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9月5日付

9/5

 私の作品の中には、それなりに成長した子どもが赤ちゃん扱い
されるシーンがよく登場する。

 実はこれ、ある雑誌の記事に『昔、ヨーロッパのとある貴族が
娘の非行に手を焼いて、その娘を監禁してオムツを穿かせ、赤ん
坊のようにして育てなおした』というのがあったことに由来する。

 その記事自体、そもそもポルノではなかったし、他との関連で
入れられたほんの数行の文章。おまけにその試みがうまくいった
かどうかさえ書いてなかったのだが、個人的にはとっても興味深
かった。

 私自身も、育て直しというわけではないが、親が溺愛のあまり
私をオモチャにするようなところがあって、その記事に親近感を
覚えたのかもしれない。

 大人は子供を作ろうと決心する際に、色んな事情はあるだろう
が、その動機の重要な一つは、『オモチャがほしい』という思い
だろう。

 そして、この『オモチャ』の中には性的要素が完全にないとは
言い切れないと私は思うのである。
 近親相姦だなんて話は論外にしても、そうした目で子供を見る
親は皆無ではないはずだ。

 もちろん、実際には親の理性が勝って問題が表面化することは
稀かもしれない。しかし、大人に性欲がある限り、自分の子供を
そうした対象で見ない保障は誰の心にもないのではないだろうか。

 要はそれが内心に留まる限りは実害がないわけで、そうなくて
はならないわけだが、親子に横たわる性の問題を全て否定して、
倫理観だけでこれを抑えようとすることには、限界があるように
思うのである。

 昔は、親がわりあい自由に子供をお仕置きできたし、お仕置き
という大儀の前にはポルノチックなことだってあったと思うのだ。
そして、それがガス抜きの安全弁になって、世の中に児童ポルノ
のようなものが蔓延せずにすんでいたような気がする。

 かつてビクトリア朝がその高い倫理性ゆえに裏で性的な腐敗が
進んでいたように、何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。潔癖
性や建前で当然視して問題を片付けるのはなく、本音で親子の性
の問題を語る時が来ているように私は思うのだ。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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