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11月7日付

<11月7日>

 平先生考案の拘束椅子。洒落てて私は好きです。
本気で暴れたら椅子が倒れて危ない気もしますが、
西洋人と違い日本人はおしとやかですからね、少々
の鞭の痛みにも耐えられるでしょうから、なかなか
面白い趣向だと思います。

 何より、食卓椅子をそのまま転用できるところが
グッドアイディアです。これなら、普段の食事する
際も、子供は常に背後に緊張感を持ちつつ、
お行儀よくしているのでは……

 『お子さんの食事中のお行儀が見る見る改善。
愛情いっぱい躾椅子』
 なんてコピーはどうでしょう。ひょっとしたら売れる
かもしれませんよ。

 冗談はさておき、実はお仕置き小説というのは、
ストーリーそのものは、どれを読んでもそれほど
変わりばえするものはないんです。

 特に子供が家庭や学校で叱られる話なんて…
『固有名詞以外どこが違うんだい』って突っ込まれ
そうなものばかりです。
 ですから、作者さんはこうした拘束台や晒し台を
独自に工夫したり、子供がどうしてもその権威には
逆らえないシュチエーションを創造したりするわけ
です。_〆(・・ )♪

 私も長い経験から拘束台や晒し台では自主開発(?)
したものが数多くありますが、これらはいずれにして
も、問答無用で子供を強制することになるわけで、
味わいに欠けます。やはり読んでいて心に深く沁み
るのは、権威に屈して耐えている子供の健気な姿
でしょう。

 この『逃げられるけど、逃げられない』という
ジレンマこそがお仕置き小説の醍醐味なんですよ。
そう悪趣味なんです。



(*)
平先生のイラスト

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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