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[ 第 5 回 ] 姉のお仕置き

          [ 第 5 回 ]

 ****** 姉のお仕置き ******

 こんな時、他の学校の生徒だったらどうするんだろう。
 泣き叫ぶ?この場から逃げ出す?それとも、必死になって先生に
ごめんなさいする?

 でも、お姉ちゃまたちは何もしなかった。というより、僕たちの
世界では「お仕置きをします」って大人に言われたら、おとなしく
そうするのが子供の務めというか当たり前になっているんだ。

 僕たちは先生からのお仕置きに、悲鳴を上げることも、いやいや
することも許されてないんだ。もちろん、今さら『御免なさい』な
んてしても許してはもらえないしね。

 よい子は大人たちの愛(お仕置き)を素直に受け入れなきゃいけ
ないのよって教わるんだ。

 もちろん、物心ついて間もない頃は僕もたくさんイヤイヤしたよ。
 でもその結果は、『もっともっと沢山の愛をもらうだけだ』って
悟ったんだ。c(>_<。)
 というか、悟らされたんだ。

 お父様もお母様も、三愛の先生たちも、神父様も、僕を取り囲む
大人達はみんなみんな妥協って言葉を知らないからね、子供の方は
『どうしようもないな』って諦めるしか方法がないんだよ。

 昔は自分の考えを言ったり議論を挑んだりする子よりそうやって
諦める子がよい子だったんだ。

 だからお姉ちゃまくらいの歳になるとね、無駄な努力はしなくて
…………

 「はい、先生」

 みんなそう言って自分からベッドに仰向けになるんだ。

 これってね、学校だけじゃないよ。おうちでも同じことなんだ。
 お父さんやお母さんにしてもこんなよい子が嬉しいんだろうね、
よく近所のおばさんに僕たちのお仕置きを公開してた。

 (ほんとだよ。昔は公開処刑(?)なんて珍しくなかったんだから)

 すると、見ていたおばさんたちによく褒められるんだ。
 「まあ、よく仕付けられてるお子さんですこと。感心だわ」
 「うちの子なんか、ちいちゃんと学年は同じなのにお仕置きって
言うと大暴れして毎回大変なんだから」
 「うちもそうよ、それらしい気配を感じるのね。気がついた時は
もう逃げてるの」
 ( ^▽^;)  (^∇^;)  (^◇^;)  (⌒-⌒;) ヽ(^_^;))
 ってね。

 でも、僕はちっとも嬉しくなかった。(`Д´≡`Д´)??

 さて、お姉ちゃまたちだけど、もうこの後は内藤先生や神林先生
の言いなりなんだ。

 「あなたのように我の強い子は、入念に愛を授けてあげなければ
いけないわね。だから、今日は弟さんたちもお呼びしたのよ」

 お姉ちゃんはベッドに仰向けになったまま僕たち二人を見つめた
けど、表情はほとんど変えなかったんだ。
 今さら、取り乱しても仕方がないと思ったんだろうね。

 僕が近所のおばさんたちに代わって言ってあげるよ。
 『まあ偉いわあ。きっとお父様お母様がきちんと躾られるのね。
女の子はこうでなくちゃ。うちの子なんてあんまり暴れるからお股
の中にまでお灸をすえたのよ』
 ってね。(^_^;

 僕はお姉ちゃんの困った顔を見ながら、昔のことを思い出しては
心の中で笑ってたんだ。
 でも、みいちゃんはそうじゃなかったみたいなんだ。

 「ねえ、先生、お姉ちゃま許してあげて……お願い」
 その瞬間、みいちゃんは神林先生の腰に抱きついたんだ。

 「ねえ、お願い、お願い、お姉ちゃんの悪い処は僕が治してあげ
るから……ねえ、許してあげて……お姉ちゃまが死んじゃうから」

 びっくりしたなあ。僕なんてお姉ちゃまのこれからのお仕置きを
想像してむしろ心の中で笑ってたんだよ。同じ日に、同じお母さん
のお腹から生まれてるのに、えらい違いなんだもん。

