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朝のしきたり < 第 3 回 >
❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈ [ 第3回 ] ❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈
僕たち二人がお母さんのお給仕で食事をするのは、ともかくも我が
家の習慣なんだ。
お父さんだってちゃんと認めてることなんだから。(^◇^;)
「いつまでも赤ちゃんじゃないんだから、そろそろお膝から…」(..;)
ってお父さんがそこまで言ったら、
「あなたには関係ありません。坊やは私が見てるんですから」(-。-;)
ってお母さんに言われてそれっきりになっちゃった。
お姉ちゃんだって、同じように食べさせてもらってたはずなのに、
僕たちがお母さんにやってもらってるのを見ると「みっともない」
って軽蔑するんだ。
一緒に食事をしてて箸を折りそうなくらい青筋たててることがある
もん。
「そんなのお母さんがやってくれることだもん、お姉ちゃんに関係
ないじゃないか」
って反論すると、あいつはお鼻の先をつんと天井に向けて黙っちゃ
う。
ひがんでるんだね、きっと。
(¬―¬)
だいたい僕たちは給食だってちゃん一人で食べられるし、お着替え
だってお母さんがいなくても大丈夫さ。
だけどお肉はお母さんのお口からもらった方がごはんは美味しい
し、お母さんと一緒にお着替えした方が楽しいもん。(^0^;)
もち、お母さんにならおOんOんを見られたってへっちゃらだよ。
σ(^◇^;)
お母さんに聞いたけど、そもそもお姉ちゃんは「自分でやりたい」
と言ってお母さんのお給仕を降りたんだろう?
それが今になって僕たちがお母さんの膝からなかなか降りないから
って、そんなこと言うのはおかしいよ。
お姉ちゃんだって僕たちがいない時はお父さんに肩車してもらって
中庭を散歩してるじゃないか。知らないとでも思ってるのか。
(¬―¬)
そんなこと五年生にもなった女の子がやってもらうことじゃない
よ。僕たちと同じじゃないか。
僕たち子供はみんなお母さんの愛の中で暮らしているからね。お母
さんのしてくれることが何でも好きなんだ。
お母さんと一緒にお風呂にも入るし、一緒にネンネだってするよ。
赤ちゃんじゃないけどね。
どうだ、うらやましいだろう。
って・・ん?・・君、また軽蔑のまなざしで僕を見たね。(^_^;)
なになにお姉さんの言っているのが当たり前な気がするって。
いくら小学生でも節操がなさすぎるんじゃないかって。
(*_*)
ふうん、そういうもんかなあ。
じゃあもっと驚くこと言ってあげようか。
(^_^)
実は僕たちネンネの時はお母さんの本当のおっぱいを代わりばんこ
にしゃぶってるんだ。
もちろんミルクは出ないし、お母さんからは「いけませんよ」され
ちゃうけど、これって一種の快感なんだよ。
結局、小六までやってたけど、その頃になるとさすがに僕たちの方
が変な気持ちがするようになったからやめたんだ。
これってお姉ちゃんにはないしょだよ。∈^0^∋
[えっ、お母さんには内緒でなくてもいいのか?]
だって、お母さんは知ってるもん。
(^◇^)
お母さんに「変な気持ちがする」って言ったら、
おOんOんに手をやって、
「そう、坊やたちもやっと大人になったのね」
ってそれだけだよ。
お母さんへの気持ちは昔のままだったんだけど、この頃からなんと
なくヤバイ気がしてやめたんだ。
お母さんはお勉強や言葉づかいにはうるさかったけど、あとは甘や
かし放題。とっても優しいよ。
[まるで赤ちゃんみたいだ?!]
