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12月4日

<12月4日>

 平牙人先生の小説に加藤かほる先生が付けた挿絵です。
もうハイティーンになるような娘(こ)がオムツ姿を見られたら
死ぬほど恥ずかしいかもしれませんが、唯一の救いは、
見られているのがいずれも同性ということでしょうかね。

 これはやはり大きな違いだと思います。特に女の子に
とっては……

 男だってそこのところの事情は同じはずなんですが、
女の子ほどには傷つかない。

 というのも、男の場合は勉強や仕事といった自分の
体を離れた処での実績を社会が評価してくれますから、
容姿や体裁にそれほど神経を使わずにすみますが、
女性の場合はその評価の大半が自身の体そのもの
ですから、同じように恥をかいたとしてもその傷の度合い
が違ってくるわけです。

 お仕置きが盛んだった私たちの頃でも、親は娘が
思春期にさしかかると見せしめの体罰というのは
しなくなっていました。
 男の目があれば、たとえお仕置きをした方がいいと
思っても控えるのが常識だったのです。

 なら、女の子はハレンチな体罰を受けずに大人に
なれたかというと、そうは問屋がおろしません。

 要は男の目や世間体さえクリアできればいいわけ
ですから、場所を借りてちゃんと行われていたよう
です。

 例えば、女性しか住むんでいないお屋敷や口の
堅い聖職者を信頼して牧師館やお寺の庫裡の一室
を借りたり……今ではあり得ませんが、意外に多い
のが学校。
 これには先生も協力して…と言いますから、
お口あんぐりです。

(*)

<本来左上にあった絵> 
 加藤かほる先生の挿絵(1)
(下段右の写真)

<本来右下にあった絵>
 加藤かほる先生の挿絵(2)
(一番下の段右の写真)

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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