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真理子のお仕置き(中) ~ ある夕方の出来事 ~

      真理子のお仕置き(中)
                 ~ ある夕方の出来事 ~

 午後3時半、真理子はルンルン気分で家に帰ってきます。

 『そうか、お仕置き、許されたんだ』
 もし、そう思った方がいたら、大変な勘違いです。

 彼女がルンルンなのは単純に学校が楽しかったから。
 朝のお仕置きの話なんてその頃にはすっかり忘れていました。

 そもそも小学生というのは、そんなネガティブな情報を長い間
覚えている能力がありません。学校の授業、友達とのおしゃべり、
給食、体育……ちょっとでも楽しいことがあれば、そちらに気を
取られて自分の都合の悪いことなんてすぐに忘れてしまいます。
 とても幸せな人生なんです。

 ですから、帰宅してすぐ、ランドセルを放り出してまた遊びに
出かけたとしても、その際、哲哉お兄ちゃんが「佳苗お姉ちゃん
がお部屋で待ってなさいって言ってたよ」と伝言したとしても、
聞いてるはずがありませんでした。

 結局、真理子ちゃんは夕方遅く、いつものようにもうそろそろ
夕飯ができてる頃だという時間になって帰って来ます。

 「お姉ちゃん、ただいま~~~おう、やったあカレーじゃん」
 真理子ちゃんは台所へ顔を出すと、すでに帰宅していた佳苗お
姉ちゃんともまるで何事もなかったかのように挨拶をします。
 もちろんその顔は何か心配事を抱えているようではありません
でした。

 また、お姉ちゃんの方も……
 「真理、先に健太と一緒にお風呂にに入っちゃって……」
 「いやだ……」
 「どうして?」
 「だって、健太の奴、私の身体ジロジロ見るんだもん。恥ずか
しくて……」
 「何言ってるの、二人ともまだ子どものくせに……いいこと、
あんたがお姉ちゃんなんだから、お風呂で健太の身体もちゃんと
洗ってあげるのよ」

 そんなお姉ちゃんとのやり取りはごく自然な日常会話。
 真理子ちゃんとしては佳苗お姉ちゃんが朝の出来事をまだ引き
ずっていようとは夢にも思っていませんでした。


 やがて、夕食。
 ここでもミミは哲哉が自分の膝の上に乗せて食事をさせますが、
健太と真理子は佳苗お姉ちゃんの作ったカレーを頬張ります。
 そして、お皿にカレーが無くなると、自分でごはんをよそいに
行き、大なべで煮込まれたカレーをかけて戻ってきす。
 これもごく自然な日常の風景でした。

 ただ、その夕食が終わったあとが、普段の日とは違っていたの
です。

 「ごちそうさま~」
 真理子ちゃんはそう言って席を立ったのですが……

 「真理子、ちょっと待って」
 「……ん?……何?」
 「あなた、何か忘れてない?」
 「何かって?」
 「私、あなたに、朝、お仕置きするって言わなかった?」

 「えっ!」
 真理子ちゃんはここでやっと朝の出来事を思い出したのでした。

 ただ、それって小学生にとってはあまりに古い情報でしたから
……
 「何だ、そのことか。お姉ちゃん、そんなことまだ根に持って
たの」
 と、笑って返したのです。

 「『根に持ってる』って何よ。それじゃ、まるで私が悪いみた
いじゃないの」

 「そういう訳じゃないけど……だって、あれは朝の話だから」
 真理子ちゃんのような小学生にとって朝と夕方は大人の感じる
半日ではありません。大人なら一週間くらいの長さになります。

 ですから、真理子ちゃんにしてみたらそれってすっかり過去の
出来事だったのでした。

 でも、高校生になった佳苗お姉ちゃんは大人に近いですから、
そうはいきません。
 朝の出来事は夕方にだって当然有効ですし、真理子の言動は、
お仕置きを逃げようとして誤魔化してるとしか映りませんでした。