(+_+)
かもしれないね。
(^0^)
そりゃあお母さんに反発したことも一度や二度じゃなかったけど、
そんなときはお母さんが大きく息を吸ってからこう言うとたいてい
解決するんだ。
「おだまり、がたがた言うならお灸だよ」
(゜◇゜)ガーン
ってね。
(^0^)
それでも効かないなら奥の手。
お母さんが恥も外聞もなく泣いちゃうんだ。
「ちいちゃんとみいちゃんがいじめる」
ってね。
(T_T)
これで問題が解決しないなんてことはただの一度もなかった。
(^∇^)
僕たちだって馬鹿じゃないからお母さんが泣き真似してるのはわか
ってるけど、でも、そうされると、やっぱ、ごめんなさいなんだよ。
(;_;)
そうするとお母さんの顔は一変するね(^.^)
僕たちをこれでもかって力で抱き締めほっぺをすりすりする。
(+_+)
きっと僕たち親子は世間では、過保護とか、過干渉って呼ばれてる
のかもしれないけど僕たちはお母さんの赤ちゃんで幸せだったよ。
だって、お母さんは何も言わなくても僕たちの気持ちが理解できる
もん。
夜は必ずお母さんの布団で寝るけど、その時今日あったことを全部
お話するんだ。
するとお母さんが困ったことは全部やり方を教えてくれる。
「それはこうしましょうね」「先生にはこうご返事なさい」「お友達
にはこう言って説明なさい」
ってな具合でどうしたらいいか教えてくれるんだ。
そしてとっても大事なことは「お言いつけ帳」というのがあって、
そこに書いてあるのを予行演習してから行動するんだ。
(^^;)
こんなこと普段は誰にもお話ししないけど、特別に話してもうた。
(⌒o⌒)
君はこんなの読んだらこいつら学校ではどんな暮らししてるんだろ
うって興味がわくかもしれないけど、学校はもちろん一歩でも外に
出たら二人ともこんなにでれでれはしてないよ。
むしろ近所じゃ硬派で通ってるんだ。
[…………………]
なんだよ、そのにやけた笑いは……
(¬―¬)
信じてないな。これでも毎年一学期と二学期はミイちゃんと交代で
学級委員なんだぞ。
でも無理ないかこんな話聞いちゃうと信じられないかもしれない
ね。
(;_;)
だからお姉ちゃんが笑うんだ。
友達と口喧嘩していても、お母さんが、
「おだまり」
って言うと、ぴたっと黙っちゃうから。
まるでマンガだって。
かもしれない。
(⌒o⌒)
でも、反抗したこともあるんだよ。
あんまりだと思ったから、抗議の意味を込めてわざと二人でお漏ら
しをしたら、お返しの方がきつかった。
その時すぐに二人のパンツは取り替えてくれたんだけど、
「こんなことが二度とできないようにお腹をからっぽにしておきま
しょう」
って浣腸されちゃったんだ。
(?_?)エ?
それまで未経験だったからね。驚いたのなんのって……、二人とも
パニックになっちゃってた。
\(◎o◎)/!
「いくらかわいい天使さまでもやっていいことと悪いことがありま
すよ」って、
さんざんお説教されて、(`_´)
その間、おトイレを許してもらえなかったんだ。(/_;)
なんとかお漏らしせずに用は足したけど二人並んでおまるだった
し、お母さんはこれ以上ない怖い顔でおまるにしゃがんだ僕たちを
睨み付けてるし、大変なお仕置きだったんだ。(^^ゞ
****************************
僕たち二人がお母さんのお給仕で食事をするのは、ともかくも我が
家の習慣なんだ。
お父さんだってちゃんと認めてることなんだから。(^◇^;)
「いつまでも赤ちゃんじゃないんだから、そろそろお膝から…」(..;)
ってお父さんがそこまで言ったら、
「あなたには関係ありません。坊やは私が見てるんですから」(-。-;)
ってお母さんに言われてそれっきりになっちゃった。
お姉ちゃんだって、同じように食べさせてもらってたはずなのに、
僕たちがお母さんにやってもらってるのを見ると「みっともない」
って軽蔑するんだ。
一緒に食事をしてて箸を折りそうなくらい青筋たててることがある
もん。
「そんなのお母さんがやってくれることだもん、お姉ちゃんに関係
ないじゃないか」
って反論すると、あいつはお鼻の先をつんと天井に向けて黙っちゃ
う。
ひがんでるんだね、きっと。
(¬―¬)
だいたい僕たちは給食だってちゃん一人で食べられるし、お着替え
だってお母さんがいなくても大丈夫さ。
だけどお肉はお母さんのお口からもらった方がごはんは美味しい
し、お母さんと一緒にお着替えした方が楽しいもん。(^0^;)
もち、お母さんにならおOんOんを見られたってへっちゃらだよ。
σ(^◇^;)
お母さんに聞いたけど、そもそもお姉ちゃんは「自分でやりたい」
と言ってお母さんのお給仕を降りたんだろう?
