2ntブログ

Entries

10/29 御招ばれ(13)

10/29 御招ばれ(13)

*)ソフトなソフトなお仕置き小説です。私的には…(^◇^)

***************************

 <主な登場人物>
 春花……11歳の少女。孤児院一のお転婆で即興ピアノが得意
 美里……11歳の少女。春花の親友。春花に乗せられて悪戯も
    するが、春花より女の子らしい。絵が得意な少女。
 大西泰幸……中世史の研究をする大学の先生。実の子はすでに
    医者として独立、『茜』という養女をもらっているが、
    春花や美里も養女にしたいという希望を持っている。
 大西一枝……大西泰幸の妻、専業主婦。茜を厳しく躾けるが、
    茜は彼女を慕っている。
 大西茜……大西泰幸の養女。13歳で春花や美里よりお姉さん
    だが、楚々とした感じのお嬢さんとして躾けられている。
 高瀬先生……古くから大西家に出入りしているお医者様。特に
    子供達へお仕置きがある時は浣腸や導尿などでお手伝い
    もする。
 明子さん……長い間大西家に仕えている住み込みの女中さん。
    大西家の生き字引。

****************************

 「さあ、お父様のお膝へいらっしゃい」
 お母さんが強い調子で茜さんの腕をとります。
 慌てた茜さんは突然のことに嫌々をしますが、それはお母さん
の腕を振りほどくほどではありませんでした。それが後々どんな
結果になって自分に跳ね返ってくるかを知っていたからでした。

 「おいで……目が覚めるから」
 お父さんがご自分の膝を叩いて指示します。

 「!」
 もう、こうなったらダメです。
 茜さんはそこへ行くしかありませんでした。

 幼い頃からお尻を叩かれていた茜さんにとってお父様のお膝は
世間で言う『お尻ペンペン』なんて生易しいものではありません。
ギロチン台並みの恐怖です。
 でも、そこへ行くしかありませんでした。

 「お父様、お仕置き、お願いします」
 茜さんはお父さんに一声掛けてその膝にうつ伏せなって寝ます。

 『お仕置き、お願いします』なんて、ぶたれる子供の側が言う
セリフじゃないかもしれませんが、これも大西家のしきたりです。
大西家では、朝、『おはようございます』を言うのと同じでした。

 「恐がらなくてもいいからね。茜は女の子だから私からの経験
があまりないかもしれないけど、私もお尻叩きは上手なんだよ」
 お父さんはそう言って、まずスカートの上から叩き始めます。

 リズミカルに軽快に……
 「……パン……パン……パン……パン……パン……パン……」

 茜ちゃん、最初は『あれ?これって、お父さんの方が楽だ』と
勘違いしたのですが、すぐにその間違いに気づきます。

 最初の数回はまだそんなに痛くありませんでした。
 でも、10回を過ぎる頃から辛くなります。         
 「パン……パン……パン……パン(あっいや)……パン(ひぃ)
……パン(あっ、だめ)……パン(あっ)……パン(痛~~い)」

 普段お母さんからやられているスパンキングは、お尻の表面が
ピリピリするような乾いた感じの痛みなのですが、お父さんのは、
一発一発がお尻の肉の奥まで届く感じの重い痛みです。
 しかもお父さんのスパンキングは、お母さんと違って短い時間
では終わりませんでした。

 徐々に、徐々に蓄積されていく痛みの中で、茜ちゃんのお尻は
しだいに悲鳴を上げ始めます。

 「パン(あっ、いやあ~~~)……パン(だめえ~~~)……
パン(お願い、お母さんやめさせて~)……パン(あっいやいや)
……パン(ひぃ~~~)……パン(ああん、お母さん許して~)」

 茜ちゃんは、お父さんにお尻をぶたれていたのですが、許しを
求めたのは自分の両手を握るお母さんでした。

 ところが、そのお母さんは……
 「何やってるの。これくらいのことで、両足をバタつかせたり
して、幼い子じゃないの、みっともないことはやめなさい」
 と、逆に茜ちゃんを叱るのでした。

