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11月8日付

<11月8日>

 これは本邦初公開。親しい友達
にさえ話したことのない内容です
が、話そのものは、たわいのない
内容です。そこで、以後は二度と
語らないかもしれませんので軽く
聞き流してください。

 私はほとんど物心ついた時から
ずっと二重人格でした。

 母は私が二歳で絵本を読むようになったのを見て『自分の子は
天才だ』と勝手に思い込み、以後、ご近所にそれをふれ回ります。

 幼児教育の発達した今では「そんなの当たり前」ですが、当時は
二歳の子に文字を教える親は稀でしたから文字が読める子も稀
だったのです。

 おかげで、私は家の外へ出る時は天才のふりをしなければならなく
なります。ご近所だってそうです。親がそうやってはしゃいでいるのに
水をさしたら悪いだろうと思いますから、あえて否定もしませんよね。
それを両親は勘違いしたわけです。(^∇^;)

 この勘違い、結構長い間続きました
から、その間はほかの子より常に多く
の知識と大人びた言動が求められます。
平々凡々たる頭しかない私にとってそ
れは苦痛でしたが、その代わりという
のでしょうか、家の中での両親は私を
信じられないほど甘やかしたんです。

 もう小学校も中学年になろうという
のに生活は幼児のままというか赤ちゃん状態でした。もちろんオムツ
はしていませんが、着替えも歯磨きもママ任せ。食事は寄り添うママ
からスプーンで運んでもらいますし、哺乳瓶だってまだまだ現役なん
です。夜のベッドにはビタミン入りのミルクを始めジュースお茶お水
など、なんと6、7本の哺乳瓶が枕元に並んでいました。それをおね
だりしてママに飲ませてもらいます。いえ、年に数回でしたが、本物
だって(^^ゞ

 そんな怪しい子が家を一歩出たとたん顔つきが変わって学級委員
を務める天才児へ豹変するんですからこれはもう学校の怪談ですよ。

*)
<左上>
赤ちゃんのイラスト
<右下>
左上と同じ時期にネットから拾ってきたんですが、
今回見つかりませんでした。
お座りのできるようになった赤ちゃんがネコちゃんの
手を借りてご本を読んでいるイラスト。メルヘンチックで
といも可愛い作品です。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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