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4/28 百行清書

4/28 百行清書

*)古い資料の一節です。
載せるものがなかったものですから……


 主にイギリスの学校で行われていた罰。
 現在やっているかどうかは知らない。

 文字通り、定められた言葉を丁寧に百回書いて教師に提出しな
ければならない。
 乱雑な文字ではやり直しさせられるから結構時間を取られる。

 語句の内容は『この文章』と定まったものを書かせる処もある
が、私に情報を寄せてくれた人の経験では、清書の一節や謝罪の
言葉など学校や教師によってまちまちとのことだった。

 というのも決まった語句にしてしまうと生徒が暇な時を選んで
書き溜めておくからで、もちろん罰を受ける生徒の年齢によって
も一行の長さは異なるようだ。

 偉そうに小説に登場させているが実は私自身現物を見たことが
ない。
 ただ彼の手紙の文字は驚くほど綺麗で『ひょっとして百行清書
の成果か』なんて勘ぐりたくなるくらいだ。

 でも、それも違っているだろう。というのも、当時のイギリス
(欧州どこでもそうだが)学校教育での書き取りの時間が日本より
長いために、総じてみんな綺麗な字が書けるのだ。

 学生時代、さしたる用もないのにタイプを買ったのはこのため
でもあった。どんなに丁寧に書いても彼らにかなうわけないから。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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