それが今になって僕たちがお母さんの膝からなかなか降りないから
って、そんなこと言うのはおかしいよ。
お姉ちゃんだって僕たちがいない時はお父さんに肩車してもらって
中庭を散歩してるじゃないか。知らないとでも思ってるのか。
(¬―¬)
そんなこと五年生にもなった女の子がやってもらうことじゃない
よ。僕たちと同じじゃないか。
僕たち子供はみんなお母さんの愛の中で暮らしているからね。お母
さんのしてくれることが何でも好きなんだ。
お母さんと一緒にお風呂にも入るし、一緒にネンネだってするよ。
赤ちゃんじゃないけどね。
どうだ、うらやましいだろう。
って・・ん?・・君、また軽蔑のまなざしで僕を見たね。(^_^;)
なになにお姉さんの言っているのが当たり前な気がするって。
いくら小学生でも節操がなさすぎるんじゃないかって。
(*_*)
ふうん、そういうもんかなあ。
じゃあもっと驚くこと言ってあげようか。
(^_^)
実は僕たちネンネの時はお母さんの本当のおっぱいを代わりばんこ
にしゃぶってるんだ。
もちろんミルクは出ないし、お母さんからは「いけませんよ」され
ちゃうけど、これって一種の快感なんだよ。
結局、小六までやってたけど、その頃になるとさすがに僕たちの方
が変な気持ちがするようになったからやめたんだ。
これってお姉ちゃんにはないしょだよ。∈^0^∋
[えっ、お母さんには内緒でなくてもいいのか?]
だって、お母さんは知ってるもん。
(^◇^)
お母さんに「変な気持ちがする」って言ったら、
おOんOんに手をやって、
「そう、坊やたちもやっと大人になったのね」
ってそれだけだよ。
お母さんへの気持ちは昔のままだったんだけど、この頃からなんと
なくヤバイ気がしてやめたんだ。
お母さんはお勉強や言葉づかいにはうるさかったけど、あとは甘や
かし放題。とっても優しいよ。
[まるで赤ちゃんみたいだ?!]
(+_+)
かもしれないね。
(^0^)
そりゃあお母さんに反発したことも一度や二度じゃなかったけど、
そんなときはお母さんが大きく息を吸ってからこう言うとたいてい
解決するんだ。
「おだまり、がたがた言うならお灸だよ」
(゜◇゜)ガーン
ってね。
(^0^)
それでも効かないなら奥の手。
お母さんが恥も外聞もなく泣いちゃうんだ。
「ちいちゃんとみいちゃんがいじめる」
ってね。
(T_T)
これで問題が解決しないなんてことはただの一度もなかった。
(^∇^)
僕たちだって馬鹿じゃないからお母さんが泣き真似してるのはわか
ってるけど、でも、そうされると、やっぱ、ごめんなさいなんだよ。
(;_;)
そうするとお母さんの顔は一変するね(^.^)
僕たちをこれでもかって力で抱き締めほっぺをすりすりする。
(+_+)
きっと僕たち親子は世間では、過保護とか、過干渉って呼ばれてる
のかもしれないけど僕たちはお母さんの赤ちゃんで幸せだったよ。
だって、お母さんは何も言わなくても僕たちの気持ちが理解できる
もん。
夜は必ずお母さんの布団で寝るけど、その時今日あったことを全部
お話するんだ。
するとお母さんが困ったことは全部やり方を教えてくれる。
「それはこうしましょうね」「先生にはこうご返事なさい」「お友達
にはこう言って説明なさい」
ってな具合でどうしたらいいか教えてくれるんだ。
そしてとっても大事なことは「お言いつけ帳」というのがあって、
そこに書いてあるのを予行演習してから行動するんだ。
(^^;)
こんなこと普段は誰にもお話ししないけど、特別に話してもうた。
(⌒o⌒)
君はこんなの読んだらこいつら学校ではどんな暮らししてるんだろ
うって興味がわくかもしれないけど、学校はもちろん一歩でも外に
出たら二人ともこんなにでれでれはしてないよ。
むしろ近所じゃ硬派で通ってるんだ。
[…………………]
なんだよ、そのにやけた笑いは……
(¬―¬)
信じてないな。これでも毎年一学期と二学期はミイちゃんと交代で
学級委員なんだぞ。
でも無理ないかこんな話聞いちゃうと信じられないかもしれない
ね。
(;_;)
だからお姉ちゃんが笑うんだ。
友達と口喧嘩していても、お母さんが、
「おだまり」
って言うと、ぴたっと黙っちゃうから。
まるでマンガだって。
かもしれない。
(⌒o⌒)
でも、反抗したこともあるんだよ。
あんまりだと思ったから、抗議の意味を込めてわざと二人でお漏ら
しをしたら、お返しの方がきつかった。
その時すぐに二人のパンツは取り替えてくれたんだけど、
「こんなことが二度とできないようにお腹をからっぽにしておきま
しょう」
って浣腸されちゃったんだ。
(?_?)エ?
それまで未経験だったからね。驚いたのなんのって……、二人とも
パニックになっちゃってた。
\(◎o◎)/!
