2ntブログ

Entries

10/20 御招ばれ(9)

10/20 御招ばれ(9)

*)ソフトなソフトなお仕置き小説です。私的には…(^◇^)

***************************

 <主な登場人物>
 春花……11歳の少女。孤児院一のお転婆で即興ピアノが得意
 美里……11歳の少女。春花の親友。春花に乗せられて悪戯も
    するが、春花より女の子らしい。絵が得意な少女。
 大西泰幸……中世史の研究をする大学の先生。実の子はすでに
    医者として独立、『茜』という養女をもらっているが、
    春花や美里も養女にしたいという希望を持っている。
 大西一枝……大西泰幸の妻、専業主婦。茜を厳しく躾けるが、
    茜は彼女を慕っている。
 大西茜……大西泰幸の養女。13歳で春花や美里よりお姉さん
    だが、楚々とした感じのお嬢さんとして躾けられている。
 高瀬先生……古くから大西家に出入りしているお医者様。特に
    子供達へお仕置きがある時は浣腸や導尿などでお手伝い
    もする。
 明子さん……長い間大西家に仕えている住み込みの女中さん。
    大西家の生き字引。

****************************

 「先生、お薬は普段うちで使っているのでよろしいでしょうか」
 お母さんはおずおずとこげ茶色の薬壜を先生に差し出します。
 それは大西家に常備されていた200㏄入りのガラス壜でした。

 「もちろん結構ですよ。……おお。これはうちでお渡しした物
ですね」
 先生はうやうやしく受け取ります。

 この時代、お浣腸は便秘の為だけにするものではありませんで
した。お腹の具合が悪い時、とりわけ子供に熱がある時などは、
家庭内でも広く行われていましたから、街の薬局でイチヂク浣腸
を購入するだけでなく、病院の薬局からも光を遮断する色つきの
ガラス壜に入れて多めに持ち帰る家庭が少なからずありました。
 そう、お浣腸って、今よりずっと身近な医療行為だったのです。

 「さあ、行きますよ」

 高瀬先生は、おもむろに半透明な茶色のガラス瓶の蓋を取ると、
50%のグリセリン溶液を吸い上げ、最近、肉付きのよくなった
茜ちゃんの二本の足付け根を押し開きます。そして、緊張の為か
ヒクヒクと動いているまだ可愛らしい菊座を確認して、ガラスの
先端を差し入れます。

 「……(うっ)……」
 小さな衝撃ですが、とても恥ずかしい一瞬です。
 慣れない子の中には思わず拒んでしまう子も……でも茜ちゃん
のお尻は先生のガラスの突起を拒否せず受け入れます。

 「よし、いい子だ」
 満足そうな高瀬先生の声がしました。

 こんなこと普段は看護婦に任せている仕事。ここでも、恐らく
お母さんか、明子さんの方が場慣れしているかもしれませんが、
あえてそれを先生がやるのは、やはり先生が男性だから…つまり、
茜ちゃんに辱めをくわえるためでした。

 「ようし、その調子。……さあ、もう一ついくよ」
 先生は本来なら100㏄入る浣腸器にあえて全量をいれません。
 50㏄ずつ二回に分けて行います。
 それもこれも、このお浣腸がお仕置きとして行われているのを
知って、わざと時間をかけているのです。

 十分に時間をかけることで、高瀬先生は茜ちゃんをじっくりと
辱めることができます。
 そして、グリセリンを全て入れ終わると……

 「あえて栓はしないからね、自分の力で頑張るんだ。頑張って
頑張って、悪かったことを反省してごらん」

 高瀬先生はそこまで言ってから、それまで足元に脱ぎ捨てられ
ていたショーツをを足首に穿かせます。

 「!」
 すると、茜ちゃんの反応は早いものでした。

 こんなに長い時間、大人たちに恥ずかしい姿を見られていて、
今さら急いでみてもどうにもならないはずですが、茜ちゃんは、
自分の足首にショーツが引っかかったのを感じると、すぐさま、
それを引き上げました。
 どんなに長い間辱めを受けていても、その時間を一秒でも短く
したいというは少女の素直な気持なのかもしれません。

 その慌てぶりを見て、大人たちは思わず苦笑していたのですが、
茜ちゃんはそのことに気づいていたでしょうか。


 さて……
 これで恥ずかしさだけは若干緩和されることになりましたが、
だかといって、グリセリンの効果まで緩和されるわけではありま
せんでした。
 このお薬は即効性が顕著なお薬なのです。

