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3)お尻叩き

3)お尻叩き

 最近はおしゃれにスパンキングなんて横文字を使う人もいます
が、私の子供時代は尻叩きで充分でした。しかもこれ、突発的な
事態で起こることが多くて西洋のようにお仕置きとして体系的に
位置づけられる家は少なかったようです。
 突発的というのは、例えば沸騰しているやかんに、幼児が手を
近づけようとした瞬間、親が慌ててその子を抱き上げ、その場で
お尻を叩くといったシーン。
 こんな場合です。(-.-;)y-゜゜
 ただ我が家に限って言えばですけど、お尻叩きも立派に体罰と
して位置づけられていました。
 幼い子にはそれほど手荒なこともしませんが、学年が上がるに
したがって平手だけでは足りずスリッパや竹の定規やストラップ
なんて名前の革ひも鞭まで登場します。
 親はどこでこれを覚えてきたのか父親母親ともに鞭の扱いには
なれていました。音を立てたり立てなかったり痛くしたりしなか
ったり、みみず腫れも自在にこしらえます。ですから、ちょっと
見た目は悲惨に見える大きな音をたてつけたみみず腫れも意外に
当人は平気だったり、逆にろくに鞭音もせずみみず腫れもさほど
でもないのに一週間も十日も苦しむことだってあります。
 父親は努めて女の子には避けていましたが男の子には容赦有り
ませんし、母親の方は逆に男兄弟の目を避けて女の子へも頻繁に
やっていたみたいです。
 もっとも、ここに言う女の子というのは歳が二桁に乗った子供
のことで、まだつばなれしていない子は性別は女の子と言っても
扱いは男の子と同じで、居間の真ん中で「パンツを脱げ」という
親の号令がかかればそれに逆らう事なんてできませんでした。
 今の子供たちにはピンとこないでしょうけど、当時の父親とい
うのは群れのボスとして絶大な権力を持っていましたから家族の
誰もがその逆鱗にだけは触れないようにと相当に気を使って生活
していました。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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