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12月20日

<12月20日>

 子供というのは何の知識もなく生まれてくるのですから、
まずは親を信頼して暮らす事になります。

 でも、親の方はというと、もう何十年と生きていますからね、
子どもをからかうなんてことは、本来簡単にできるわけです。
今の言葉で言えば『いじり』というんですか…。

 でも、今の親たちはこれを嫌がります。きっと、『子供の
人格を尊重しなければ』という思いが強いんでしょう。

 何とも紳士的でご立派な行いですれど……でも、私、
これもいけないことだと思っているんです。

 そりゃあ他人同士の関係ならそれはそうでしょうが、
親子というのは特殊な人間関係ですからね、そんな裃を
着て接するようでは伝わるものも伝わらない気がします。

 よくお仕置きの場面で親や教師がその事に能書きを言う
場面があります。『こういう罪を犯したからこういう罰を与える』
的なことです。

 それは一般社会の刑罰になぞらえて為政者側は自己を
正当化したいという思いがあるのでしょうが、私の経験則から
言ってそれは何の役にも立ちません。もちろん、その瞬間は
『ああ、そうだなあ』とは思います。でもそんなもの、ものの半日
と持ちませんから……。

 お仕置きの役割はそうではないんです。お仕置きは親子が
親子であることを確認する場なんです。猿の社会にはマウン
ティングと言って序列上位のものが下のものの背中に乗ると
いう習性があります。

 お仕置きはこれと同じで「俺はお前の親なんだぞう!」と
親や教師が自らの立場を誇示しているにすぎません。

 ただ、それだけの事。ただそれだけ。
 でも、それって大事な事なんです。

 子供は世間を知りませんんから、すぐに増長します。
それが怖いもの知らずで成功に繋がる事もありますが
虎の尾を踏んで大きな痛手を負う事も。

 そんな時、愛する虎が未熟者を甘噛みしてみせるのが
お仕置きなんですよ。

*)lupusのホームページ
 お仕置きドラマ(GEGfilmの作品)のDVDを販売するHPです。
過激なシーンもありますからご注意ください。
lupusのサイトへ

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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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