 「ひぃ~~~~」
 ショーツを引き上げた直後には、もう茜ちゃんの顔色が変わり
ます。

 信じられないほどの強い下痢がいきなり茜ちゃんを襲います。
 お腹の急降下というやつです。
 「……(おなかが痛い)……」
 たちまち芋虫のように布団の上で丸まって、後は身の置き所の
ない地獄でした。

 栓はしてない。オムツもしてない。もしこのまま爆発したら、
他人に見せたくないものがあたり辺り一面に広がって薄い布団を
汚していきます。
 そんなこと、想像するだけで気絶しそうです。
 女の子にとってはとても耐えられそうにない現実でした。

 「いやあ、いやあ、だめえ~~出る出る出る」
 うわ言のような訴えが続きます。
 それを受け止めたのはお母さんでした。

 お母さんは身体を丸めた茜ちゃんをしっかりと抱きしめます。
 こんな大変な時ですから、茜ちゃんにはほとんど冷静な判断が
できません。お母さんに抱きしめられている今の今でさえ、少女
にとっては新たな罰を受けているように感じられて暴れるのです。

 「いや、いや、こんなのイヤ!!」
 茜ちゃんは熱病患者のようにお母さんの胸の中で何度も叫びま
した。
 でも、その身体はお母さんに押さえられてどうにもなりません。

 「あっ、だめ~~」
 大津波に反応して、思わず奇声が上がります。

 もし、これがお薬の影響のない普段なら、あるいは茜ちゃんは
全力を出してお母さんの抱っこを跳ね除けていたかもしれません。
 でも、今、その全力を出したらどうなるか……

 最悪の事態が頭をよぎります。
 そう考えると無理は出来ませんでした。

 だから、お母さんの力が勝って、茜ちゃんは次第にお母さんの
胸の中で締め付けられていきます。自由の利かない絶望の中へ。

 「あ~~ん、お母さん、いやいやいや……」
 半狂乱のようになった茜ちゃんは必死になってお母さんの中で
訴えますが、どうにもなりませんでした。

 『あっ、だめえ~~~私、壊れちゃう』
 窒息するほど圧迫されたお母さんの胸の中で、茜ちゃんは自分
の進退が窮まったこと悟ります。

 『今さら開放されても、もうどこへも行けない。ここでやって
しまうしか……』

 そんな絶望が心に広がるなか、茜ちゃんはそれまでとはまった
く違う感情が自分の心の奥底にあるのを感じるのでした。

 『どうしてだろう。どうしてこんなことしてるのに気持いいの。
こんなに苦しいのに……どうして?』
 『不思議な気持。苦しいことが気持いいなんて初めて……変よ、
変。絶対に変だけど、そんな気がするわ。私、壊れちゃったの?』
 『ああ~、まるで赤ちゃんに戻っていくみたい。とろけそう。
こんなに気持いいことって、何年ぶりだろう。こんなこと、誰に
話しても信じないだろうなあ』
 『ああ~、あまえていたい。このままずっとお母さんに甘えて
いたい』

 そんな娘の変化をお母さんも感じていました。
 それまで、お薬の入った不自由な身体ながらも必死にここから
這い出ようと手足をバタつかせていた茜の身体が今はすっぽりと
自分の胸の中におさまっているのです。抵抗しない分、膝の上も
軽くなります。
 それは茜が自らお母さんに抱かれたいと思っているからでした。

 『し・あ・わ・せ……こんな幸せもあるんだ』

 恥ずかしさに打ちひしがれながらも、それでいて安らぎを見出
した茜。でもそれは、二十数年前、茜のお母さんが自身で感じた
ことでもあったのです。
 そう、お母さんもまた娘時代、そのお母さん(茜ちゃんの祖母)
からお浣腸を受けて、その胸で泣いたことがあったのでした。

 「どうしたの?……落ち着いた?……苦しいでしょう?出して
しまっていいのよ」
 お母さんは茜さんに優しく声を掛けます。
 もちろん、お母さんはすべてを承知の上で茜ちゃんを抱きしめ
続けていましたからそれでもかまわなかったのです。

 とはいえ、お浣腸には波があります。小康状態の次には大波が
……

 「いやあ、だめえ、やめてえ~~トイレ、トイレ、トイレ」
 茜ちゃんの突然の大声。

 まるで目覚めて泣き出した赤ん坊のように声を荒げることも…
 ただ、そんな時も、お母さんはそ知らぬ顔で我が子を抱き続け
たのでした。

 「ああ、いい子、いい子、いい子ね。恐がらなくていいのよ。
あなたは私の赤ちゃん。それは今も変わらないわ。私が、ずっと
あなたを守っててあげるから大丈夫よ。何が起こっても大丈夫よ」
 お母さんは再びすっかりおとなしくなった茜ちゃんの頭をなで
つけながら囁きます。

 『何が起こっても大丈夫』
 お母さんの言葉には、『ここで用を足しなさい』という意味も
含まれています。
 ですから……

 「トイレ、トイレ行きたい」
 茜ちゃんがいくら頼んでも結局トイレは与えられませんでした。


 10分が経過した頃、そのトイレの代わりに用意されたのは、
最初からそういうお約束だったオムツ。

 もう、この頃になると、恥ずかしいと言って抵抗することすら
できないほど事態が緊迫していました。
 おかげで、大人たちが茜ちゃんのショーツを脱がせ昔ながらの
浴衣地を裂いて作ったオムツに履き替えさせるのにも、それほど
苦労はいりませんでした。

 すると、ここで先生が……
 「もういいよ。茜ちゃん、やってごらん」
 と言うのです。

 『やってごらんって言われても……だからって、できる訳ない
じゃない』
 茜ちゃんは悲しく思います。
 でも、一方で……

 『そんなこと絶対にできない。絶対にできないけど……もう、
限界。やってしまうかもしれない』
 茜ちゃんは自分の胸に語りかけるのでした。


 オムツをしてさらに10分後。茜ちゃんはそれでも必死に我慢
を続けていましたが、ついにその時がやってきます。

 「ほら、ほら、これ以上は身体に悪いからやめようね」
 高瀬先生はそう言って茜ちゃんの下腹を揉み始めます。
 すると、これが最後でした。

 「…………………………(!)……………………………………」

 その瞬間は静かでした。
 茜ちゃんは言葉も発せず身体も動かさずでした。
 いえ、むしろその瞬間は身体の動きが全て止まっていました。

 というのも、茜ちゃんにこれいった感情がなかったのです。
 『とうとう、やっちゃった』
 というほかは……

 まるで、白昼夢を見ているようなぼんやりとした意識の中で、
周りの大人たちが忙しく働いているのだけがわかります。

 『これって、どういうことだろう?』
 茜ちゃんは思います。

 さっきまであんなに恥ずかしいこと、嫌なことだと騒いでいた
自分が、今はまるで他人事のようにそれを冷静に見ているのです。
……これって、心の不思議としか言いようがありませんでした。


 茜ちゃんは、お母さんと明子さんにお股のなかを蒸しタオルで
綺麗に拭き取ってもらい、天花粉をたくさんはたいてもらって、
最後はショーツまで穿かせてもらいます。
 そうやってもう一度、茜さんはお母さんに抱かれます。

 「よく頑張ったわ」

 お母さんは抱きしめた茜ちゃんに頬ずりします。
 すると、茜ちゃんもまるで幼稚園児のように笑ってお母さんの
頬ずりを受け入れるのです。

 「あらあら、ご機嫌だこと。でも、随分と大きな赤ちゃんだわ
ね」
 明子さんがイヤミを言いますが、茜ちゃんはそれさえも笑って
答えるのでした。

 「お母さん、好き」
 茜ちゃんの小さな小さな囁きがお母さんの耳に届きます。

 すると……
 「ありがとう」
 お母さんもまた満足そうに答えます。

 成長するとともに大人へ大人へと向かっていた茜ちゃんの心が
この瞬間だけは赤ちゃんへ逆戻りということでしょうか。
 でも、それも高瀬先生に言わせると……

 「恥ずかしいなんてのは、所詮相対的なもんじゃ。信頼できる
親がおればこそ、こんなこともできる。茜ちゃんにとってもいい
息抜きになったはずじゃよ」
 となるのでした。

 でも、これで『一件落着、めでたしめでたし』とはいきません。
 茜ちゃんには、これからまだまだ新たな試練が待ち受けている
のでした。

************************

コメント

コメントの投稿

コメント

管理者にだけ表示を許可する

Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

最新記事

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR