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〘 第 3 回 〙 お義父様のお尻叩き

          亀山物語
                     合沢啓治(著)
〘 第 3 回 〙 お義父様のお尻叩き
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<主な登場人物>


私(合沢啓治)/亀山愛育院の孤児。由美子の弟。

小島先生   /私の家庭教師であり、実質的には僕のママ。

大石胤子   /亀山村の村長さん。(三代目)女王様。

榊原 美里  /同級生の恋人。片想い。

森下景子先生 /由美子お姉様の家庭教師(ママ)であり、
       /かつ、学校では担任の先生でもある。

合沢由美子  /私をリンチにかけたお姉様の一人。私の姉。

小川静子   /泣き虫。リンチ四人組の一人。

桐山香織   /おっちょこちょいで早とちり。四人組の一人。
       途中でお灸をすえられそうになる。

安西遥香   /優等生だが、今回の事件に関与。四人組の一人。
途中でお漏らしをしてオムツ替えをさせられる。

美代子と彰子 /今回私のリンチには加わらなかったお姉様。

 お義父様  /亀山の子供たちは誰もがお義父様の子供として
(合沢徹)   /その家で家庭教師(ママ)と一緒に暮らしている。

 お義母様  /お義父様の奥さん。元々はお義父様のお付き合い
(合沢早苗)  /で亀山に来たのだが、今は子供たちにも優しい。

桐山高志 /幼稚園児(5歳)。由美子のお友達、香織の弟。 

 大原先生/高志君のママ。

 おばば様/亀山のお灸担当係。子供たちの実母を知る老婆。

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****<3>*********************

 と、そんな絶望的な宣告を受けてしょげかえっている由美子
お姉様の顔に一瞬赤みが射したようにみえました。

 「(えっ、何だろう?)」

 思う間もなく私の両肩が鷲づかみにされます。驚いた私が振り
返ると…

 「こんにちわ、啓ちゃん」

 「(お、お義母様!)」

 私を捕まえたのはお義母様でした。由美子お姉様はこのお義母
様に反応したのでした。

 お義母様はお義父様の奥さんです。お義父様ほど熱心ではあり
ませんが、お義父様と同じ様に私たち里子をとっても可愛がって
くださいます。特に、お仕置きなんかされそうな時は大人たちの
中で唯一私たちをかばってくださったことが何度もありました。

 そんなことからでしょう。
 「(ひょっとして今回も助け船をだしてくれるかもしれない)」
 お姉様はそう思ったに違いありません。

 お義母様は私に「あなたは帰りたければ帰ってもいいのよ」と
告げて、すでに膝小僧がガタガタと震えている由美子お姉様の処
へと向かいます。

 ひょっとしたら「(これで助かった)」と思ったのかもしれま
せん。私の目には、この時お姉様の頬がほんの一瞬緩んで笑顔に
なったように見えました。

 ところが……
 「先生、始めてくださって結構よ。今日は色々やることがある
からさっさと始めないと日が暮れますでしょう」

 お姉様の淡い期待は一瞬にして崩れ去ります。しかもそれだけ
ではありませんでした。

 「まったく、幼い子をハレンチな遊びに誘ったあげく怪我まで
させるなんて、きっとあなたの心には悪戯好きの小悪魔が入り込
んでしまっているのね。だったらそんなものは一刻も早く追い出
してしまわないと、あなたの将来にかかわるわ……あっ、お浣腸
の量は多めに加減してくださいね」

 お義母様の穏やかな口調とは対照的に、厳しい眼差しが由美子
お姉様の胸をえぐります。

 「……」
 万事休すってことでしょうか。(^^ゞ

 でも、それでも今の事態が信じられないのかお姉様はしばらく
は狐に摘まれたような顔をしていました。

 「さあ、何してるの!あなた、スカートを上げなさい!」

 凛とした声が辺りに響きます。命じたのは、ママでもお義父様
でもありません。普段は一番温厚なお義母様でした。

 「は、はい」
 もちろん、亀山の子供たちは、目上の人たちの命令には絶対に
逆らったりはしませんから言われた通りにはしますが、お姉様の
手はとてもぎこちないものでした。

 もたもたしていると……
 「さあ、早くなさい。他の子たちはもう始めてるわよ」
 そう言ってお義母様はお姉様のスカートを自らまくり上げます。
そして……

 「よし、これでいいわ」
 裾が再び下がって来ないよう手早くピンで止めてしまいます。
これは本来ママがやるはずの仕事なのですが……

 「なかなか、いい格好ね」
 満足そうなお義母様。

 当然、お姉様の白いショーツが露わになりますが、そんなこと
に関心を示す人は誰もいません。

 「…………」
 由美子お姉様は鳩が豆鉄砲を食ったみたいに今度はお義父様を
見ていました。

 「さあ、ほら、何、ぼーっと突っ立てるの。まずはお義父様に
ご挨拶でしょう」
 お義母様に促されて…

 「お義父様、お仕置きをお願いします。再び天使のお仕事が…」
 そこまで言ってお義母様が嘴を挟みます。

 「不束(ふつつか)なが抜けましたよ。不束な私にお仕置きを
お願いしますでしょう」
 今日のお義母様はとことん意地悪です。お姉様がまるで目の敵
にされているみたいでした。

 「お義父様、不束な私にお仕置きをお願いします。神様、再び
お義父様のために天使としてのお仕事ができますように」

 由美子お姉様は、籐椅子に腰を下ろすお義父様の足下に跪いて
胸の前で両手を組み頭はうなだれてお仕置きを請います。それは
男性の目にはとても美しいものに映るみたいです。
 いえ、お義父様だけじゃありませんよ。当時十歳の僕の目にも
それは同じでした。

 「じゃあ、いいんだな」
 お義父様の落ち着いた声が合図でした。

 「……」
 お姉様が小さく頷くと、お義父様はお姉様を立たせて…

 「……」
 一瞬のうちにお姉様のショーツを足首まで引き下ろします。

 好奇心に駆られた私は、その瞬間を後ろで覗いていましたが、
お姉様はそんなことされても顔色一つ換えませんし、お義父様は
いつになく厳しいお顔でした。

 やがてママに促されるようにしてお姉様はお義父様の膝を被う
テーブルに俯せになろうとしました。このテーブルはお年寄りが
多いお義父様方が大きくなった子を抱く時にその子の体重が直接
かからなくて大変重宝する家具なのですが、お義父様は、あえて
そのテーブルをどけてご自分の膝を叩いてみせます。
 ここへ直接という合図でした。

 「よろしいのですか?」
 ママの心配に…
 「大丈夫だ。わしだって男だぞ」
 お義父様は笑ってお姉様を引き寄せます。

 もちろんお姉様の方は嫌も応もありません。なされるままに、
お義父様のお膝の上に横たわると、下唇を噛んで恥ずかしさにも
耐えていした。

 「この子だって木の上でぶたれるより人の膝の上でぶたれる方
が良いに決まってるじゃろう。女は特にそうなんじゃ……」

 お義父様はそう言いながらお姉様の白いショーツを足下からも
取り去ります。おまけに、両足を目一杯開かせたものですから、
普段は絶対他人には見せられない処まで十分に光が入って、お姉
様の御印が誰の目にも鮮やかに見えます。

 「(!!!!!)」

 そんなご自分の状況が分かったのでしょう。お姉様は、この頃
からしきりに後ろを気にするようになりますが、お姉様が両足を
閉じようとするたびにお義父様から太股をぴしゃりとやられます
からそれは叶いませんでした。

 ただ、私は当時十歳。それが見えたとしても興奮するような事
はなく……『変なもの』ぐらいにしか思っていませんでした。

 やがてその変なものをお日様に晒しながらお姉様へのお尻叩き
が始まります。

 「どうだ、久しぶりに私のお膝に乗った気分は?」
 お義父様はパンパンとお姉様のお尻を右手で叩き始めましたが、
それは決してキツい調子のものではなく、軽くゴミでもはたいて
いるくらいの強さ。お義父様の顔も笑っていました。

 だからお姉様だって最初はそんな深刻な顔はしていません。

 「いつの間にかずいぶんと由美子も大きくなったな。ついこの
間までオムツをして、ほ乳瓶をくわえて、私の膝でぴょんぴょん
飛び回っていたみたいだったが……」

 お義父様は昔話をしながらもお姉様のお尻を一定の速度と強さ
で叩き続けます。

 「あの頃は、何かにつけてお義父様の処へ行くんだってだだを
こねてましたわ」
 ママが言えば…

 「まあまあ、そんなのいつのお話しかしらねえ?忘れちゃいま
したよねえ」
 お義母様もお姉様を皮肉ります。

 そこでは、お姉様を除きまるで何事もなかったかのような笑顔
でした。

 でもそのうち由美子お姉様は亀さんのように手足を微妙にばた
つかせるようになります。

 それがしだいに大きくなって……

 「おいおい、少し静かにしなさい。最初からそんなに暴れたら
しまいに私の骨が折れてしまうよ」

 お義父様の軽口です。最初のうちは誰も由美子お姉様をキツく
問いつめたり叱ったりはしませんでした。

 大人達は世間話をしたり、むしろお姉様の利発で姉御肌の性格
を褒めたりします。これは他の子の場合も同じでした。

 お仕置きは子供たちにとっては辛い体験に違いありませんが、
同時に家族内での出来事ですから、その全ては必ず愛に包まれて
います。ですからお仕置き中も叱咤だけでなく、逆に励ましても
らったり特別に許してもらったりもできるわけです。

 そして何より、自分をぶったその手が夜は優しく自分を抱いて
くれることを子供たちは過去の体験で知っていますから、これを
虐待と呼ぶべきではないでしょう。

 とはいえ、お尻をぶたれてる最中はそんな悠長なことは言って
られません。始めの頃は何ともなかったお尻叩きも、ものの2分
とたたないうちに額には脂汗が浮かび始め、3分を越える頃から
は呼吸も荒くなってしきりに後ろを気にし始めるようになります。

 「(痛い!)」
 今は、恥ずかしいからではなく純粋に痛いからなのです。

 ですから、本当はお尻に手を回してお義父様の平手を防ぎたい
のですが、そんなこと許されてはいません。何よりママが右手を
しっかり押さえ込んでいますからそれは叶いませんでした。

 「いやあ、いやあ」
 その代わりと言ってはなんですが、無意識に声が漏れ始めます。

 「あらあら、はしたない声を出さないの。大きい子がみっとも
ないわ」
 お義母様に注意されても、こればかりはどうにもなりません。
むしろ蓄積し続けた軽い鈍痛は今や塗炭の苦しみとなってお姉様
を襲い始めます。

 「いやあ、ためえ~~、許して~~ごめんなさい、~~~もう
しませんから~~~~」
 声だけでなく必死に体をよじってお義父様のお膝から降りよう
と試みます。

 「さあ、さあ、暴れちゃだめよ。このくらいの痛みじゃ悪魔は
退散しないわ」
 ママと一緒になってお姉様の身体を押さえつけるのは聞き覚え
のあるシスターの声。

 由美子お姉様はいつの間にか現れた中年のシスターに体を完全
に押さえつけられていたのでした。おまけに……

 「はい、プレゼント」
 お義母様からはお口の中へハンカチのプレゼント。鼻をつまま
れ、苦しくなって開いた小さな口の中に、大きなハンカチがねじ
入れられます。

 「んんんんんんんんんん」

 もう、こうなると唯一自由になるのは両足の膝から下だけ。
 両方の足を必死にばたつかせて少しでもこの痛みから逃れよう
としましたが……

 「ようし、これから仕上げだぞ」
 お義父様のこの言葉と共に始まった少しだけ強めのスナップ……

 「ピシャ!」
 「んんんんんんん(いやあ~~~)」

 悶絶…>_<…ってこういうことでしょうか。
 最初の一撃だけでお姉様の両手足が硬直。まるで車に轢かれた
ヒキガエルみたいにお義父様の膝の上で水平になりました。

 ですから、ひょっとしたら今の一撃で失神したんじゃないかと
思ったほどなんです。

 「ピシャ!」
 「ヒィ~~~~」

 二発目で正気を取りもしたのか硬直した両手両足は元の位置に
戻りましたが、体中の血が沸騰して毛穴から吹き出したみたいに
全身が真っ赤です。そうお尻だけじゃなく全身が真っ赤になった
のです。

 そして三発目。
 「ピシャ!」
 「あっあああああ」
 お姉様は心の中で悶絶し無意識に入った渾身の力で胸を張り、
頭を上げて弓なりになります。

 僕は他の子のお仕置きにはあまり興味がありませんが、それで
もこんな姿を見たらやっぱり同情してしまいます。

 「ねえ、やめて」
 僕は思わずお義父様の腕を取ったのですが、周囲の大人たちは
そんな僕をにこやかに見つめるだけ。

 お義母様が…
 「大丈夫よ。お姉ちゃまはもう少しの辛抱だから…」
 こう言って僕をお義父様から引き離します。
 ただ、それでもお義父様はお姉様へのスパンキングをやめては
くださいませんでした。

 「おう、小悪魔が暴れ出したぞ。それ、もう一踏ん張りだ」
 こんなことを言ってお義父様は笑っていますし、取り囲む大人
たちも誰一人同情している様子はありませんでした。

 そして、第四弾が被弾します。

 「ピシャ!」
 「んんんんんんん(いやあ~~~)」

 再びエビぞり。

 「おや、まだそんなに元気があったのか。それじゃあもう一つ」
 と、さらに一発。

 「ピシャ!」
 「んんんんんんん(いやあ~~~)」

 何しろ、大人三人から完全に体を押さえつけられてのお尻叩き
ですからお姉様だってそうそうあらがう元気も残っていません。
エビぞりだって最初の一撃に比べればぐっと小さくなります。

 「由美子ちゃん、小悪魔なんかに負けなさんな」
 まるで運動会の応援のような声がとびます。

 そしてまた一発。
 「ピシャ!」
 「んんんんんんん(いやあ~~~)」
 お姉様はそのとてつもない痛みを自身の身体にため込んで耐え
続けます。

 エビぞりもなくなり、ただただお義父様のお膝にしがみついて
嵐の過ぎ去るのを待つのみ。今のお姉様にはもう、そうするしか
ありませんでした。

 それでもお義父様は続けます。というのも、ここからが本当の
お仕置きだったからです。

 「これでもか」
 そう言ってまた一発。
 「ピシャ!」
 「んんんんんんん(いやあ~~~)」

 頭はからっぽ。体中を電気だけが駆け抜けていきます。

 今まで何発当たったのか。僕は数えていませんしお姉様も数え
てなんかいなかったと思います。

 「ピシャ!」
 「んんんんんんん(いやあ~~~)」
 お姉様はもう何の抵抗もしません。お義父様の平手のすべてを
お尻から体の中に受け入れるだけでした。

 「さてと…どうやら、小悪魔は退散したみたいだな」

 お義父様はお姉様を膝の上から下ろすと、おどけたような笑み
を見せてから真顔に戻って…

 「わかったか、自分のしたことがどんなにいけないことだった
か」

 お姉様にそう言って諭します。ただ、由美子お姉様の耳にそれ
は届いていなかっかもしれません。お姉様は、その時はとっても
グロッキーでしたから。
 でも、それでも良かったんです。お義父様のお小言は真っ赤に
なったお尻から十分に由美子お姉様に伝わったはずですから。

 「あああああああん…もう~~~~だめえ~~~~~いやあ~」

 お姉様は、悲鳴とも嘆きともつかない、みょうちくりんな声で
しばらく泣いていましたが、よっぽど痛かったんでしょう、大量
のよだれを拭おうともせず、何度も何度も両手でお尻をさすって
いました。

 でも、そのうち自分を励ますように、変なうめき声をあげます。

 「う~~~~ややややややややや……いやよ、いやよ、いやよ、
なんでこんなに痛いのよ。最悪よ。最悪。ううう、もうしらない
から…………(えっ(◎-◎;)」

 結局お義父様からいただいた特別なのが12発。息もたえだえ
になったお姉様は、やっとの思いで起きあがることを決意したみ
たいだったんですが、その前向きな決心は、ある光景を目の当た
りにした時、一瞬にして消え去ります。


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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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