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11月5日付

<11月5日>

 これはたしか、平牙人先生の小説(タイタニックの孤児?)に、
加藤かほる先生が付けた挿絵だったと記憶しています。

 加藤先生お得意の洋物で、Hは抜きにしてもとてもどれも
綺麗な仕上りです。

 お仕置き小説は当たり前のことですが、教育的なお話では
ありません。Hな気持を持って書かれ、読まれるお話です。
ただ、SMのようにどんな人が読んでも同じ様に感じるかと
いうと、そうはいきません。やっかいなことに、その琴線に
触れるには色んな条件がいるんです。

 条件の大きなものは二つ。まず最初に、その人は親から
愛されて育っていなければなりません。

愛されずに……というか……愛を感じずに育った人にとって
『お仕置き』は『虐待』と同義語だからです。私のサークル
にもそうした人たちがある時期から急に増えましたので、
私、身の上話を聞いてみたんです。すると、彼らの語る
お仕置き(虐待)は意外なほど大事ではないのです。

 要するに、女の子がよく言うやつです。
 『何をされたかが問題じゃないの!誰にされたかが問題
なの!』

 親に強い不信感を持つこれらの人たちは、恐らく親が
頭を撫でても怒るはずです。彼らは元々そのはけ口を
SMに求めていたのですが、『世はまさにロリコンブーム』
ということでこちらへ流れてきた人たちでした。

 それと、時代の変化が大きいです。今の人たちは
私たちが常識と思う程度のお仕置きも経験せず大人に
なっていますからね、私たちの作品を見ても残酷なSM
としか映らないんです。よって、今やお仕置き小説は
中高年の懐古趣味となってしまったというわけです。

*)加藤かほる先生のイラスト
タイタニックの孤児の挿絵

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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