 もちろん、先生の答えはノーなんだけど……

 「まあ、みいちゃんは優しいのねえ。でも、心配しなくていいの
よ。お仕置きは刑罰や拷問じゃないからそんなにきつい事にはなら
ないわ。死んじゃったりしないわよ」

 神林先生がみいちゃんを抱き上げるとその周りにいた園長先生や
樺島先生も集まってきて……

 「あら、あら、涙なんか流しちゃって、嫌なこと頼んじゃったか
しらね。大丈夫よ。お仕置きでそんな凄いことにはならないから。
おいたをした子が先生方から『めっ』ってされるだけだもん」

 園長先生が言えば、樺島先生だってその涙に濡れたほっぺを突っ
つきながら……

 「まあまあ、あなた、いいお顔してるわね。本物の天使さんね。
あなたみたいな子が三愛にはふさわしいわ……」

 三人の先生はお姉ちゃん達のお仕置きを一時中断してみいちゃん
をあやし始めるから、僕、何だか置いてきぼり食っちゃった感じだ
ったんだ。

 『やめろよバカ。おまえ、そんなことしたら自分だってお仕置き
されるかもしれないんだぞ。だいいち、そんなことしたって、先生
たちがお姉ちゃんを許すはずないだろう』

 僕は最初そんなことを思ってた。
 たぶん僕の方が理性的だとは思うんだけど……
 う~~ん~~やっぱりこれって嫉妬かなあ。(-_-#)

 どのみち僕にはそんな勇気なんて沸いてこないからね。みいちゃ
んってやっぱり偉いと思うよ。(◎-◎;)

 で、それからどうなったかというと……

 ご機嫌斜めのみいちゃんは戦線離脱。
 仕方がないから僕だけお姉ちゃんのお仕置きを手伝ったんだ。

 それなのに、お姉ちゃんも機嫌が悪かった。
 お仕置き中だからね、そこで弟と口喧嘩なんてできないんだろう
けど、刺すような視線で僕を非難するんだ。

 『同じ歳の弟なのに、お前は私をかばってくれないんだ』
 ってね、そんな目をして僕を睨むんだもん。

 『イヤだな、女の嫉妬って……だいたい自分のせいでこうなった
んじゃないか。ここに来たのだって僕が行きたいって言ったんじゃ
ないんだぞ!』
 僕は心の中で叫んでた。

 あっ、そうそう…どんなことをしたかというとね。
 お姉ちゃんが黒い革のベッドの上で両足を上げて開いたらお股の
中にあるお尻の穴に大きなビーカーみたいなものから続くゴムの先
に付いた栓をそこへ押し入れてあげるんだ。

 実際には、ゴムの先についた栓を僕が右手で握り、その上から神
林先生の大きな右手が包み込んで、お姉ちゃまのお尻の穴を目指す
んだけど、操作してたのは全て神林先生なんだ。

 「ほら、また~お尻に力をいれてる。そんなことしてるとお浣腸
の先がお尻の穴に入らないでしょう。あんまりイヤイヤしてると、
別のお仕置きを追加しますよ」(ー。ー;

 お姉ちゃんも今さら抵抗するつもりなんてなかったんだろうけ
ど、あれって緊張するとお尻の穴って締まっちゃうんだ。

 よういやくねじ入れて……
 最後にコックをひねってビーカーの浣腸液をお姉ちゃまのお尻の
穴に流す『開通式』だけは僕一人の仕事だったんだ。

 終わると……

 「弟さんに、ありがとうは?」
 内藤先生に促されて仕方なくって感じだけどお姉ちゃまから…
 「ありがとう」
 ってお礼を言ってもらったんだ。

 何にしても僕は心地よかったけど、それからのお姉ちゃまは地獄
だったみたいだね。

 先生方にオムツをはめてもらい、小さな椅子の前に膝まづいて、
肘掛を両手で持ってウンチを我慢するんだ。
 もちろん、僕だってやられたことあるけど……

 キツイよ~~~

 我慢しなきゃいけない時間というのはその子の年齢や体格、今の
体調やお薬の種類や量になんかによっても細かく違うみたいだけ
ど、だいたい二十分位かな。
 でも、それって気の遠くなるほど長い時間なんだ。

