれですね。ガラス製の注射
器を一回り大きくしたような形で
お医者さんに行くとよくやられま
したからこれを見ると今でも恐怖
と恥ずかしさがこみ上げます。

 もちろん、今だってやることは
あるんでしょうが、頻度がその頃
とは違います。当時は、親が「お
腹が痛いと言っています。何だか
熱もあるみたいで…」なんて言お
うものなら医者はまず間違いなく
看護婦さんに浣腸を指示しました。

 それだけじゃありません。大抵
の家庭にはイチヂク浣腸は常備さ
れていて、親は食あたりなんかを
疑えばまずは浣腸して子供のおなかを空っぽにしようと試みた
のです。

 ただ、これらはあくまで医療行為。当時、日本の家庭では
これを直接お仕置きに転用するという家庭はほとんどありま
せんでした。

 ただ、こうした医療行為の最中にも……
 「そういえば、あなた先週返してもらった理科
のテストはどうして70点だったの?」とか……

 「昨夜はおやすみなさいを言わずに寝てしまっ
たみたいたせけど、お母さんが嫌いになったの?」
とか……こっちが必死に我慢している最中にも関
わらず、すでに決着のついた過去の事をねちねち
と言ってくるんです。要するに、医療行為を利用
したお仕置き。人の弱みに付け込んで「もうしま
せん」とか「もし、またやったらどんな罰でも受
けます」なんてことを言わせたいみたいなんです。

 実はこれ、うちの母親だけかと思ったら他でも
あるようで、女の卑劣さに怒りを禁じえません。

*)いずれも越野眞砂さんのイラストです。
<左上>
戦前のポスター風といったデザイン画で、看護婦さんが
馬に使うんじゃないかと思うようなぶっとい浣腸器を捧げ
持っています。看護婦さんの制服や『リスリン灌腸液』と
いうロゴに郷愁を感じる人がいたら相当お年寄りでしょう。
<右下>
女生徒が上半身はセーラー服のまま、下半身はスカートや
下着を剥ぎ取られてオムツを当てさせられている光景です。
それを三人の少女たちが眺めています。二人は看護婦の
制服、一人はお医者様という設定のようです。
『さあ、反省のお時間です』
『おむつをあてて立ってなさい』
という題字と……
『もじもじしないでちゃんと立っててくださいな。おねえさんなのに
ベソなんてかいたらおかしいわ。はずかしいおいたのくせが治る
ようもう少し反省しましょうね』
という文章が載っています。

コメント

コメントの投稿

コメント

管理者にだけ表示を許可する

Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

最新記事

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR