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11月23日付

<11月23日>

 これはお馴染み平牙人先生のイ
ラストです。失礼ながら飛び切り
上手というわけではないのですが、
お仕置きという行為にとても深い
愛情を感じる絵です。

 お仕置きは刑罰とは違います。
その時々の状況。親としてそれが
事情酌量の余地があるかどうかで
刑罰ならどう転んでも罰は免れな
いものが無罪放免になったり、逆
にこんな些細なことでと思うよう
なことで目の玉が飛び出るような
お仕置きになったりします。

 ですから、その罪の重さは親のさじ加減一つなのです。
 これを不条理だと言う人がいますが、私はそれは違うと思います。
 家庭は小さな国家。そこには当然、外の世界とは違うルールが
存在するわけで、幼い国民はそれを守って暮らさなければなりま
せん。これは事の是非も含めて否応ないことであり、そこで得た
人間観察や処世術がその子が別の世界(大人社会)で生きて
いくための素地となるわけですから、お仕置きだって必要な行為
というわけです。

 ですから、親がただ独りよがりな正義を
振りかざし闇雲に子供を打擲(ちょうちゃ
く)すれば、その子の心は傷つき社会に出て
も何事にも恐れるばかりの人になりましょ
うし、まったく体罰や不条理を知らず、た
だ理屈だけを頭に入れて大人になれば、や
はり現実社会とのギャップになすすべなく
立ち尽くすかもしれません。

 お仕置きはもちろん筋道が通っているこ
とが第一ですが、親子関係がしっかりして
さえいれば多少不条理であってもそれはそれで意味のある行為なのです。

*)
<左上>
平さんのイラスト (椅子)
<右下>
平さんのイラスト (OTK)

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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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