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2/8 成功しかしない時代

2/8 成功しかしない時代

*)エッセイ

 人間誰しも多くの失敗を重ねて栄冠を掴み取るものなんだろう
けど、その為にはまず事前にやっておかなければならないことが
あるように思うんだ。

 それは……
 『やれば必ず出来る』という確信。

 こんなこと言うと、多くの人が……
 『えっ?そんなことないよ。やれるかどうか不安だったけど、
やり遂げたってケースも多いだろう』
 って、言うかもしれない。

 だけど、それはあくまで成長してからのお話だろう。
 僕が言いたいのは『その前があるだろう』って言いたいんだ。

 つまり、赤ちゃん時代。

 今は、赤ちゃんといえど、何でもかんでもべたべたと接しない
のかもしれないけど、僕が赤ちゃんの頃の親ときたら赤ちゃんを
まるで神様みたいに扱っていて、赤ちゃんがどんな事をしようと、
およそ叱るということをしなかったんだ。

 笑った………………(あら~ご機嫌ね、楽しいね)…よしよし
 泣いた………………(おやおや、どうしたのかな?)よしよし
 怒った………………(おやおや、ご機嫌ななめね)…よしよし
 ミルクを飲んだ……(わあ~たくさん飲めたのね)…よしよし
 おっぱい噛んだ……(お~~強い強い)………………よしよし
 ミルクを吐いた……(もう、お腹いっぱいかな?)…よしよし
 オムツが濡れた……(わあ~ちっち替えようね)……よしよし
 たっちした…………(わあ~上手、上手、頑張れ~)よしよし
 尻餅ついた…………(あらあら、大丈夫?)…………よしよし
 障子を破いた………(あら~~破けちゃったあ)……よしよし
 とにかく赤ちゃんが何をやってもやらかしても親は常に笑顔で
だっこして、「よしよし」としか言わなかった。

 赤ちゃんがやったことは、それがどんな結果になろうと、親が
すべてを受け留め、最大限その希望を叶えてやろうとするから、
赤ちゃんというのは何をやっても褒められるし、決して失敗する
事のない王様だったんだ。

 僕は、この体験が大事だと思ってるんだよ。

 人は心が無垢なこの時代にバラ色の世界を経験しているから、
その後いくら失敗しても『いつかは成功するんじゃないか』って
希望を持ち続けられるんじゃないだろうかってね。

 『三つ子の魂百までも』っていうじゃないか。

 そして、そうやって成功の希望を持ち続けられることが、偉大
な発明や発見にも繋がってくるわけだし、赤ちゃん時代は全てが
成功する夢の中にあってもいいんじゃないのかな。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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