 その間に、『もうダメ』『もうダメ』って何回思ったかしれないも
の。漏らさずに終わった時は『奇跡だ』と思ったよ。

 つまり、普通なら、一定の時間が来るとおトイレ(といっても、
三愛の場合はオマルだけど)を許してもらえるんだけど……
 お姉ちゃんは他の二人がオマルが許されたのにとうとう最後まで
トイレに行かしてもらえなかったんだ。

 きっと、首謀者だから特別な罰なんだろうね。(ノ_・。)

 「いいですか、今日は泣いても叫んでもオマルは許しませんから
ね」

 内藤先生の声。激しく首を振るお姉ちゃまに向かって今度は神林
先生が追い討ちをかけるように冷たく言い放つんだ。

 「あなたのような子は我慢だけでは足りないの。自分のウンチの
冷たさをしっかりお尻でしっかり受け止めて反省なさい。いいです
ね」

 僕のような小心者でも神林先生の声が悪魔の声に聞こえて、思わ
ずその腕に噛り付いてやろうかって思ったほどだったんだ。

 でも、一定時間を過ぎてもお姉ちゃんが頑張り続けているから、
今度は先生たちも少し優しくなって、お姉ちゃんのお腹をさすり始
めた。

 「いつまで我慢してるの。いつまで頑張っても結果は同じよ。…
…さあ、もういいから」
 「……ね、出しちゃいなさい。その方が楽になるでしょう」
 
 「いやあ、だめ、だめ」
 お姉ちゃんは半狂乱のようになって抵抗し続けたんだ。

 そりゃあみんなの見ている前でウンチするのも辛いけどオムツに
お漏らしするのはもっと辛いもんね。

 『意地っ張りだかなあ、お姉ちゃんは…出しちゃえばいいのに』
 僕はそう思ってた。

 でも、お姉ちゃんにあとで訊いたら……
 「あの時は恥なんかかいても出したかったの。とにかく楽になり
たかったけど……でも、身体が言うことをきかなかったのよ」
 ということだった。

 いずれにしろ、先生たちのお腹擦りの効果もあってか、それから
しばらくしてお姉ちゃまは陥落するんだけど、白い練習用のバレイ
タイツがウンチで黒く染みてくるのを見た時は、さすがに、幼い僕
だって引いたね。

お姉ちゃんには申し訳ないけど『ばっちい』って思ったもの。
(-_-#)

 ところが、先生たちはそれが平気なんだよね。
( ^▽^;)(^∇^;)(^◇^;)
 むしろ、どこかそれを喜んでるみたい。みんなで寄ってたかって
お姉ちゃまの汚れたオムツを剥ぎ取ると、お股の中を蒸しタオルで
綺麗にしてから新しいオムツを穿かせてくれたんだ。

 もち、お姉ちゃんの方はその間ずっと鼻をならして泣いてたけど
……

 というわけで、お姉ちゃんたちの学校でのお仕置きは終わったん
だけど、これでお姉ちゃまへのお仕置きがすべて終わったわけじゃ
ないんだ。

 三人のお姉ちゃんたちにはお手紙が渡されて、おうちでもお父様
お母様からお仕置きを受けなきゃならないんだ。
 つまり、お仕置きの宿題。

 渡されたお手紙には学校でどんな悪さをしたか、どんなお仕置き
を受けたか、そして家庭ではこういうお仕置きをしてくださいって
書いてあるんだ。
 そうそう、お仕置きの様子を写した写真まで添えてあるんだよ。

 お手紙には、ご家庭でお灸のお仕置きをしてくださいって書いて
ある事が多い。今の子は艾を直に肌に乗せて火をつけられたなんて
経験がないだろうから、その凄さが分からないだろうけど、そんな
お手紙をもらった日はどこをどうやって帰ったのにか覚えていない
くらいのショックなんだ。(ノ_・。)