「いくらかわいい天使さまでもやっていいことと悪いことがありま
すよ」って、
さんざんお説教されて、(`_´)
その間、おトイレを許してもらえなかったんだ。(/_;)
なんとかお漏らしせずに用は足したけど二人並んでおまるだった
し、お母さんはこれ以上ない怖い顔でおまるにしゃがんだ僕たちを
睨み付けてるし、大変なお仕置きだったんだ。(^^ゞ
****************************
朝のしきたり < 第 4 回 >
❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈ [ 第4回 ] ❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈
お話がまたあさっての方向へ向いてしまいましたね。
僕の悪い癖です。すべてに落ち着きがなくて集中できないんです。
ごめんなさいネ。
m(_ _)m
てなわけで、朝の続きですが・・・。
朝ご飯が終わると部屋着を着替えてランドセルを持ってきます。
(^^ /""
もちろん朝の支度は自分でしますが、毎朝すぐに出かけられるわけ
ではありませんでした。
いつも玄関先でお母さんが待っていて、その場で気をつけの姿勢を
とらなければなりません。
(*_*)
女の子たちはさしたる時間がかかりませんが、男の子には厳しくて、
シャツの襟を直したり、はみ出した裾を半ズボンの中に押し込んだ
り。
それだけではありません。丸いつばのついた帽子を取って髪の毛を
なでつけたり、皺になったハンカチをアイロンの当たった新しいも
のに取り替えたりも。
おまけに、それが終わるとランドセルの中身が調べられ、忘れ物が
ないかをチェック。
(-。-;)
「それじゃあ僕ぼくの苦労は(T_T)?」
「それならはじめから全部お母さんが自分でやればいいじゃないか」
と叫びたいくらいです。
でも、本当にそう叫んでしまうと。
「何言ってるの!あなたのためにやってるんでしょうが。あなたに
まかせてたらホームレスの子供みたいにして駆け出すじゃないの」
(⌒o⌒)
ってひどい言われようなんです。
決してそんなことないんですよ。(T.T)
そして自分の仕上がりに満足すると、白い襟のあたりにお気に入り
のコロンをふりかけて一丁上がりとなるんですが、この一連の儀式
だけで一人3分から5分はかかります。本人はもとより他の子供達
にとってもそれは退屈な時間でした。
[えっ?たった3分や5分で!?]
と思ったあなた。あなた、大人ですね。(ー_ー;
子供は3分はおろか30秒でも退屈してしまう生き物なんですよ。
(¬―¬)
子供たちが退屈すればどうなるか。
当然、お友達を見つけてじゃれ始めます。
お姉ちゃんにとってそれは僕やみいちゃんをおもちゃにすることで
した。
帽子の顎紐を弾いたり、靴をはかせるふりをして遠くへ投げたりと、
とにかくろくなことしません。
極めつけはあがりかまちに腰を下ろしていたみいちゃんの頭へ腰を
落として乗っかかるとおまたでぐりぐり始めたんです。
(+_+)
「どうだ、気持ちいいだろう」
だって…。
こいつは本当に女の子だろうか?(@_@)
と思う一瞬です。
たしかに、見ればスカートも穿いていますし、お風呂に入ればおへ
その下に男の子なら当然あるべきものがありませんから、女の子に
間違いはなさそうなんですが、その言動は普段から女の子を拒否し
ているかのようでした。
そんな彼女は当然お母さんやおばあちゃんの悩みの種でした。
男尊女卑の思想がまだ根強い当時の田舎では学級委員の選挙ですら
正副の別をもうけていて、女の子は副学級委員という役職に就くの
が通例でした。
つまり女の子は男の子のサポート役という位置づけだったのです。
[えっ?おれ、おまえとあんまし歳かわわらないけどそんなじゃな
かったぞ!]
ごもっとも。m(_ _)m
あとで知ったのですが、文部省はそんなこと言ってません。
男女一名ずつを学級委員にしなさいと言っているだけです。
ところが、それではうちの田舎は収まりがつかないらしくて……で、
結局、こんな形に……。
本来リベラルな考えの教育関係者ですらこうなのですから一般家庭
はもっと徹底していました。
お母さんだってご飯も炊けないでお嫁に来た身ですからネ。
いくら自分の働きで家族を養っているといっても肩身は狭いわけで
すし……おばあちゃんにしても「このうえ孫まで同じ様にになった
んじゃたまらん」という危機感があったみたいです。
[ねえ!お父さんってさっき朝ご飯の時いたじゃないか。あの人、
働かないの?]
(*_*)
そうだ、そのこと説明してませんでしたね。
あの人、働かないんです。
(T_T)
うちは、商売上の名義人は一応お父さんになってるけど、実質的な
経営者はお母さんなんです。
お父さんは書道の展覧会を主催したり、東洋哲学の本をだしたり、
骨董品を集めたり、と文字に書くと見栄えはいいんですが、およそ
お金になることは何もしない人なんで、お爺ちゃんやお婆ちゃんは
とっても頭を痛めていたそうなんです。
そこでお爺さんとしても、『家を継ぐ者がこれじゃあ』と思案した
あげく、家事なんかできなくてもいいから商売のできる女の人をっ
てたずね歩いたら、お母さんに巡り合ったってわけなんです。
当時お母さんはお父さん(ぼくから見ればおじいさん)が亡くなっ
たので大学進学を断念、お兄さん(僕から見ればおじさん)と一緒
に家業を手伝っていたんですが、評判の商売上手で、商売仇からも
「女にしとくにはもったいない」と言われていました。
でも、花嫁修行はさっぱり。学校時代から家事のような仕事に興味
がなかったみたいです。
ですから、お母さんの親代わりだったおじさんも最初にこの話を持
ち込まれた時は、笑って一蹴したそうなんですけど、おじいさんの
熱心な誘いと、ちょうど事業を大きくするためにまとまったお金が
必要だったこともあって、泣く泣く妹をお嫁にだすことに……。
結婚式の前日、
「何でもいいから理由つけてさっさと帰ってこい」
ってお兄さんから耳打ちされたって、お母さんがうち明けてくれた
ことがあります。
だからお母さんは本当に何の家事もできないんだ。
だって朝夕の食事や洗濯、運動会で使う赤白の玉や絵画教室で服を
汚さないために着る割烹着を縫っくれたのも全部お手伝いのハナお
ばあちゃんだもん。
うちのお母さんはお母さんなんだけど主婦じゃないんだな(>_<)
でもって、そんなお母さんも娘にはまともなお嫁さんになってほし
いと思ってるらしく、日舞なんか習わしてるんだけど、とにかく、
お手本が何もできないんじゃ説得力もないし……(;_;)
そこで出来上がったのがメジラってわけで……みんなお姉ちゃんの
ことは……
「女にしとくにはもったいない。そのうち生えてくるじゃないか。
だけどありゃあ、おふくろさんからの遺伝だな」
って……
お母さんは町の噂に「確かにそうだなあ」って思う時もあるみたい
だけど、でも、完全に諦めたわけじゃないんだ。
だからこの時だって「ほら、やめなさい。おばあちゃんが来るわよ」
とは言ったんだけど、時すでに遅しだったんだ。
その時はすでに近所に住んでるおばあちゃんが玄関の前に立って
た。
開け放たれた玄関からはお姉ちゃんの悪ふざけが丸見えになってた
んだ。
「ほれ、あんたは何をしとるんじゃ。出世前の男の子の頭に股ぐら
なんぞ突っ込んでからに。おまえは女の子なんじゃぞ」
その声はメジラだけでなくお母さんの心臓にもよくなかったみたい
です。
おばあちゃんはお姉ちゃんを払いのけ、みいちゃんの頭を大事そう
になでつけます。
そして、こうも言うのでした。
「明子さん、こういうことは幼い時にはっきりさせといた方がええ
んじゃないやろか」
この時お母さんはお姉ちゃんの顔をものすごく怖い顔で睨んでいま
した。
そして、僕にコロンを振りかけると、
「そうですねえ」
とだけ答えます。
そして、ぱんぱんと両手を叩いて、
「さあ、行ってらっしゃい。早くしないとバスに間に合わないわよ」
と僕たちを送り出すのでした。
ただし、お姉ちゃんも一緒になって玄関を出ようとすると、
「サキちゃん、あなたは残ってちょうだい。今日はちょっとお話が
ありますからね」
お母さんの呼び止めにお姉ちゃんの顔は真っ青に変わっていまし
た。
これから何が起こるのかお姉ちゃんはこの時すでに身の危険を感じ
ていたのでした。
****************************
お話がまたあさっての方向へ向いてしまいましたね。
僕の悪い癖です。すべてに落ち着きがなくて集中できないんです。
ごめんなさいネ。
m(_ _)m
てなわけで、朝の続きですが・・・。
朝ご飯が終わると部屋着を着替えてランドセルを持ってきます。
(^^ /""
もちろん朝の支度は自分でしますが、毎朝すぐに出かけられるわけ
ではありませんでした。
いつも玄関先でお母さんが待っていて、その場で気をつけの姿勢を
とらなければなりません。
(*_*)
女の子たちはさしたる時間がかかりませんが、男の子には厳しくて、
シャツの襟を直したり、はみ出した裾を半ズボンの中に押し込んだ
り。
それだけではありません。丸いつばのついた帽子を取って髪の毛を
なでつけたり、皺になったハンカチをアイロンの当たった新しいも
のに取り替えたりも。
おまけに、それが終わるとランドセルの中身が調べられ、忘れ物が
ないかをチェック。
(-。-;)
「それじゃあ僕ぼくの苦労は(T_T)?」
「それならはじめから全部お母さんが自分でやればいいじゃないか」
と叫びたいくらいです。
でも、本当にそう叫んでしまうと。
「何言ってるの!あなたのためにやってるんでしょうが。あなたに
まかせてたらホームレスの子供みたいにして駆け出すじゃないの」
(⌒o⌒)
ってひどい言われようなんです。
決してそんなことないんですよ。(T.T)
そして自分の仕上がりに満足すると、白い襟のあたりにお気に入り
のコロンをふりかけて一丁上がりとなるんですが、この一連の儀式
だけで一人3分から5分はかかります。本人はもとより他の子供達
にとってもそれは退屈な時間でした。
[えっ?たった3分や5分で!?]
と思ったあなた。あなた、大人ですね。(ー_ー;
子供は3分はおろか30秒でも退屈してしまう生き物なんですよ。
(¬―¬)
子供たちが退屈すればどうなるか。
当然、お友達を見つけてじゃれ始めます。
お姉ちゃんにとってそれは僕やみいちゃんをおもちゃにすることで
した。
帽子の顎紐を弾いたり、靴をはかせるふりをして遠くへ投げたりと、
とにかくろくなことしません。
極めつけはあがりかまちに腰を下ろしていたみいちゃんの頭へ腰を
落として乗っかかるとおまたでぐりぐり始めたんです。
(+_+)
「どうだ、気持ちいいだろう」
だって…。
こいつは本当に女の子だろうか?(@_@)
と思う一瞬です。
たしかに、見ればスカートも穿いていますし、お風呂に入ればおへ
その下に男の子なら当然あるべきものがありませんから、女の子に
間違いはなさそうなんですが、その言動は普段から女の子を拒否し
ているかのようでした。
そんな彼女は当然お母さんやおばあちゃんの悩みの種でした。
男尊女卑の思想がまだ根強い当時の田舎では学級委員の選挙ですら
正副の別をもうけていて、女の子は副学級委員という役職に就くの
が通例でした。
つまり女の子は男の子のサポート役という位置づけだったのです。
[えっ?おれ、おまえとあんまし歳かわわらないけどそんなじゃな
かったぞ!]
ごもっとも。m(_ _)m
あとで知ったのですが、文部省はそんなこと言ってません。
男女一名ずつを学級委員にしなさいと言っているだけです。
ところが、それではうちの田舎は収まりがつかないらしくて……で、
結局、こんな形に……。
本来リベラルな考えの教育関係者ですらこうなのですから一般家庭
はもっと徹底していました。
お母さんだってご飯も炊けないでお嫁に来た身ですからネ。
いくら自分の働きで家族を養っているといっても肩身は狭いわけで
すし……おばあちゃんにしても「このうえ孫まで同じ様にになった
んじゃたまらん」という危機感があったみたいです。
[ねえ!お父さんってさっき朝ご飯の時いたじゃないか。あの人、
働かないの?]
(*_*)
そうだ、そのこと説明してませんでしたね。
あの人、働かないんです。
(T_T)
うちは、商売上の名義人は一応お父さんになってるけど、実質的な
経営者はお母さんなんです。
お父さんは書道の展覧会を主催したり、東洋哲学の本をだしたり、
骨董品を集めたり、と文字に書くと見栄えはいいんですが、およそ
お金になることは何もしない人なんで、お爺ちゃんやお婆ちゃんは
とっても頭を痛めていたそうなんです。
そこでお爺さんとしても、『家を継ぐ者がこれじゃあ』と思案した
あげく、家事なんかできなくてもいいから商売のできる女の人をっ
てたずね歩いたら、お母さんに巡り合ったってわけなんです。
当時お母さんはお父さん(ぼくから見ればおじいさん)が亡くなっ
たので大学進学を断念、お兄さん(僕から見ればおじさん)と一緒
に家業を手伝っていたんですが、評判の商売上手で、商売仇からも
「女にしとくにはもったいない」と言われていました。
でも、花嫁修行はさっぱり。学校時代から家事のような仕事に興味
がなかったみたいです。
ですから、お母さんの親代わりだったおじさんも最初にこの話を持
ち込まれた時は、笑って一蹴したそうなんですけど、おじいさんの
熱心な誘いと、ちょうど事業を大きくするためにまとまったお金が
必要だったこともあって、泣く泣く妹をお嫁にだすことに……。
結婚式の前日、
「何でもいいから理由つけてさっさと帰ってこい」
ってお兄さんから耳打ちされたって、お母さんがうち明けてくれた
ことがあります。
だからお母さんは本当に何の家事もできないんだ。
だって朝夕の食事や洗濯、運動会で使う赤白の玉や絵画教室で服を
汚さないために着る割烹着を縫っくれたのも全部お手伝いのハナお
ばあちゃんだもん。
うちのお母さんはお母さんなんだけど主婦じゃないんだな(>_<)
でもって、そんなお母さんも娘にはまともなお嫁さんになってほし
いと思ってるらしく、日舞なんか習わしてるんだけど、とにかく、
お手本が何もできないんじゃ説得力もないし……(;_;)
そこで出来上がったのがメジラってわけで……みんなお姉ちゃんの
ことは……
「女にしとくにはもったいない。そのうち生えてくるじゃないか。
だけどありゃあ、おふくろさんからの遺伝だな」
って……
お母さんは町の噂に「確かにそうだなあ」って思う時もあるみたい
だけど、でも、完全に諦めたわけじゃないんだ。
だからこの時だって「ほら、やめなさい。おばあちゃんが来るわよ」
とは言ったんだけど、時すでに遅しだったんだ。
その時はすでに近所に住んでるおばあちゃんが玄関の前に立って
た。
開け放たれた玄関からはお姉ちゃんの悪ふざけが丸見えになってた
んだ。
「ほれ、あんたは何をしとるんじゃ。出世前の男の子の頭に股ぐら
なんぞ突っ込んでからに。おまえは女の子なんじゃぞ」
その声はメジラだけでなくお母さんの心臓にもよくなかったみたい
です。
おばあちゃんはお姉ちゃんを払いのけ、みいちゃんの頭を大事そう
になでつけます。
そして、こうも言うのでした。
「明子さん、こういうことは幼い時にはっきりさせといた方がええ
んじゃないやろか」
この時お母さんはお姉ちゃんの顔をものすごく怖い顔で睨んでいま
した。
そして、僕にコロンを振りかけると、
「そうですねえ」
とだけ答えます。
そして、ぱんぱんと両手を叩いて、
「さあ、行ってらっしゃい。早くしないとバスに間に合わないわよ」
と僕たちを送り出すのでした。
ただし、お姉ちゃんも一緒になって玄関を出ようとすると、
「サキちゃん、あなたは残ってちょうだい。今日はちょっとお話が
ありますからね」
お母さんの呼び止めにお姉ちゃんの顔は真っ青に変わっていまし
た。
これから何が起こるのかお姉ちゃんはこの時すでに身の危険を感じ
ていたのでした。
****************************
朝のしきたり < 第 5 回 >
❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈ [ 第5回 ] ❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈
学校に行くバスの中で、みいちゃんが浮かない顔をしているので尋
ねると、
「お姉ちゃん、厳しいお仕置きになるんじゃないかあ…かわいそう
だな」
って。
みいちゃんと僕とは双子だけど、二卵性双生児なので顔も性格もま
るで違うんだ。
みいちゃんはきかん坊で場当たり的な僕に比べればおとなしく思慮
深い子で、愛くるしい顔をしてたから誰からも愛されてました。
(^0^;)うらやましい。
大人たちに頭をなでられたりだっこされたりが兄弟の中で一番多か
ったんじゃないかな。
そんなことも影響したのか、大人が今何を考えているか、感じるの
も兄弟の中で一番敏感だったみたいなんだよね。
実はお母さんもそうで、僕たちは一度抱き上げられてしまえばまず
隠し事はできませんでした。
「お母さん、嘘は嫌いなのよ」(v_v)
こう言って頭をなでながら追いつめられます。
あのメジラですら、それは同じでした。
げに恐ろしきは母の愛
(゜◇゜)ガーン
それはともかく、みいちゃんの予想はこの時もピタリと当たってし
まいます。
\(◎o◎)/!コワイ
茜お姉ちゃん(メジラ)はとうとう一時間目を欠席してしまった
のです。
[えっ!お仕置きのために学校を休むなんてことあるの?]
あるの。(/_;)
僕のところだけじゃないよ。当時は親が子供にお仕置きするために
学校を休ませるなんてことはそう珍しいことじゃなかったんだ。
もちろん今なら虐待事件ってことになるんだろうけど、当時は親子
の関係が親密だったからね。ちょっとくらい脱線しても親子関係に
ひびなんて入らなかったんだよ。
[じゃあ、『今日はOOちゃんをお仕置きするため学校を休ませて
ください』って親が学校に電話するんだ]
まさか(^○^)
それはないよ。たいてい体調がすぐれないのでとか言って病欠にす
るんだ。
ただ、親しい友達の間ではうち明けてくれるから知ってるんだ。
男の子もだけど女の子が意外に多かったネ。
[どうして?]
普段、男の兄弟がいると悲鳴を上げるようなお仕置きはしにくいだ
ろう。だから、こんな時にまとめてやるんだ。
逆に言うと、学校休んでまでだからきついお仕置きの可能性が高い
んだよ。
この時は僕たちまだ小学2年生だったからそのへんの事情を飲み込
んでなかったけど、みいちゃんはそのことを直感的に理解してたん
だね。
[じゃあ、学校に来たお姉ちゃん沈んでた?]
ところがねえ(>_<)ゞ
二時間目から学校に来たあいつ、妙に明るいんだ。
きっと、お仕置きされたのを悟られたくなかったんだね。
わざわざ休み時間に僕たちの教室へやってきて、読みたいと言って
たマンガを置いていったの。
ほかの子の見ている前でさんざん僕たちの悪口を言ってからかって
からね。
それっていつものことだけど、この時はいつも以上に明るく振る舞
おうとしてたんだ。
[じゃあ、お仕置きはなかったんじゃないの?]
違うよ。(*^_^*)
というのは、その夜のお風呂でわかったんだ。
僕んちではお姉ちゃんと一緒に子供たち三人でお風呂に入ることに
なってるんだけどこの日はなかなか入ってこなかった。
狭いお風呂に子供たちだけで入るのは、お姉ちゃんが僕たちの体を
洗ってくれるのを大人たちが期待してたから。
結局、最後はちゃんと洗えたかどうかお母さんのチェックがはいる
んだけどね。
∈^0^∋二度手間なの。
[でも、それってお姉ちゃんは拒否できないんだろう?]
もち(^o^)
お母さんたちにすれば女の子が幼い弟の面倒をみるのは当然の
ことなんだよ。
で、その時見たんだよ。お姉ちゃんのお尻のえくぼに一つずつ大き
なのが据えたてあるの。
(*^_^*)
お転婆娘だからね、もともとお灸の痕はあったんだけど……それは
黒ずんでたからね、きっと今日据えられたばかりのはずだよ。
前は一生懸命隠そうとしてたけど、ここもお臍の下に三つもあった。
[お灸って熱いんだろう?]
当たり前なこと聞くな!(`ヘ´)
あれって熱いのは通り越して錐で揉み込まれるように痛いんだ。
(>_<)
しかも、お姉ちゃんがこの時据えられたのは実はそこだけじゃなか
ったんだ。
[どこに?]
見たわけじゃないけど、おそらくおまたの中も……
[そんなところも?…でも、どうしてわかるの?]
そのあと一ヶ月くらいしてからかなあ。お母さんのご用事でお母さ
んのタンスを開けたらお姉ちゃんのその日の日記が出てきたんだ。
[へえ~、お姉さん毎日日記つけてんだ]
違うよ。これはお仕置きされたときにお母さんから強制的に書かさ
れるやつなんだ。
僕たちも同じだよ。『こんなおいたをして、こんなお仕置きを受け
ました。ごめんなさい。もし今度同じことをしたらどんな罰も受け
ます』ってね、誓約書みたいに書かされるんだよ。
φ(.. )
たいてい泣きながら書くことになるね。
(/_;)
[で、そこにはどんなことが書いてあったの?]
どんなって…
『昨日は約束を破ってオナニーをしました。今日もみいちゃんの頭
でオナニーのようなことをしようとしました』って…
『おまたの中のお灸はとっても熱かったので、今度こそお約束を守
ってもうオナニーはしません。もし、今度約束を破ったらおしっこ
の出口にお灸を据えられてもいいです』って。
ねえ、オナニーって何だろう?
お姉ちゃんいつもそれで叱られてるみたいなんだ。
お母さんに聞いても「子供が覚える必要のないものです」って教え
てくれないんだ。
[何だ、知らないんだ(¬―¬)]
ねえ、オナニーって何だよ。
[子供は知らなくていいことさ(^0^;)]
何だよう。教えてくれてもいいじゃないか。僕がお姉ちