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12月18日

 <12月18日>

 一部の読者さんから、私の下手な小説が読みたいとの
リクエストがあがっております。思えばこの回覧板を読む
人たちの今や過半数の方々が私の小説を一度も目にした
ことがないわけで、ご要望はもっともかと思いますが、私は
すでに筆を折った身、今更古めかしい内容の作品を目に
しても得るものはないかと存じますのでご容赦ください。

 無論、過去に掲載した小説をコピーなどして収集されて
おられる方もおられる由、そうした方々から入手れるのは
何ら差し支えありませんので、ご理解のほどお願いいたし
ます。

 さて、上の絵はどこかのマンガの一コマ。理知的な匂い
のする顔の中に憂いを含んだ瞳が創作意欲をかき立てます。

 お仕置きというのは、言うまでもなく親や教師といった権力者が
未熟な者(子供)に力ずくで何かを訴えようとすることですから、
その相手方はたいてい劣等生の場合が多いのですが、中には
何一つ問題行動のない優等生が対象となる場合があります。

 ただそんな小説も、大半は、その優秀さ完璧さをねたんだ
劣等生たちが策を弄してその子を罪に落としいれるという
ストーリー展開なのですが、私の場合は、一見非の打ち所の
ない優等生に見えるその子があえて罪を犯してお仕置きを
望むというみょうちくりんな設定になっている場合が多いん
です。

 悪人の出てこない小説、愛がテーマの私の小説では
お仕置きを求められた先生や親もまたその子の心の
葛藤を知っています。

 ですから最初はなだめて解決しようとしますが最後は
厳しいお仕置きでその子に一時の愛と安らぎを与える
ことにするのです。

 『最も不自由な人間は何をやっても許される人。その点、
赤ん坊は最も自由だね』という格言を残して。

*)
<左上>
理知的で、それでいて憂いを含んだ瞳に心を動かされて
切り抜いてしまったマンガの少女です。
<右上>
アンガースタイン家の子供たち
9/19でしたか、以前にも一度登場させた幼子です。
素人の私が言うのも何ですが、ローレンスさんは有名な
画家さんではないかもしれませんが子供を描かせたら
上手ですよ。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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