 おまけに次の日の朝は、ちゃんと宿題をやってきたか園長先生が
チェックするからね。園長室でまた下半身をすっぽんぽんにして親
にやってもらったお灸の痕を先生に見せなきゃならなきゃならな
い。三愛のお仕置きは徹底してるんだ。(ノ_・。)

 この後は園長先生のお膝で良い子良い子してもらっておしまい。

 こんな先生とのラブラブをたまたま目にしたから、健二君はここ
がまるで幼稚園みたいだって言うんだろうね。だけど、これは僕達
にすればお仕置きを受けた当たり前の報酬なんだよ。

 僕たちとって先生というのは、大きくて、優しくて、いつもよし
よししてくれる人のことなんだ。それはお仕置きされたからって変
わったりしないけど、いつも僕たちを愛しているという証は必要な
んだ。

 『まるで赤ちゃんみたいな教育で大丈夫か?』って心配する人も
いるみたいだけど、僕たちの先輩もお父様やお母様に可愛がられ、
先生に愛されてここを巣立ったけど、自立できなかったなんて子は
一人もいないみたいだもの。

 もちろん、当時のお灸は千年灸なんかじゃないから飛び切り熱い
し痕だって残ってるけど、女の子たちなんかお風呂に入るとお互い
のお尻についたお灸の痕を見せ合ってははしゃいでるくらいなんだ
から影響ないんじゃないかなあ……
ヽ(∇ ̄ヽ)三(ノ ̄∇)ノ\(^^\)三(/ ^^)/((( *゚∇゚)爻(゚∇゚* )))
 ほんとだよ。(*^^)v

 ぼく達はみんな三愛の子、お尻に灸痕があるのが当たり前の子、
でもみんな仲良しのお友だち、それでいいと思ってるんだよ。
(^△^;)   ( ^▽^;)    (^∇^;)    (^◇^;)
(⌒-⌒;) ヽ(^_^;)) ((^。^;)ノ (⌒~⌒;A

*********バイバイ、またね**********

<登場人物>

【おうちの人たち】

僕(小2)……ちいちゃん
これといって才能はないが、長男だから何かと優遇されている
  幸せ者

弟(小2)……みいちゃん
僕よりちょっぴり気弱だけど、理数系に強く、感受性も豊か。
  とっても可愛い顔をしているからみんなに好かれている。

姉(小5)……お姉ちゃん
近所ではメジラと呼ばれ恐れられている乱暴者。姉御肌で体
   育会系。茜ちゃんとも呼ばれている。

従姉妹(中1)…セイちゃん
事情があってうちで預かっているけど、清楚で上品、頭もいい。
  僕はマリア様みたいに思っている。清美お姉さん。

お父さん(質屋店主)
    東洋哲学と書道が生きがい。お金にならない事ばかりして
    暮らしている道楽者。お母さんには頭が上がらない。

お母さん(お父さんの奥さん)
   怒ると信じられないほど怖いけど普段は優しい一家の大黒柱

おばあちゃん(お父さんのお母さん)
    近所におじいちゃんと住んでいる。お姉ちゃんにはなぜか
    やたら厳しい。メジラお姉ちゃんの天敵。お灸マニア。

ハナさん(お手伝いさん)
家事がまったくできないお母さんに代って我が家で主婦を
    しているおばあちゃん

【三愛学園の先生たち】

担任/小田切先生(僕たちの担任、国語と社会を教えてる)

体育/大河内先生(お外の授業と保健)

体育/神林先生(バレイ)

体育/樺島先生(日舞)

理科/丸山先生

音楽/仁科先生(合唱)

音楽/小林先生(ピアノ)

姉の担任/牧村先生

バスターミナルの先生たち
 シスター天野(老婦人)/ バスターミナルで生徒の誘導
 高宮先生(若い先生) / バスに一緒に乗り込んで点呼

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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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