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5/9 女の都 ~5~

5/9 女の都 ~5~

*)派手なシーンはありませんが、一応Hな小説です。

 リサちゃんが学校で居残り勉強していることは、当然、家族の
中でも話題になっていました。

 「居残り勉強って……クレマン先生と?」
 「へえ~あの子、頑張ってるんだ」
 二人の姉はお母さんに詰め寄ります。

 そのお母さんは、台所でビーフシチューとハンバーグを作って
います。いずれもリサちゃんの好きなおかずでした。

 お母さんはその日の朝、新しい下着をリサちゃんに着せていま
した。まさか、初日からクレマン先生にパンツを見せることには
ならないでしょうけど、お母さんはお母さんなりに心配していた
のです。

 そんな家族のもとへリサちゃんが帰ってきます。
 「ただいま~~あ~~お腹すいた。勉強するとお腹がすくわ。
……あっ、私の好きなビーフシューとハンバーグじゃない。……
ラッキーー」
 明るい声でした。

 「ねえ、クレマン先生どうだった?怖かった?」
 「全然」リサちゃんは首を振ります。

 「電気ショック、何回くらいもらったの?」
 「一回もなかった。……でも、二時間はやっぱり長いわ。最後
は死にそうだったもん」

 「まあ、あんたの場合、これまで15分と続けて勉強したこと
なかったからね」
 「失礼ね、あるわよ、そのくらい」
 「嘘おっしゃい。勉強机に向ってても大半マンガ読んでるだけ
じゃないの」
 「嘘です~~15分以上かかる宿題だってあるもの」

 「ほらほら、夕ご飯にするわよ」
 お母さんの声で、姉妹喧嘩はそこでお開き。

 実際、リサちゃんにとって初日は問題ありませんでした。
 長い時間の勉強で疲れましたが、クレマン先生だっていきなり
難しい事をリサちゃんに求めたりしません。まずは、前の学年の
おさらいから順序だてて説明してくれます。ですからリサちゃん
だって大丈夫。電気ショックの洗礼も受けずに済んだのでした。

 ただ、初日はそれでよかったのですが、二日目、三日目と序々
に内容も難しくなりますし、問題を解くスピードも、速さが求め
られるようになって……四日目、ついに最初の電気ショックが…

 あとは日を追うごとに、電気ショックの数が増えていきます。
電気ショックはそれ自体ものすごく痛いものではありませんが、
まるで追い立てられるように問題を解かされるのはプレッシャー
で、リサちゃんはついに泣き出してしまいます。

 べつにぶたれたわけではありませんが、クレマン先生の要求に
ついていけないのが悲しかったのです。

 ま、これもお仕置きと言えなくもないのかもないのかもしれま
せんが、リサちゃんは、何とかクレマン先生の要求に応えようと
頑張り続けましたから、最後の数日、お勉強が終わる時はいつも
『涙、涙……』でした。

 その代わり、リサちゃんの学力は二週間で見違えるようによく
なっていました。
 本人はもちろんですが、それはお母さんにとっても『感謝感謝』
だったのです。

****************************

 さて、リサちゃんの問題はこうして解決しましたが、子どもを
三人も抱えていると、問題は次から次にやってきます。

 今度は次女のケイトのことで、お母さんはまた頭を悩ます事に
なるのでした。

 「ただいま」
 ある日、ケイトが浮かない顔で帰ってきます。

 「…?…」
 その顔を見た瞬間、お母さんはピンときました。

 もしこれが赤の他人だったら見過ごしていたかもしれません。
ケイトはつとめて平静を装っていましたから。でも、お母さんと
いうのは、その子と赤ん坊の時から接していて、もの凄く小さな
変化も的確に嗅ぎ分ける能力をもっています。

 おやつを娘の部屋へ持って行き、勉強机の上にそれを乗せると
 「何があったの?」
 と尋ねてみました。

 ケイトの答えは…
 「べつに……」
 だったのですが……

 「連絡帳、見せて……」

 お母さんは連絡帳を出させます。
 娘達の通う学校は細々としたことにも目が行き届いていました
から、担任教師のしたためた連絡帳を見れば、たいていのことは
そこに載っています。

 案の定、ケイトの憂鬱の原因がそこに書いてありました。

 『そういうことか』
 お母さんはそれを見て納得すると同時に、小さなため息をつき
ます。

 そこには……
 『健康診断の結果、ホルモンバランスに若干の異常がみられま
したので、一週間貞操帯を装着して経過観察を行います。ご家庭
におかれましてもお気づきの点がありましたらご連絡ください』
 と書かれていました。

 分かりにくい表現ですが、要するに『ケイトにはオナニー癖が
ありそうなので、矯正措置として一週間貞操帯を装着させること
にしました』というものです。

 ケイトも年頃、当然、初潮は済んでいますし、体つきも大人に
向っています。性欲だってないわけがありません。
 ただ、大人というのは身勝手で、自分たちだってその事で散々
悩んだはずなのに、大人になると娘にはやたらと純潔を求めるの
です。

 大人たちは言います。
 『オナニーなんて不健康、シスター遊びは不純な行い。そんな
穢れた娘は、よりハレンチなお仕置きで自分の汚さを自覚させ、
矯正させなければならない』

 これがオニオン星の正論です。

 もちろん、そんなこと子供たちにとっては承服しがたいもので
したが、まだ力のない彼女たちには、それに抗(あらが)うすべが
ありませんでした。

 地球より若干科学の進んでいるこの星の学校では、生徒の座る
椅子に測定器が仕掛けてあって、性的に興奮するとそのデータが
記録されることになっていました。

 もちろん、そんなことが授業中に一回二回あったからといって
問題にはしませんが、これが10回、20回となれば話は違って
きます。

 クラスあるいは学校に特殊な関係を持つ子がいるんじゃないか
と疑われて、放課後、精密検査が行われます。
 クリトリス、膣口、肛門、尿道口…ありとあらゆる恥ずかしい
場所が念入りに調べられ、もしそこで『オナニーの常習性あり』
と判断されれば、その場で、貞操帯を装着させられてしまうので
した。

 オニオン星で使われているこの手の貞操帯は、薄いシリコンで
出来ていて、いったん装着すると自分独りで取り外しできません
し、女の子のお臍の下にある全ての穴を塞いでしまいますから、
オナニーだけでなく、オシッコもうんちも月経の処理も自分独り
では何もできませんでした。

 そこで、用を足すたびに家ではお母さん、学校では保健の先生
の手を煩わせることになります。これは女の子にとってはとても
辛いことだったのです。

 しかも問題はそれだけではありませんでした。

 先生方は誰に貞操帯を装着させているかを他の生徒たちに知ら
れないように配慮しますが、貞操帯を着けられた子はどうしても
保健室の利用頻度が高まりますから、クラスメイトにバレること
だって珍しくありません。

 学校は虐めにつながるような陰口や噂話をもちろん禁止しては
いましたが、女の子って陰口が大好きですからね、告げ口される
と『校長室行き』と分かっていても、貞操帯をめぐる井戸端会議
がなくなる事はありませんでした。

 「ねえ、あの子、誰のこと思ってオナってるの?」
 「そういえば、最近、あの子の方から変な匂いがするけど、朝、
家で一回やってから学校にきてたんじゃない?」
 「わぁ~ばっちい子」
 「家じゃないと思うわ。お母さんにばれたら大変だもの。学校
来てからトイレでやってるのよ」
 「ねえねえ、淫乱ベルト(貞操帯)捲いてるって誰のこと?」

 と、まあ、こんな話をあちこちでされたら、そりゃあ年頃の女
の子が傷つかないはずがありません。その意味でもこのお仕置き
は辛かったのです。

 いえいえ、問題は学校だけに留まりません。
 家に帰っても、こうした話題が大好きな人たちがいます。

 そう、自分の姉妹。
 彼女たちは親しいですからね、噂話だけではおさまりません。
 お母さんの名代として、ウンチやオシッコのお手伝いも……

 姉や妹に晒す自分の恥部はこれ以上ないほどの屈辱的でした。

 でも、それは承知でお母さんは長女のマーシにケイトの世話を
頼みます。それはケイトにとってこの貞操帯が初めてではなく、
また過去に彼女のオナニーを偶然目撃していましたから、ケイト
にその癖があることはお母さんも知っていたのです。

 お母さんは、今回、ケイトに厳しいお仕置きをして、その癖を
治すつもりだったのでした。

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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