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< 第 2 話 >

<第2話>
 僕たちの世界では巷の一般常識にはないことが沢山あります。それは
僕たちが山を離れて下界で暮らすようになってはじめてわかったことで、
亀山にいる間は亀山の常識が僕たちの常識。僕たちにとってはここが、
世界のすべてでした。(*^_^*)
 そんな常識のギャップは色々あるんですが、まずはトイレからいって
みますか。 食事中の方はいないと思いますがゴメンナサイ。m(__)m
 実は子供たちはトイレで大の方をする時水洗トイレでも水を流さない
んです。和式のトイレに現物を残したままドアを開けて出てきます。そ
れから、おもむろに近くの大人を見つけて自分の出したものを確認して
もらわなければなりませんでした。
 学校だと保健室の桜木先生の場合が多いんですが、お家だとその時に
よってママだったり賄いのおばちゃんだったりします。お当番の日は、
お義母様に見てもらったことだってありました。
 でも、どうしてそんなことにこだわるのでしょうか。一つは健康管理。
昔はうんちでその子の健康を知ることが一般的でした。そして二つ目は、
お浣腸のお仕置きの際、それが使うお薬の量や濃さ、我慢の時間などを
判断するのに重要な資料となるからでした。
 ですから、たとえ修学旅行や社会科見学などで街へお出かけした時も
担任の先生に報告して見てもらいます。巷の人たちはこれを話すと驚き
ますが僕たちにしたらあまりに幼い頃からの習慣なので特別恥ずかしい
なんて思ったことがありませんでした。それどころか、立派なうんちが
出た時などはお友だちに自慢して見せてまわったぐらいでした。(*^^)v
 僕は小心者ですからとてもそんな度胸はありませんでしたが、かつて
肝の据わった女の子がいてお浣腸のお仕置きを察知すると、保健室から
無断でイチヂク浣腸を持ちし学校近くの茂みで勝手に用を足したなんて
ことがありました。
 一度排泄してしまえば二度目はとっても楽ですからね。(^_^)b
 でも結局ばれちゃって……中学生のお姉様なので男の子には関係あり
ませんが、お仕置きを見学させられた女の子たちの話では悪さがばれた
その子は全校生徒(女子のみ)の前でとっても厳しいお仕置きを受けた
んだそうです。
 「見てるこっちが辛くなるくらい凄かったんだから」
 クラスメートたちが興奮気味に話していたのを覚えています。
 うんちの話のついで言うと、僕たちはよくオムツのお仕置きをされま
した。巷ではないと思いますけど、きついお鞭のお仕置きが行われる際、
肝心な時に粗相がないように事前にお浣腸をしてお腹の中の物を綺麗に
しておくことがあるんです。
 先生は「これはお仕置きではありません」なんて言いますけどね……
僕たちにとってはこれだって立派なお仕置きなんです。何しろ、先生の
ご機嫌を損ねると着けてるオムツの中に用を足すよう強制されることだ
ってあるんですから……
 『いったい、これのどこがお仕置きじゃないだ!』
 って突っ込みたくなります。
 そしてそんな時は連帯責任ってことでしょうかね。他のクラスメート
たちはこの可哀想なお友だちのためにオムツ替えを手伝わなければなり
ませんでした。つまりうんちの着いたオムツに触るんですよ。僕はこれ
が大嫌いで、ママにも…
 「そんなのママや先生のお仕事じゃないの!?」
 と言ったことがあります。でも、ママは…
 「そんなことはないわ。お友だちが困ってる時にお手伝いをするのは
とっても立派なことなのよ。恥ずかしいことじゃないわ。あなただって、
お友だちのお世話になったことがあるじゃないの」
 なんてかわされてしまいます。
 でも、これには不思議なこともあります。普段はちょっとしたことに
もやれ「不潔!」だの「ばっちい」だのって連呼している女の子たちが
これだは違和感なくやり遂げるんです。
 しかも、どこか嬉しそうな顔で……
 で、考えたんですが、こんなことやらさせられてる方はもちろん顔が
真っ赤で死にたいくらい恥ずかしいわけですから、女の子にとっては、
ばっちい仕事もその子に対する優越感の方が気持ち的に勝っていたのか
もしれません。
 いずれにしても女の子というのはそのあたり不思議な生き物なんです。
 オムツを穿かされる罰は他にもあります。最初の回でもお話ししまし
たが亀山の子供たちは不始末をしでかすと、よく赤ちゃんに戻されたん
です。
 オムツを穿かされ、上下一体になったベビー服を着せられて、お家の
ベビーベッドで一日過ごす罰なんてのがその典型なんですが、ただ寝て
ればいいんじゃなくて、朝、昼、夕方と一日三回もママのお膝の上で俯
せになってスパンキング(幸いこれは『今あなたはお仕置き中ですよ』
という確認の為のものでそんなに痛くはありませんが…)を受けなけれ
ばなりませんし、ほ乳瓶のミルクを美味しそうに空にしなければ満足に
お昼ご飯も食べさせてもらえませんでした。そのくせお勉強はお勉強で
こちらだけは年相応にやらされますし、お見舞いに来たクラスメートの
からかいにも耐えなければなりません。何より辛いのはトイレで……
 「おトイレに行きたいって?赤ちゃんがおトイレなんて使えるわけが
ないでしょう。そのままそこにしちゃいなさいな。そのためのオムツで
しょう。大丈夫よ、やったあとはちゃんと取り替えてあげるから」
 なんて、お目付役のお義母様にまで言われてしまいます。
 もちろん、だからといって今さらここにはできませんから、辛抱して
いると……
 「あら、あら、うんち出ないの。だったらお浣腸してあげましょうか」
 なんてことなります。ただでさえ我慢しているのにお浣腸なんて……
もう辛抱できるわけがありませんでした。
 そこへ示し合わせたようにクラスメートがやって来て、嬉しそうな顔
でお義母様のオムツ換えを手伝うんです。もちろん直接僕のうんちには
触れたりはませんが、蒸しタオルでお尻を拭いたり、ベビーパウダーを
はたいたりはします。当然、僕の大事なところはみんなから丸見え。
 もうその瞬間は頭の回線がショートして昇天。つまり放心状態でした。
(×_×)
 そうそう、でも大事なことが一つあります。どんなに凄いお仕置きが
あった日も夜はママと一緒のお布団で眠ります。これは僕の家だけでな
く亀山ではどこでも当然のお決まりでした。
 僕はそんな日に限ってママのおっぱいを指先でツンツンしたり舌先で
舐めまわしながらおネンネしたのを覚えています。
 変でしょう。11歳にもなった子がママのおっぱいを悪戯しながら寝
るなんて…でも、これもここでは常識だったんです。亀山の子供は叱ら
れた分だけ甘えることでできるようになっていました。
 これって前に話しましたっけ…とりとめなく話してるもので……(^^ゞ
 それはともかく、僕たちがオムツを穿かせられるお仕置きには、もう
一つ別のケースがあります。
 それは継続的なお仕置きとして、例えば一週間オムツを穿きなさいと
命じられること。命じるのはたいていママです。
 「あなたが今回のことを簡単に忘れないようにこれから一週間パンツ
は与えません。代わりにオムツを穿いて学校へ行きなさい」
 なんて言われるわけです。これってお尻の周りが少しごわごわするこ
とを除けば痛くもかゆくもありません。それに男の子の場合はその上に
半ズボンを穿きますからね、ほとんど目立ちませんでした。
 楽な罰のようにも思えますが、ただ、季候のいい時期には長く穿いて
いると蒸れますからね、体育なんかはNGです。そんな時はたいてい病
気を理由に見学にしてもらっていました。そして、最も困るのがこれも
トイレ。
 このオムツはいったん脱いでしまうと自分一人では元のように穿くこ
とができないんです。そこで保健室に行って桜木先生に脱がせてもらい
室内便器(おまる)に跨って用を足す事になるんですが、これってけっ
こう高い音がするんですよ。
 カーテンの向こうに誰かいないか気になって、とっても恥ずかしい思
いをしたのを覚えています。
 僕みたいな男の子ですらこうですからね、女の子にとっはもっと過酷
でした。
 まず彼女たち短いスカートを穿いていますからね、すぐ友だちに『オ
ムツ穿いてる!』ってばれちゃうんです。それに保健室のトイレだって
恥ずかしくて行きそびれる子が沢山いました。
 でもちょっと考えてみてください。これって、変でしょう。だって、
家(うち)の場合は中庭に素っ裸でさらし者になることだって、お浣腸
されて自分のうんちをクラスメート全員に見られることだってある世界
なんですよ。それが、たかだかおしっこの音ぐらいでどうしてそんなに
恥ずかしがらなきゃならないのか。疑問がわくと思います。
 でも、それが乙女心というもののようでした。彼女たちはうんちより
おしっこをしている姿を他人に見られたくないみたいでした。ですから、
カーテン越しにせよその音を知り合いに聞かれたくないんですよ。
 思えば、茜だってママの抱っこでおしっこをしている姿を見ていたら
もの凄く怒りましたからね…きっとそういうものだと思います。
 実際、保健室に行きそびれてお漏らししてしまったなんても子もいま
した。
 もちろん学校の先生方は家庭から『誰々ちゃんをオムツで登校させま
したよ』という情報は得ています。ですから注意はしているのですが、
事故は起きます。そこで、お昼ご飯の時までに一度もおトイレに来ない
子は強制的にお浣腸で出させることになったのでした。
 『めでたし、めでたし』って……ちっともめでたくないか。
 失礼しました。(^^ゞ



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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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