 そこで……
 「真理、宿題がすんだら、私の部屋へいらっしゃい。ぐずぐす
してると、8時を過ぎたら私の方からあなたの部屋行くからそれ
までに済ましちゃいなさいよ」

 「えっ、そんなのないよ~~」
 急に真理子の泣きが入りますが……
 「何言ってるの!朝、お仕置きだって言ったでしょう。忘れた
の?」

 「だって……」
 真理子は不満そうでしたが……
 「あなたもお母さんと約束したわよね。お母さんがいない時は
私の指示に従います。お仕置きも受けますって……」

 「そりゃあ、そうだけど……宿題、たくさんあるし……」
 真理子が歯切れ悪そうに弁明しても、事態はよくなりませんで
した。

 「そんなの関係ないわ。だったら学校から帰って友だちと遊び
に出なければいいでしょう。こっちはそんなこと知らないわ。…
…とにかく、8時までに私の部屋に来ない時はこっちから出向き
ます。いいですね!!」
 佳苗おねえちゃんに強い調子で宣言されちゃいましたからね、
真理子ちゃんとしても、もうどうにもなりませんでした。


 「真理、宿題終わった?……たとえ終わって無くても、すでに
タイムアップよ」
 健太君とミミちゃんを寝かしつけたあと、佳苗お姉ちゃんが、
そう言って自分の部屋へと入ってきます。

 「どうなの?宿題は終わったの?」
 「まだ……」
 「そう、それは残念ね。でも、それは明日、学校でお仕置きを
受ければいいわ。今日の事は今日済ましちゃいましょう」

 「そんなあ~無茶言わないでよ」
 真理子ちゃんは泣き出しそうな顔をしますが……
 「真理、あんたわかってないみたいね。今日は、あんたの宿題
よりこっちの方が大事なの」
 佳苗お姉ちゃんはゆずりません。

 『ヤバっ!お姉ちゃん怒ってる』
 真理子ちゃんは、ベッド上に腰を下ろして膝を叩いてみせる姉
に殺気のようなものを感じてたじろぎます。お互い姉妹ですから、
そのあたりは敏感に感じ取ることができるのでした。

 これって死刑執行の時間ということでしょうか……

 もちろん、そんなの嫌に決まってます。でも、真理子ちゃんは
魅入られたように姉の膝までやってきます。
 幼い時から親代わりだった姉ですからそこに理屈はありません
でした。

 「さあ、おいで!」
 佳苗お姉ちゃんが今まで以上に強く膝を叩くと、それに驚いた
ように真理子ちゃんがうつぶせになります。

 スカートが捲られ、白い綿のショーツが顔を出すと……まずは
それを標的にして平手が飛びます。

 もちろん、ミミちゃんや健太君と同じ様に手加減はしています。
していますが、真理子ちゃんはその子達より年長ですから歳相応
の強さです。

 「いやあ、痛い、もっとやさしくやってよ」
 いきなり愚痴がでます。

 「何言ってるの、痛くないお仕置きがありますか!それじゃあ
お仕置きにならないでしょう!」
 佳苗お姉ちゃんはそう言うと、手首のスナップを効かせ、一層
強く真理子ちゃんのお尻を跳ね上げます。

 「ピシッ」
 「いやあ~~」

 佳苗お姉ちゃんの平手の音と真理子ちゃんの悲鳴が静かな家の
中に木霊しました。もし、健太君やミミちゃんが起きていたら、
きっと聞こえていたことでしょう。

 ただ、それを聞いた人がいました。
 その瞬間、玄関に立っていた哲哉お兄ちゃんです。

 哲哉お兄ちゃんは大学のゼミを終えてちょうど帰宅したところ
だったのです。

 一発だけじゃありません。続けざまに……

 「ピシッ」
 「いやあ、だめえ~~やめて~~~」

 「何言ってるの、コレくらいのことで……」
 「ピシッ」
 「だから、もっとやさしくって言ってるでしょう」

 「できません。そんなこと……」
 「ピシッ」
 「いやあ~~人殺し~~~」

 「やあね、この子。変なこと言わないでよ。ご近所に聞かれた
らどうするの。大きな身体して堪え性がないんだから……」
 「ピシッ」
 「どうもしないわよ。人殺し~~って叫ぶだけなんだから……
みんなに聞こえてもいいもん」

 「口の減らない子ね。だったら、黙らせてあげる」
 佳苗お姉ちゃんはそう言うと、それまでとは比べ物にならない
くらい強いやつを一発お見舞いします。
 「ピシッ!!!」
 「ぁぁぁぁぁぁ」

 確かにそれまでとは違って真理子ちゃんの悲鳴が上がりません
でした。
 今のは、とっても強くて、痛くて、痛みを堪えるだけで精一杯
だったのです。

 と、そこへ哲哉兄さんの声がしました。

 「ただいま」
 彼の声は襖の向こう側から聞こえます。

 「あっ、お帰りなさい」
 佳苗お姉さんはそれに反応して挨拶しますが、真理子ちゃんは
黙ったままでした。

 もちろんこんな格好見られたくありませんからね、心の中では、
『シッシ、シッシ、あっち行って』と叫んでいました。

 ですから、哲哉お兄ちゃんが気を利かせて……
 「僕、自分の部屋にいるから」
 と言った時は、ほっと胸をなでおろしたのです。

 でも、佳苗お姉ちゃんは膝に乗せた妹の心の変化を鋭く見抜き
ます。
 ちょうど『ここはもう少し厳しいお仕置きでないとダメね』と
思っていたところですから、この期を逃しません。

 「ちょうどよかった。お兄さんも入って来て」
 佳苗お姉ちゃんは部屋の外に声をかけます。

 もちろん、そんなこと真理子ちゃんにしてみたらとんでもない
ことですから、膝の上でジタバタし始めます。
 でも、佳苗お姉ちゃんは、そんな悪い子を膝の上から逃がしや
しませんでした。

 「ほら、今さらジタバタしないの。あんた、私の膝から逃げた
ら、今度はお灸だからね」
 この言葉が効果的だったみたいで、真理子ちゃんの抵抗はその
言葉と共に一瞬で止んでしまいます。

 もちろん、佳苗お姉ちゃんがお灸をすえることはないでしょう
が、たとえ威しと分かっていても一度でも据えられた経験のある
小学生にとってそれは恐怖以外の何ものでもありませんでした。

 ただ、部屋の中のジタバタは廊下にいても分かりますから……
 「取り込んでるみたいだから、またにするよ」

 哲哉が去ろうとすると、佳苗がそれを襖越しに呼び止めます。
 「そうじゃなくて、哲哉さん、こっちを手伝って欲しいのよ」

 『手伝って欲しい』
 この言葉は有効でした。ちょっと二の足を踏む事態でも頼まれ
たのなら仕方がないということになります。
 ですから……

 「じゃあ、いいんだね。本当に入るよ」
 哲哉は佳苗に再度断りを入れますが……

 「大丈夫です。お願いします」
 もちろん答えはOKでした。

 そこで、哲哉が襖を開けると……

 「!!!」

 目に飛び込んできたのは、真理子ちゃんの生のお尻でした。
 佳苗お姉ちゃんが襖の開くのに合せて真理子のショーツを引き
下ろしたのです。

 ですから、哲哉はもちろんですが、当の真理子ちゃんだって、
その瞬間は…
 「!!!」
 時間が止まったように身体が固まってしまいます。

 でも真理子ちゃんはその後も大声を出したり身体をよじったり
はしませんでした。
 まだ10年ちょっとの人生経験でも、それが恥の上塗りになる
ことぐらいは理解できたからでした。

 真理子ちゃんはできる限り静かに振る舞い、両足をしっかりと
閉じて間違っても中身が見えないように心がけます。

 ですが、佳苗お姉ちゃんは妹がこっそりやった行動を見逃しま
せん。そして、冷たく言い放ちます。
 「あら、あんたにも恥ずかしいだなんて思うときがあるんだ。
……でも、お仕置きは恥ずかしいことをさせるからお仕置きなの。
……ほら、足を開いて」

 佳苗お姉さんは自分の右手を強引に両方の太股が重なる場所へ
ねじいれましたが、真理子ちゃんの必死の抵抗にあいます。
 すると、ここでも伝家の宝刀を出して脅します。

 「往生際が悪いわね。ほら、いちいち抵抗しないの!これ以上
逆らうと本当にお灸をすえるからね」

 やはりこんな時でも『お灸』は効果覿面でした。
 真理子ちゃんの開かずの扉がたった一言で緩みます。

 「世話焼かせないの!」
 妹のお尻をポンと一つ叩くと、あとは一気呵成。
 佳苗お姉ちゃんはそこに右手を入れて大きく広げたかと思うと、
これも面倒とばかりショーツを足首から外します。

 幼い少女のストリップ。
 観客は哲哉お兄さん一人でしたが真理子ちゃんにはそれで十分
でした。

 真理子ちゃんは消え入りそうなくらい恥ずかしい思いで佳苗お
姉ちゃんの膝にしがみ付きます。
 今は、それくらいしかできませんでした。

 「いやあ!許してえ!もうしません!ごめんなさい!いやいや
いや……やめて~~早くやめて~~お願い、お願い、お願い」
 真理子ちゃんは佳苗お姉ちゃんの振り下ろす平手に絶叫します。

 それは生のお尻になってショーツぶんの衝撃が加わったという
単純なものじゃなくて、男の人から自分の大事な処を見られてる
というショックがそうさせるのでした。

 そして……
 「いやあ~~もうしないもうしない……ごめんなさい、ごめん
なさい……」
 泣き声と共に両足が跳ね回ります。

 すると、絶対に隠しておこうと思っているはずの大事な場所が
何度も何度も哲哉お兄さんの目に触れます。

 佳苗お姉さんだって、激しく抵抗する妹を押さえつけながらの
スパンキングですから厳しさ一杯でした。
 「ほら、生意気に恥ずかしがらないの……あなたはまだ子ども
なんだから……隠す処なんてどこにもないでしょう。恥ずかしい
なんて10年早いわよ」

 そうやって何度もスナップの効いた平手をお見舞いします。

 「だめだめ、やめて、ごめんなさい、だめえ~~壊れるから~」

 真理子ちゃんが絶叫するなか、見かねた哲哉お兄さんが彼女の
両手を押さえにかかります。

 どうしようもないほどの屈辱の中で、真理子ちゃんは、自分の
お尻が腫上がっていくのを我慢し続けなければならないのでした。


 あれで30回もぶたれたでしょうか。
 真理子ちゃんは佳苗お姉さんの膝の上から一旦解放されます。
 でも、これでお仕置きが終わったわけではありませんでした。

 床に転がされた真理子ちゃんは、恥ずかしいのも忘れて必死に
お尻をさすりますが、いくらさすってもお尻のヒリヒリが取れる
ことはありませんでした。

 そのうち、佳苗お姉さんから次の指示が出ます。
 「真理、裸になりなさい」

 「そんなあ~」
 真理子ちゃんは甘えた声を出しますが……

 「何がそんなよ。いつもお仕置きでやってることを今日もやる
だけじゃない」

 いつもやっていることというのは、佳苗お姉さんの前で全裸に
なって膝まづき、両手を背中に回して腰の辺りで組むこと。
 その姿勢まま許可が出るまでじっとしていなければなりません
でした。

 普段は佳苗お姉さんだけですから、たとえ割れ目が丸見えでも、
『これはお仕置きだから仕方がない』で済ませていましたが……
今回、哲哉お兄さんも見ているとなると、そりゃあ真理子ちゃん
の気持は複雑です。

 でも……
 「さあ、早くなさい。それとも、お灸の方がいいの。どっちに
しても哲哉お兄さんは帰らないわよ」

 佳苗お姉ちゃんはまたしてもお灸をちらつかせます。
 すると……

 「いや、お灸はいや」
 小さく真理子ちゃんがつぶやきます。

 「だったら脱ぎなさい。あんたみたいな子供の裸、誰も何とも
思っちゃいないわ」
 
 『そんなこと言っても……』
 真理子ちゃんは困った顔です。

 ですから、哲哉お兄さんも気を利かせて……
 「僕、出ていようか。その方がいいだろう」
 と言ってくれたのですが……

 「それは困ります」
 佳苗お姉さんはきっぱりと断言します。
 「これは、この子のお仕置きだから、ここにいてもらわないと
困るんです。お兄さんも協力してください」
 その口調はお母さんそっくりでした。

 「……」
 哲哉お兄さんもその勢いに押されて黙ってしまいます。

 「とにかく、今日は悪ふざけが過ぎてるし、何よりその原因は
この子にあるんですから……このくらいの辱めは当然なんです。
嫌じゃなかったら、ここにいてください。お願いします」

 佳苗お姉さんから真摯に頼まれると、哲哉お兄さんだって『嫌』
とは言えませんでした。


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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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