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〘 第 4 回 〙 幼稚園児の乱入

          亀山物語
                     合沢啓治(著)
〘 第 4 回 〙 幼稚園児の乱入
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<主な登場人物>


私(合沢啓治)/亀山愛育院の孤児。由美子の弟。

小島先生   /私の家庭教師であり、実質的には僕のママ。

大石胤子   /亀山村の村長さん。(三代目)女王様。

榊原 美里  /同級生の恋人。片想い。

森下景子先生 /由美子お姉様の家庭教師(ママ)であり、
       /かつ、学校では担任の先生でもある。

合沢由美子  /私をリンチにかけたお姉様の一人。私の姉。

小川静子   /泣き虫。リンチ四人組の一人。

桐山香織   /おっちょこちょいで早とちり。四人組の一人。
       途中でお灸をすえられそうになる。

安西遥香   /優等生だが、今回の事件に関与。四人組の一人。
途中でお漏らしをしてオムツ替えをさせられる。

美代子と彰子 /今回私のリンチには加わらなかったお姉様。

 お義父様  /亀山の子供たちは誰もがお義父様の子供として
(合沢徹)   /その家で家庭教師(ママ)と一緒に暮らしている。

 お義母様  /お義父様の奥さん。元々はお義父様のお付き合い
(合沢早苗)  /で亀山に来たのだが、今は子供たちにも優しい。

桐山高志 /幼稚園児(5歳)。由美子のお友達、香織の弟。 

 大原先生/高志君のママ。

 おばば様/亀山のお灸担当係。子供たちの実母を知る老婆。

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****<4>*********************

 「…………(う、うそでしょう(○_○)」

 お姉様の口からはあの奇妙なうめき声や自分を励ますような声
が聞かれなくなり、しばらくはその場を動けませんでした。

 いくらその口がだらしなくて大量のよだれが垂れたとしても、
こんな海にはならないと気づいたのでしょう。
 お姉様はすでに失禁していました。それに、今気づいたのです。

 「まあ、まあ、あなた何てだらしないことしてるの。お義父様
のおズボンが台無しじゃないの……」

 ママとお義母様が慌てて懐からハンカチを取り出し、争うよう
に汚れたズボンのシミを拭おうとしますが、お義父様は泰然自若
としておいででした。

 「よい、よい、他の者ならともかく由美子のものなんだから…
…気にするな」
 こうおっしゃって由美子お姉様を再び自分の前に引き寄せ…

 「痛かったか?」
 とおたずねになったのでした。

 「はい、お義父様」
 泣きべそ声の由美子お姉様は恐る恐る答えますが、あろう事か、
お義父様のごつごつした右手がお姉様のお臍の下をすり抜けて、
ワレメ付近で何かを入念に調べているのが見えます。

 お義父様はこの時何のためにそんなことをしたのかおっしゃい
ませんでしたが、ひょっとしたら、今のスパンキングでお姉様が
何やら性的な興奮を覚えたんじゃないか、そんな事を心配された
のかもしれません。

 でも、大丈夫。その水はやはりお姉様のお小水だけだったよう
です。(^^ゞ

 お義父様はこのあと他の子と同じようにお姉様をベビーベッド
の前で跪かせると、両手を頭の後ろで組ませて、真っ赤になった
お尻を展示します。

 ずらりと並んだ四つの赤いお尻。それはここにいる誰もが見る
ことができる壮観な眺めでした。

 実はこの時、私もお義父様に肩車されて、一緒にお姉様たちの
熟れたお尻を観察して回ったのですが、それはとってもとっても
不思議な優越感で、この先この由美子お姉様に意地悪されたり、
虐められたりするたびにこの時のことを思い出すのでした。

 ところで、13歳という年齢は今日的には大人に足を踏み入れ
る年頃となるかもしれませんが、当時の亀山では……
 『それはまだほんの子供』
 『体だけが一足先に変化し始めているものの心は幼児と同じ』
 『小学生と同じ。だから親や教師の意思には絶対に従わせなけ
ればならない』
 と考えられていました。

 実際、孤児とは言っても亀山の子は何不自由ない暮らしぶりで
大人たち親の愛情にも恵まれて育ったお嬢様タイプの子ばかり
ですから、13歳になっても親や教師を疑うということを知りま
せん。
 むしろ成長して幼児の頃より分別がありますから、何を言われ
ても従順で「はい、お義父様」「はい、お義母様」「はい、先生」
でした。

 そのあまりの従順さに呆れて(私は男でしたから日頃そこまで
できません)彼女たちはこれ以外の言葉を忘れたんじゃないか、
と思ったほどだったのです。

 『その使い分けこそが女の才覚』と知るのは私が大人になって
からでした。(^^ゞ

 そんな従順なお姉様たちですから、お義父様たちに真っ赤っか
のお尻をこちらに向けて跪いていろと命じられれば、一時間でも
二時間でもそうしているでしょう。でも、それが恥ずかしくない
かと言われれば、そりゃあ恥ずかしいに決まっていました。

 ただ、ここに集っている人たちは私を除けばいずれも目上の人
たちばかり。しかも、いずれも親しい関係にある人たちばかりで
したから、それがお姉様たちとしては救いだったのです。

 ところが、そんな予定調和の内輪の会に、突如、思わぬ珍客が
舞い込んできます。

 何だか甲高い声が聞こえてきたかと思うと……
 幼稚園児のチビちゃんたちが、一斉に庭の中へと乱入してきま
した。

 「(えっ、何よこのチビ!)」
 お尻を出したままにしているお姉様たちの心配をよそにみんな
駆け足で思い思いの場所へと散らばります。
 もちろん、見れば面白い出し物をやっているわけですから、そ
こに人が集まらないわけがありません。

 この時も数人の女の子が前に回って由美子お姉様の困った顔を
覗き込みました。

 「この人、知ってる?」
 「由美子お姉様よ」
 「知ってるの?」
 「ご近所に住んでるの」
 「どうしてお尻出してるの?」
 「お仕置きだからでしょ」
 「お仕置きって……どんなおいたしたの?」
 「知らないわ」
 「ねえ、ねえ、お姉様、どうしてお尻出してるの?」

 幼い子供たちは無遠慮に色んなことを知りたがります。

 「さあ、さあ、みなさん、お姉様たちのお邪魔になるわ。離れ
なさい」
 チビちゃんたちの先生がやってきて、女の子たちを解散させま
したが、事態はそれだけでは収まりませんでした。

 「痛い!」
 由美子お姉様が、突然、頭から右手を離してお尻に当てます。
 原因は男の子が打った銀玉鉄砲がお姉様のお尻に命中したから。

 「バキューン」「バキューン」「バキューン」「バキューン」

 反応があって嬉しかったのか男の子は次から次に小さな銀の玉
を乱射します。

たまらず小島のママが「やめなさい」と叫びましたが、今度は
そのママやお義母様、はてはお義父様にまで発砲する始末。手が
つけられないでいると……

 「ほら、人に向けて打っちゃいけないと言ってるでしょう」
 慌てて坊やからピストルを取り上げたのはその子のママ、大原
先生でした。実は彼、高志君と言いまして由美子お姉様のお友達
である香織さんの弟なんですが、やんちゃ坊主でみんな手を焼い
ていたみたいです。もっとも、この時彼はまだ五歳。可愛い盛り
ですから誰からも人気がありました。

 そんな事からでしょうか私を抱いていたお義父様が一つ提案を
します。

 「そんな言いつけを守れない子は裸になってお詫びしてもらわ
ないといけないな」

 こんな提案、巷ではまずないでしょうが、亀山では幼い子のお
仕置き(?)の一つとして一般的に行われていました。

 もちろん高志君に対しても、それは否応なしに行われます。

 ママによって素っ裸にされた彼は、私に代わってお義父様の膝
の上に……

 「ごめんなさい」
 は言えたのですが、お義父様は高志君をなかなか解放しません。

 いえ、実は真の目的はこちらにあったのです。お義父様は柔ら
かで張りのあるすべすべの肌をご自分のあらゆる処にこすりつ
けて、まるで石鹸で体中を洗っているかのように楽しみます。

 それはお義父様には快楽。高志君にとってはこれこそが何より
辛いお仕置きだったみたいでした。

 実は、亀山で厳しいお仕置きを受けるのは上級学校に入学する
9歳からで、幼稚園と小学校3年生までを受け入れる初級学校の
頃まではあまり厳しい体罰はありませんでした。

 この頃に厳しくし過ぎると、親や教師を恐れて子供の顔が暗く
なるというのがその理由で、思い起こせば確かにその通りです。
ですから幼い頃は悪戯しても怠けていても目の玉が飛び出るほど
何かをされたという記憶がありません。

 三つ子の魂百までもじゃありませんが、幼い頃厳しいお仕置き
を受けなかったせいで、私たちは『大人はみんないい人なんだ』
という思いが、自然と脳裏にすり込まれることになり、その後、
誰にお仕置を受けてもその人を恨むということがほとんどありま
せんでした。

 この時の由美子お姉様だって、『あいつら、こんなことさせや
がって』という恨み節はなかったと思います。ただただ、自分が
悪いと思っていたはずでした。

 とにかく『純真』『勤勉』『清楚』がお義父様に愛される条件
であり、みんなそれに向けて努力していたんです。
 本当ですよ。

 さて、話を戻しますが、由美子お姉様の受難はこれからが本番
になっていきます。

 お尻の火照りが幾分収まった頃、四人の女の子たちは着替えを
命じられます。今着ているのは学校の制服。これは汚れると困り
ますし、何より今ここに用意されているベビーベッドには似合い
ません。

 そこで用意されたのがタオル地で作られた赤ちゃん用のカバー
オール。もちろん、この子たちの身体のサイズに合わせて大きく
作ってあります。

 これはおおよそ着ぐるみみたいな衣装ですから、背中のファス
ナーを開ければ一人で着ることもできますが、後ろのファスナー
を閉められてしまうと自分一人では簡単に脱げません。おまけに
袖が袋地で両手が外に出ませんから、せっかくおトイレをする為
にお尻付近がボタンで開くようになっていても、独りではそこを
開けて自力で用を足すことはできませんでした。

 一度着てしまったら大人たちに全てを委ねなければならない。
そんな悲しい服だったのです。

 「さあ、さあ、ベッドに上がったら制服を脱いできちんと畳ん
でちょうだい。女の子なんですからね、脱ぎ散らかさないのよ。
今度はショーツも靴下も全部ぬいで着替えますからね。わかって
るわね」

 四人の女の子たちはこの拘束衣みたいなベビー服を素肌の上に
直接着せられます。つまり、一度はベッドですっぽんぽんになら
なければならないわけです。それって、今までだったら仕方ない
と思って諦めるところでしょうけど、チビちゃんたちやその引率
の先生の目があるこの場所では抵抗感がありました。

 「さあ、何してるの!さっさと脱ぎなさい!」

 どのママたちも、娘たちが何故ためらっているかは百も承知で
強い言葉を投げかけます。

 お姉様たちは渋々追い立てられるようにストリップ。おまけに
着替える直前にはまだ豊満とは言い難いその身体を気をつけさせ
てお義父様に見てもらわなければなりませんでした。

 それはもう見飽きるほど娘の裸に接しているお義父様にとって
は何気ない生活の一コマなのでしょうが、見られる側の娘たちに
してみれば、『これだって立派なお仕置きじゃないの』と感じて
しまう一瞬だったのです。

 「さあ、着替えが済んだらこれからお馬さんに乗りますよ」

 森下先生の号令で、女の子たちはベッドの脇に置かれた木馬へ
跨ります。これは底板が丸くたわんでいてそこだけ見れば幼児が
よく遊ぶ木馬に似ていますが、女の子たちが乗る部分には腰掛け
られるような鞍は付いておらず幅の狭い跳び箱のような処へ抱き
ついて俯せになります。前の低い位置に、突き出た棒があります
から、それを両手で掴むことで体を支えるようになっていました。

 ちょうど競輪選手が最後のコーナーを走ってくる時のような、
前のめりの、あんなポーズになります。

 ちょっと窮屈そうに見えますが、その姿勢そのものはそんなに
苦しいというほどではありません。あとはその姿勢を保ってさえ
いればそれでよかったのです。そして、静かにさえしていれば、
先生は満足でした。

 ただ、そんな簡単なことが、この場合、女の子たちにとっては
けっこう大変なことだったのです。

 「これからみなさんには、今回の過ちがどれほどのものだった
かをこのトォーズで実感してもらいます。難しいことは何もあり
ません。あなたたちは何もしないでいいのです。楽チンでしょう」

 お姉様たちは先生の皮肉に顔の筋肉を引きつらせています。

 「ただその際、一つだけお約束があります。決して悲鳴を上げ
たり、むやみに身体を揺すったりしてはいけません。あなた方は
もう幼い子ではないのです。体を揺すったり悲鳴をあげることで
痛みから逃げるのではなく、一発一発しっかりその痛みをお尻で
受け止めて自分たちの過ちを心に刻み反省しなければなりません。
……分かりましたね。…………あれ、ご返事は?」

 「はい、シスター」
 お尻を突き出した格好の四人は最後に語気を強めたシスターに
驚いて瞬時に返事を返します。その様子は理科の実験でひき蛙の
足に電流を流した時のようでした。

 「はい、よいご返事でした」

 シスターは始め四人を前にして話していましたが、最後は一人
一人を回り、その目の前に革ひも鞭のトォーズをかざして確認を
とります。

 「いいですね、由美子さん。あなたも来年は少女になるんです
もの。お仕置きも毅然とした態度で受けなければね」

 「はい、シスター」

 「静子さん、泣き虫は卒業できそう?少女試験の時は泣いてる
だけで不合格になることもあるのよ」

 「はい、シスター」

 「香織さん、あなたはおっちょこちょいと早とちりを治さない
とね。大人になって損をすることになるわ」

 「はい、シスター」
 「遥香さん、あなたはこの年齢にしては立派だけど、立派すぎ
るというのも考えものだわ。たまにはママやお義父様からめちゃ
くちゃにお仕置きしてもらって、心を解放してもらうというのも
大切よ。あなたはまだ若いんですもの。一人で何でもかんでも背
負い込まないようにしないといけないわ」

 「えっ?……あっ、はい、シスター」

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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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