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見沼教育ビレッジ <第2章> (2)

***** 見沼教育ビレッジ <第2章> (2) *****

******<主な登場人物>************

 新井美香……中学二年。肩まで届くような長い髪の先に小さく
       カールをかけている。目鼻立ちの整った美少女。
       ただ本人は自分の顔に不満があって整形したいと
       思っている。
 キャシー……ふだんから襟足を刈り上げたオカッパ頭で、短い
       フリルのスカートを穿いている。お転婆で快活な
       少女。ケイト先生は元の指導教官で、離れた今も
       会えばまるで仲のよい親子ようにじゃれあう関係。
 堀内先生……普段は温厚なおばあさん先生だが、武道の達人で
       たいていの子がかなわない。美香が卒業するまで
       ケイト先生からキャシーを預かっている。
 ケイト先生…白人女性だが日本生まれの日本育ちで英語が苦手
       という変な外人先生。サマーキャンプでは美香の
       指導教官なのだが、童顔が災いしてかよく生徒と
       間違われる。彼女はすでに美香の両親から体罰の
       承諾を得ており、お仕置きはかなり厳しい。

**************************

 二週間後に再び四人で訪れた公園はやはりそれなりに賑わって
いた。

 広い公園内のあちこちに先生と生徒のペアがいる。
 どのペアも強い絆で結ばれた師弟だ。

 この師弟、出会いは偶然だし、二人がいつもそばにいるのは、
そういう規則だから仕方がなく……とも言えるのだが、長い時間
寝食をともにしていると、たとえ最初は敬遠したい人物であって
も時間の経過とともに人間関係はしだいに密になっていく。
 お互いの絆だって強くなっていくというわけだ。

 そんな師弟ペアがここでは立場上二種類に分かれていた。
 罰を受けるグループとその罰を見学するグループだ。

 そんな立場の違いは、普段の学校や家でなら決定的なものかも
しれない。
 ところが、こうして深い森の木々の中に囲まれて行われると、
不思議なことにそれは大した問題ではないように思われるのだ。

 遠足先で受けた先生からのお仕置きという感じだろうか。
 こうした自然の懐に抱かれていると、せわしない日常がどこか
に置いてけ堀をくらっていて、たとえ痛い思いや恥ずかしい思い
をしてもそれが日常のお仕置きに比べ憂鬱でなかったりする。

 ここはそんな異空間だった。

 「ねえ、キャシーはこの二週間、体罰ってあったの?」
 美香は公園の中をキャシーと並んで歩きながら尋ねてみた。
 すぐ後ろを、ケイト先生と堀内先生がペアで歩いているから、
小さな声だ。

 「ないわけないじゃない。……でも、新たな厳しいお仕置きは
なかったから、私にとっては平穏な日々だったわね。あなたは?」

 「……(へへへへ)」
 美香はキャシーに見つめられ、俯きながら照れ笑い。
 「私も同じよ。毎日、ケイト先生にお尻ぶたれてたもん……」

 「でも、もう慣れたでしょう?」

 「まあね……最初は三つぶたれただけでも痛くて飛び上がって
たけど……」

 「慣れたお仕置きをそのままずっと続けてくれるのは、あなた
が立派に課題をこなしてるからよ。もし『これはまずいな』って
思われたら、たいてい別のお仕置きが用意されてるの」

 ケイト先生が後ろから解説するとそれを聞いて美香が振り返る。
 「別のお仕置きって?」

 「あなた、これまで、痛いお仕置きというのは受けたでしょう
けど、恥ずかしいお仕置きというのはないんじゃない?」

 「あるりますよ、わたしだって……」

 「ほんとに?」

 「だって、わたし、毎朝、親の前で浣腸させられてるのよ!」
 美香は思わず大声になり、その自分の声が恥ずかしくて、また
声が小さくなった。
 「……あれ、恥ずかしいなんてものじゃなかったわ」

 「なんだ、そんなことか……」

 キャシーがつまらなさそうに言ってのけるから……
 「『なんだ』はないでしょう。毎朝、死ぬほど恥ずかしいんだ
から……」
 と抗議すると……

 「そんなのみんなやってることだもん、恥ずかしいうちに入ら
ないわ」

 「どうしてよ?」

 「だって見られたと言っても相手は親でしょう……親ってのは
ねえ、たいていあなたのオムツを換えてるから、娘のアソコは、
誰だって知ってるの。別にそれで驚きゃしないわ」

 「そんなこと言ったって……」

 「恥ずかしい罰って言うのは……そういうんじゃないのよ……
例えば……」
 キャシーはそう言うと、あたりを見回し始めます。
 すると、お誂え向きにむこう木陰から乳母車がやって来ます。

 「いらっしゃい。見せてあげる」
 キャシーは喜び勇んで美香の手を引くと、さっそくその乳母車
の方へ……

 「わあ、大きい……」
 美香が思わずつぶやきます。

 実際、この乳母車は遠くからではよく分かりませんが、近くに
寄ると通常のものに比べかなり大きいものだとわかります。

 「先生、赤ちゃん、見せてもらってもいい?」
 キャシーはこの大きな乳母車を押していた先生にさっそく尋ね
ました。

 「いいわよ」
 先生の許可が下り、キャシーが乳母車を覗き込むので、美香も
一緒になって覗いてみると……

 「えっ!?」

 そこに寝ていたのは、赤ちゃんとは名ばかり、美香と比べても
さして年恰好の違わない少女がベビー服を着せられ真っ赤な顔を
して乳母車の中で横たわっていたのでした。

 なるほど、こんなに大きな赤ちゃんを寝かせて運ぼうとすれば
そりゃあこんなに大きな乳母車だって必要なわけです。

 「ねえ先生、この子、そろそろオムツを取り替えた方がいいん
じゃないですか?」
 訳知り顔のキャシーが禁断の言葉を……

 「ええ、そうなんだけど……この子強情で……頑張ってるのよ」

 「なるほどね、往生際が悪いんだ。それでこんな顔してるのね」
 キャシーは、最初乳母車を押す先生に向かって話していました
が、やがて、その悪戯っぽい笑顔を揺りかごの少女のへ移します。

 意味ありげなキャシーの流し目に耐え切れず少女は思わず逃げ
場を探しますが、こんな狭い室内で逃げる場所はどこにもありま
せんでした。

 しかも、いきなり身体を動かしたのがいけなかったのか、強烈
な大波が少女を襲います。
 その大波が去るまでは、顔をしかめ、身体を小さく丸め込んで
とにかく揺りかごの中でじっとしているしかありませんでした。

 そんな取り込み中のところへ、今度は、生徒二人を追ってきた
ケイト先生と堀内先生までもが乳母車の中を覗き込みます。

 「そうね、だいぶ頑張ったみたいだし、……この際、楽にして
あげた方がいいかもしれないわね」
 とケイト先生。

 堀内先生も乳母車を押していた大谷先生に向かって…
 「お手伝いしましょうか?」
 と協力を申しでます。

 大谷先生も……
 「それじゃあ、お願いできますか」
 となって……どうやら、この子の進退は窮まったみたいでした。

 「さあ、雛子ちゃん、もうゲームは終わりよ」
 大谷先生は笑顔で雛子ちゃんに引導を渡します。

 「いや、だめ、いや、絶対いや、ここじゃいや、お家に帰る」
 雛子ちゃんはそれでも最後の抵抗を試みますが……

 「いやあ~~やめて~~お願~~い、そんなことしちゃだめえ」

 大谷先生が雛子ちゃんのお願いを無視して、お臍の辺りを強く
押すと……

 「…ррррр…ррррр…ррррр」
 やむを得ないことが起きました。

 グリセリンの混じったたっぷりの石鹸水が雛子ちゃんの穿いた
大きなオムツの中で大爆発を起こします。
 雛子ちゃん、もうその時点で放心状態でした。

 「………………」
 言葉はありません。悲鳴もありません。ただ流れ落ちる涙だけ。
 その瞬間は誰も何もできませんでした。

 ただ、いつまでもこうして眺めているわけにはいきませんから、
一拍おいて堀内先生が雛子ちゃんをなぐさめます。
 「よしよし、よく頑張ったわよ」

 でも、今の雛子ちゃんにしてみたら、そんな取って付けた様な
慰め何の足しにもなりません。ただ、お浣腸のお仕置きの時は、
どの先生も必ずそう言って子どもたちを慰めるのでした。

 「さあ、いつまでもこうしてはいられないでしょう。早いとこ
取り替えてしまいましょうね」

 堀内先生の言葉は穏やかですが、それがが終わるやいなや大人
たちが寄ってたかって後処理を始めます。
 そこに情け容赦はありませんでした。

 たちまち雛子ちゃんの下半身は丸裸にされて、手際よく汚物が
取り除かれます。
 こんなこと、先生方は毎日のようにやっていますから、それは
それは手馴れたものでした。
 すると、ここで突然……

 「ほら、あなたたちも手伝いなさい」
 というケイト先生の声。

 堀内先生も手招きして、キャシーも美香もお手伝いを命じられ
ます。

 とばっちりを受けないようにと乳母車から少し離れた処にいた
二人ですが、見つかってしまいます。

 『えっ!私たちもやるの!そんなの嫌よ。私、ばっちいこと
嫌いだもん!』
 たちまち、そんな素直な気持が顔に出ます。

 いえ、小学生の頃なら無条件でその場から逃げ去っていたかも
……ただ、二人はすでに分別が働く歳になっていました。
 『逃げることがタブーだ』と分かっていたのです。
 ですから、仕方なく乳母車に戻ります。

 それは人手が足りないということではありませんでした。大人
が三人もいれば人手はむしろ余っています。
 それでもあえて二人を呼んだのは、これが抵抗した雛子ちゃん
への新たなるお仕置きになると考えたからでした。それと、二人
の傍観者にとっても、これがよい教訓になると思ったのでした。

 まずケイト先生が美香に命じて雛子ちゃんの両足を思いっきり
開かせます。

 「さあ、これで綺麗にしてあげなさい」
 狭い車内でこれでもかというほど開かれたその場所をぼんやり
見ていたキャシーに堀内先生が固く絞った濡れタオルを渡します。

 すでに汚物は先生方によってあらかた処理された後でしたから
それは問題ないのですが……たとえ汚れていなくても同性のお股
なんてぞっとしません。

 「えっ、私が……」
 思わず本音が口をついて出ますが、でも、やるしかありません
でした。

 「そうよ、丁寧にやってあげなさい。……あなたたちだって、
いつ逆の立場になるかわからなくてよ」
 堀内先生の言葉はあながち威しだけとは言えませんでした。

 「さあ、早くなさい。雛子ちゃんが風邪をひいちゃうわ。……
いいことキャシー、今はあなたより雛子の方がよっぽど辛いのよ」
 そう、たしかにそれはそうでした。

 キャシーは覚悟を決めてお友だちのお股の中を綺麗にしていき
ます。
 誰だってそうでしょうけど、こんな場合、たとえ汚い仕事でも
サービスしてあげる方がまだ気が楽だったのです。

 「よしキャシー、それくらいでいいでしょう。今度は選手交代。
美香ちゃん、こっちへ来て代わって頂戴」

 堀内先生はキャシーと美香の役割を入れ替えます。今度は美香
が雛子ちゃんのお股を拭く番でした。

 「えっ!私も……」
 美香だって思わず本音が……
 もちろんこちらも拒否はできませんでした。

 もし、これが男の子だったら……きっと女の子とは別の感情が
湧くのかもしれません。……ですが、女の子にとって同性のお股
というのは、ただただばっちいものでしかありません。
 ですから、キャシーにしても美香にしても、それは純粋に苦痛
な作業でしかありませんでした。

 ただ、それよりもっと苦痛だったのは……もちろん雛子ちゃん
だったわけです。

 親にも見せた事のないような自分の恥ずかしい場所をこんなに
もたくさんの人の前で、こんなにも長い時間晒してしまうなんて
……
 その時は自分という存在が溶けてなくなりそうなくらい恥ずか
しかったのでした。


 苦役から開放されたキャシーがさっそく美香の腕を引っ張って
耳打ちしたのもそのことでした。
 「大変だったけどさあ、雛子のあそこ見たら笑っちゃったわ」

 「どうして?」

 「だって、あの子の…変な形してるんだもん」

 「あなただって同じでしょう?」

 「私、違うわよ。私のは図鑑に載ってたのと同じ形だもん」

 「見たことあるの」

 「あるわよ。鏡で……あなた?ないの?」

 「ええ、まあ……」

 「今度、機会があったら私に見せて?」

 「バカ言わないでよ!」

 「あっ、怒った。やっぱり恥ずかしいんだ」

 「当たり前じゃないの!」

 「そうかなあ。でも、私は平気よ。好きな人なら見せてあげて
もいいわ」

 「えっ!?あの乳母車に乗りたいの?」

 「そうじゃないわよ!……あんなのはやっぱり嫌だわ。今回は
やってあげる方だから、まだよかったけど、晒し者にだけはなり
なくないもの」

 「相変わらず大胆ね、あなたって……」
 美香はため息。あまりにもタブーを軽々と超えていくキャシー
に美香はついていけなかった。

 ただ、美香だって、秘め事としての情事は経験済み。そこは、
キャシーにも負けていなかったのである。

 「ねえ、これからどこへ行く?……また、東屋へ行ってみる?」

 「私、それはいいわ。……しばらくは女の子のお尻なんて見た
くないから……」

 「あっ、そう……じゃあ、男の子ならいいんだ」

 「バカ言わないでよ。別にそういうわけじゃあ……」
 キャシーの意味深な笑いに、美香は恥ずかしくなる。

 「ここにも小学生でよかったら男の子が来るわよ。見に行って
みる?」

 「男の子がいるの?」

 「ほら……」
 キャシーの流し目に美香が視線を会わせると、その視線の先に、
今、話題にしたばかりの男の子たちがいた。

 「ねえ、キャシー……あれって、小学生よね。……あの子たち、
どこへ行くの?」
 美香がキャシーに尋ねる。

 すると……
 「ああ、あれ……あれはたぶん社会科見学ね」

 「社会科見学?」

 「あそこに赤いレンガの建物があるでしょう。……あの中に、
博物館とか美術館なんかがあるの」

 「ミュージアム?」

 「ま、そんなものだわ………そうだ、私たちも行ってみない」

 「どんなものがあるの?わたし、堅苦しいところは苦手よ」

 「大丈夫、そんなところじゃないわ。ただ、私たちにとっては
ちょっと恐いだけ」

 「恐いって?」

 「ま、いいから、行きましょう。とにかく、行けばわかるわ」

 キャシーはそう言って美香の手を引っ張るのだった。


***** 見沼教育ビレッジ <第2章> (2) *****

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このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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