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10月7日付

<10月7日>

彫刻の置物にはよくスパンキングを題材にしたものがあります。
今はあまり好まれないイメージなのかもしれませんが、その昔は
これを見て心和む人達が沢山いたのでしょう。

いえ、私だってその一人です。

私たちの世代では親が自分の子どもをスパンキングしている
光景は、残虐性よりむしろ微笑ましい光景として好意的に受け
取られていました。私たちの親世代までは親が子を懲戒する
のは当たり前で『愛情があるからぶつんだ』なんて嘯(うそぶ)
いていました。

それがすべて正論だったとは思いませんが、少なくとも私の
見る限り今の親より子供との関係が近しかったのは確かです。
私に言わせてもらえれば、今の親たちは子供をペット以上の
ものとして認識していません。それが証拠に自分の生活が
楽になるからとまだお誕生前の乳飲み子を平気で保育園に
預けるなんてことするじゃありませんか。

僕らの親世代ではまず考えもしませんよ。おそらく、『まだ
物心つかない赤ん坊のミルクやりなど誰がやっても同じこと』
と思っているんでしょうね。

ペットホテルと同じ理屈なんでしょう。

私たちが生まれ育った時代にももちろん保育園はありました。
ありましたが……そこは今のように堂々と子供を送り出す
場所ではありませんでした。
そうしなければどうしても生活が成り立たない特殊な事情を
抱えた家庭の子だけが利用する場所だったのです。

もちろん昔だって…いえ、昔は今以上に生活は楽ではあり
ませんでしたよ。でも必死に家計をやりくりして、少なくとも
赤ん坊の時代は母親が抱いて負ぶって育てたものです。

そこで感じた皮膚感覚こそが子供をして母親と認識させた
んです。だから、お仕置きされたってその関係は微動だに
しないんですよ。
そこにあるのはその後獲得する知識や経験じゃありません。
動物的な嗅覚んです。

(*)本来このページを彩った置物の写真
<左上>
スパンキングの置物(1)
<右下>
スパンキングの置物(2)

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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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