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10月5日付

<10月5日>

 左はとある修道院ですが、
こんなものを見ながらよく
空想の翼を広げて孤児院の
お話を書きます。私自身は
孤児院の出身でも関係者で
もありませんからその実態
は知りません。普通、小説は知らない事実は調べてから書くという
のが常識ですが、この世界は夢の世界。なまじ実態を知ってしまうと、
嘘を書きたくないという思いからかえって筆が進まず、中身も平凡な
ものになってしまうことが多いんです。

 実はこれ、女の子も同じで、物語に登場する女の子は、正真正銘、
街を行きかう『女子』ではちょっと具合が悪いんです。あくまでこちら
サイドの生理にかなった理想化された『女の子』ということになります。
つまり女の子という姿かたちを借りているだけで、スカートやショーツ
を穿いていても心は男の子なのです。(^◇^;)

 孤児院も実態はどうでもいいんですよ。
孤児院、修道院、教会といった閉鎖的で、
ストイックで、神秘的で…という日本人の
持つイメージ。西洋コンプレックスをくす
ぐってくれる建物(外観)や内装、衣装、儀
式などその有り様(雰囲気)を借りて着飾っ
てるだけなんですから。

 ですから、小説を書き始めた頃はこれで
も書物を積読して歴史的経緯やその有り様
にでるだけ副ったものを書こうなどと無謀
な挑戦を試みましたが……挫折してしまい
ました。(×_×)

 その言い訳というか、開き直りで言うわ
けなんですけど、私たちの世界は何も事実
に則さなくてもファンタジーでいいような気がします。その方が楽しい
ものができますから。むしろ、その夢の世界と現実とを混同しない理性
こそが大事なんじゃないかと思うんです。

*)
<左上>
修道院のイラスト(ワインのラベルだったかなあ)
<右下>
ヨーロッパのお城の写真
共にあまりに古いことでどこから持ってきたかは忘れてしまいました。

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無原罪の御宿り(ムリーリョ)
無原罪の御宿り(ムリーリョ)
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tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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