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12/15 昔、浣腸ありき

12/15 昔、浣腸ありき

 今だって浣腸という医療行為は存在していますが、僕の子供の
頃は今よりもっともっと盛んに行われていました。
 単にお通じがないというだけではありません。熱がある。お腹
が痛い。果ては『だるそうにしている』というだけで、お浣腸の
憂き目に会う子供がたくさんいたんです。

 当時の常識では、子供の場合、まずお腹を空にすることが治療
の第一歩だったのです。

 おかげで、家庭でも病院でも子供へのお浣腸は多用されました。
私の家にもイチジク浣腸だけでなく子供用に注射器のような形を
したピストン式の浣腸器が薬箱のある引き出しに奥で眠っていま
した。

 そして、この浣腸器、実は実用よりも……
 (もちろん、実用で使用されたこともありますが)

 「そんなにだるいなら、まずこれで浣腸してから始めようか」

 お母さんは、勉強や家の仕事を嫌がって、ふて腐れてだるそう
にしている我が子には、これを見せつけ脅しに使っていました。
 我が家ではその方が頻度が高かったのです。

 そして、これこそが、その後私が『浣腸』をお仕置きの一つと
考える原点となるのでした。

 そんな昭和30年代以前の子どもの浣腸事情を知る手がかりに
なる作品があります。

 『子供の時の浣腸』池田喜代子(著)
 掲載 奇譚クラブ 昭和33年 7月号

 掲載された奇譚クラブは、知る人ぞ知る昔のSM雑誌ですが、
この作品自体はSMではなく一つの思い出として描かれています
から誰が読んでも差し障りがないと思います。

 奇特な方がネットに上げておられますから、興味のある方は、
ご一読ください。

『子供の時の浣腸』池田喜代子(著)

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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