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6/3 懐かしい本
懐かしい本
懐かしい本(kindleですから正確には本ではないのですが)に
出会いました。
いえ、この本を昔から知っているというんじゃありません。
ただ、この二冊の本の内容が、僕が最も熱心にこれらの事に
関わった時代の感性と合致するので、『懐かしいなあ』と思った
んです。
僕は幼い頃からなぜか子供が叱られているシーンが好きで、
子供が親や教師から折檻されているシーンに出会うと、テレビに
釘付け。本であればそのページを凝視したまま興奮に打ち震えて
いました。
当時は僕自身が子供でしたから、言ってみれば、SMが好き
ってことなんでしょうが……
ところが、その後、歳はとりましたが、対象年齢が変わらない。
おかげで、ロリコン、アリスコンプレックス、SMロリータ、
ピュドフェリア等々、いろんな名称で呼ばれるようになります。
ただ、世にあるSM雑誌を最初に読んだ時は、すでに30歳を
越えていました。
というのも、私は、SM雑誌に出てくる毒々しい劇画が好きで
なかったのと、SMというのは、基本的には不条理を楽しんでる
わけで、それがどうも自分の世界とは違うなと思っていました。
そんな時に出合ったのが、三和出版のマニア倶楽部。当時は
SM初心者を読者に引っ張り込もうとしたのか、それともロリ
コンがはやっていたのでそうした人たちをターゲットにしたの
か、その辺りは分かりませんが、ソフトなSM路線、おしおき
を内容とした企画物をたくさん組んでいて、シリーズ化させて
いました。
そこで、私も初めてSM雑誌というものに出会うことになった
のです。
すると、毛嫌いしていたSM雑誌の中にも、少数ですが、昔
から私と感性を同じにする作品などもあって驚かされました。
その後は、ネット社会になったこともあって交友の幅も徐々
に広がりましたが……ただ、私の場合は、生来、気が弱いもの
ですから、実践で楽しもうとは最後まで思わなかったのです。
オフ会のメンバーも小説を描くことだけが生きがいという人
たちばかりの会でしたので、たまに社会科見学でスパンキング
ショーを見に行く程度でした。
当時は実践を伴わない妄想だけの人たちが沢山いたんですよ。
この二冊の本には、そんな古きよき時代の匂いがするんです。
***************************
1)『変態少女画廊』¥250
ヘルガ・ボーデ(20世紀前半に活躍したドイツのお仕置き
画家)さんのイラストに編集者が自分なりの解説をつけたもの。
2)『浣腸マゾリポートⅠ』
ななのゆり(著)¥300
西洋の浣腸事情をリポート(告白)形式で書いた小説。
***************************
いずれの作品も、感性が今日的ではありません。
感性を異にする今の人たちに『おもしろいですよ』と言っては
勧められませんが、昔の人たちのお仕置きに対する感性を知る
上では参考にはなると思います。
懐かしい本(kindleですから正確には本ではないのですが)に
出会いました。
いえ、この本を昔から知っているというんじゃありません。
ただ、この二冊の本の内容が、僕が最も熱心にこれらの事に
関わった時代の感性と合致するので、『懐かしいなあ』と思った
んです。
僕は幼い頃からなぜか子供が叱られているシーンが好きで、
子供が親や教師から折檻されているシーンに出会うと、テレビに
釘付け。本であればそのページを凝視したまま興奮に打ち震えて
いました。
当時は僕自身が子供でしたから、言ってみれば、SMが好き
ってことなんでしょうが……
ところが、その後、歳はとりましたが、対象年齢が変わらない。
おかげで、ロリコン、アリスコンプレックス、SMロリータ、
ピュドフェリア等々、いろんな名称で呼ばれるようになります。
ただ、世にあるSM雑誌を最初に読んだ時は、すでに30歳を
越えていました。
というのも、私は、SM雑誌に出てくる毒々しい劇画が好きで
なかったのと、SMというのは、基本的には不条理を楽しんでる
わけで、それがどうも自分の世界とは違うなと思っていました。
そんな時に出合ったのが、三和出版のマニア倶楽部。当時は
SM初心者を読者に引っ張り込もうとしたのか、それともロリ
コンがはやっていたのでそうした人たちをターゲットにしたの
か、その辺りは分かりませんが、ソフトなSM路線、おしおき
を内容とした企画物をたくさん組んでいて、シリーズ化させて
いました。
そこで、私も初めてSM雑誌というものに出会うことになった
のです。
すると、毛嫌いしていたSM雑誌の中にも、少数ですが、昔
から私と感性を同じにする作品などもあって驚かされました。
その後は、ネット社会になったこともあって交友の幅も徐々
に広がりましたが……ただ、私の場合は、生来、気が弱いもの
ですから、実践で楽しもうとは最後まで思わなかったのです。
オフ会のメンバーも小説を描くことだけが生きがいという人
たちばかりの会でしたので、たまに社会科見学でスパンキング
ショーを見に行く程度でした。
当時は実践を伴わない妄想だけの人たちが沢山いたんですよ。
この二冊の本には、そんな古きよき時代の匂いがするんです。
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1)『変態少女画廊』¥250
ヘルガ・ボーデ(20世紀前半に活躍したドイツのお仕置き
画家)さんのイラストに編集者が自分なりの解説をつけたもの。
2)『浣腸マゾリポートⅠ』
ななのゆり(著)¥300
西洋の浣腸事情をリポート(告白)形式で書いた小説。
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いずれの作品も、感性が今日的ではありません。
感性を異にする今の人たちに『おもしろいですよ』と言っては
勧められませんが、昔の人たちのお仕置きに対する感性を知る
上では参考にはなると思います。