 いえ、それだけではありません。
 今度はお父さんが茜ちゃんのスカートを捲りあげようとします
から……

 「いやあん、しないで!!パンツ見えちゃう!!いや!!ダメ
エッチ、レディーに失礼よ」
 茜ちゃんは慌てて抵抗を試みますが、できたのは口だけでした。

 本当は右手でお尻をかばいにいきたいのですが、お父さんの膝
の上で万歳した格好の茜さんはその両手ともお母さんにしっかり
握られていてピクリとも動かせません。

 「あ~~ん、イヤだって……」
 その間にもお父さんのお尻叩きは再会します。
 今度はショーツの上から。当然スカートの上からより痛いこと
になります。

 「パン(あっ、いやあ痛い痛い~~~)……パン(だめえ~~~)
……パン(お願い、お母さんやめさせて~ホントに痛いんだって)
……パン(あっいやいやいやいや)……パン(ひぃ!ごめんなさい)
……パン(ああん、お母さん許して~誰でもいいから許してよ)」
 茜ちゃん、まだまだ口だけは達者でした。

 いえ、こうして必死に叫んでいないとお父さんの平手の痛みに
耐えられないから……というのが本当の理由かもしれません。

 ところが、真っ赤な顔をして奮闘する茜ちゃんの苦労をよそに
お父さんは涼しい顔。おまけに、茜ちゃんの最後の砦にまで手を
かけるのでした。

 「……!!!……」
 白い綿のショーツが剥ぎ取られてしまいますが、なぜかその時、
茜ちゃんに大声はありませんでした。

 妹分の二人がさっきから笑いを堪えながら見ているのは知って
いますから、もうこれ以上恥の上塗りをしたくないと思ったので
しょうか。

 もちろん、そんなことにはおかまいなく、二人は固唾を飲んで
茜ちゃんの裸のお尻を見ています。
 男の子でないのがまだしもなのかもしれませんが、女の子にと
ってはこれ以上ない屈辱でした。

 それに、当然のことですが、何の防御もない生のお尻はさらに
堪えます。

 「パン(いやあ~~もうぶたないで~~~ぶたないで~~~)
……パン(痛い、痛い、痛い~~痛いんだって~~お願~~い)
……パン(ひい~~~だめえ~~~壊れるから~~お願いよ~)
……パン(お母さんやめさせて~ホントに痛いんだってえ~~)
……パン(ああ~ん、お母さん許して~何でもする、何でもする
から~~~)」

 痰を絡ませながら必死に哀願する茜ちゃん。
 でも、お父さんからは、なかなかお許しが得られませんでした。

 「パン(いやあ~だめえ~)……パン(痛い、痛い、痛い~)
……パン(ひい~~)……パン(だめえ~壊れるから~~)……
……パン(お願い、やめてよ~)……パン(お母さんやめさせて)
……パン(ホントに痛いんだってえ~~)……パン(ああ~ん)
……パン(いやいやいや)……パン(お母さん許して、お願い、
お願い~何でもする、何でもするから~~~)」

 70回を超え、茜ちゃんはひところより口数が少なくなってい
ました。
 泣き疲れ、声も枯れて、もう大声も出なくなっていたのです。
 そして、その頃になってやっと許されます。

 茜ちゃんは床に転がると必死でお尻をさすりましたが、痛みは
すぐには引かず、5分くらいは床に泣き崩れたままただただ自分
のお尻をマッサージしていました。

 やがて、少し落ち着いた頃、お父さんと目と目があって初めて
自分の姿に気がついたみたいで……慌ててお父さんの足元に膝ま
づくと、両手を胸の前で組んでご挨拶します。

 「お仕置き、ありがとうございました」

 これも『お父様、お仕置きお願いします』という最初のご挨拶
同様、大西家のしきたり(躾と呼ぶべきかもしれません)でした。


 もっとも、これはほんの序の口。
 これはあくまで眠そうにしている茜ちゃんの目を覚まさすため
で、本当のお仕置きはこれから……ということのようでした。

 「目が醒めたかい?」
 少し仏頂面のお父さんの顔がいきなり茜ちゃんに迫ってきます。

 大人のそんな顔、恐いですからね。
 「はい」
 嗚咽の収まらない茜ちゃんでしたが小さな声が聞こえます。

 すると、お父さんはとたんに笑顔になって茜ちゃんを膝の上へ
抱き上げます。

 「お~~しばらく抱かないうちに重くなったなあ」
 お父さんの言葉はまるで幼児か赤ちゃんを抱いた時のようです。

 でも、お尻がお父さんの膝に乗っかると茜ちゃんは顔をしかめ
ます。そこはまだ完全に癒えていませんから、お愛想でも笑顔は
難しかったのでしょう。

 「どうした?まだ痛いか?……だったら、静かにして私の話を
聞きなさい。いいね」
 『動くとお尻が痛いよ』というわけです。

 お父さんは、茜ちゃんの頬にご自分の息がかかるほど強く抱き
しめます。
 普段ならタバコの臭いお父さんの顔に嫌々をするところですが、
今は、お父さんのお膝をお尻が摺れただけで飛び上がるほど痛い
ですから、おとなしくタバコの臭いを嗅ぐことになるのでした。

 「いいかい、茜。人はいろんな家に生まれる。農家もあれば、
八百屋さん、鍛冶屋さん、サラリーマン、人それぞれだ。でも、
どんな家に生まれようと、その家を盛り立てなければならない。
お父さんお母さんをお手伝いしなきゃいけない。それが子どもの
義務なんだよ。農家の一樹君も、八百屋さんの真理子ちゃんも、
鍛冶屋の高志君だって、みんなお家のお手伝いをしてるだろう。
それは、茜、君だって同じなんだよ」

 「……私もお手伝いするの?」
 茜ちゃんはぽつんと独り言のように言います。それはそれまで
一度も考えた事がなかったからでした。

 「茜ちゃん、お父さんの仕事は何だい?」

 「大学の先生」

 「そう、お家で商売してるわけじゃないよね。でも、お父さん
は茜ちゃんに手伝って欲しいんだ」

 「どんなことお手伝いするの?……お父さんの助手さんとか?」
 茜ちゃんは首を傾げます。

 「いや、それはまだ無理だろうけど、大学教授の娘らしくして
いて欲しいんだよ。茜ちゃんは世の中の事はまだ分からないかも
しれないけど、大学の先生、お医者さん、弁護士さんなんて仕事
は世間での信用が大事なんだ。『普段偉そうなこと言ってても、
あいつの娘、学校じゃ劣等生らしぞ。娘一人満足に育てられない
奴にこんな仕事頼んで大丈夫かなあ』なんて、思われちゃうと、
お父さんもお仕事がやりにくいからね」

 「つまり私はお父さんの娘にはふさわしくないってことなの?」

 「そんなことはないよ。私はお前を施設から引き取ってから、
ずっと愛してきたし、これからだって、お前がどんな成績でも、
嫌いになることなんて事ないはずだよ。だって、お父さんはお前
を見初(みそ)めてここへ連れて来たんだから……」

 「……うん」

 「でも、お前はどうなんだい。私とは血の繋がりもないし……
こんなお尻をぶつようなお父さんは嫌いかい?」

 「…………」
 茜ちゃんは首を横に振りました。

 理由は簡単です。
 今日はたまたまお尻をぶたれていますが、普段の茜ちゃんは、
お父さんに甘えてばかりいます。お父さんとは楽しい時間がほと
んどなのです。ですから、短い時間のお仕置きのために、楽しい
時間を犠牲にするという選択はありえませんでした。

 茜ちゃんは考えます。
 『要するに、お父さんを愛しているなら成績を上げなさいって
ことよね。でも、私、頭悪いし、頑張っても成績あがるかなあ』

 そんなことを思っていると……
 「よかった、茜も私を愛しているんだね。よし、だったら明日
からは私がお勉強の面倒みてあげるから、また一緒に頑張ろうね」
 お父さんがこんなこと言うのです。

 「えっ、(お父さんと一緒に!!)」
 茜ちゃんは驚きます。

 いえ、小学校時代の茜ちゃんはお父さんのお膝の上で勉強して
いました。お父さんにしてみれば相当に重いお荷物だったと思い
ますが、何しろこれが最も効率的だったからお父さんも仕方なく
続けていたのでした。

 そんな昔の姿が頭をよぎったので驚いたのでした。
 今さらお父さんにだっこされて勉強するなんて、嬉しいけど、
恥ずかし過ぎます。

 すると、そんな茜ちゃんの心の中を察するように……
 「もう、抱っこはしないよ。こんな重い荷物、いつまでも膝の
上に乗せて置けないからね……でも、それ以外は今までとおりだ。
集中心を欠いたような態度なら、すぐに竹の物差しで目覚ましだ。
あんまりだらしがないなら、お灸だってまたすえるよ。それに、
日曜日の朝は必ずお浣腸。便秘なんかしてるとそれが気になって
頭の回転も鈍くなるからね」

 『また、始まるのか。お父さんと一緒のお勉強。何だか体よく
言いくるめられちゃった感じだなあ』
 茜ちゃんは心の中でため息をつくのでした。

***************************

コメント

コメントの投稿

コメント

管理者にだけ表示を許可する

Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

最新記事

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR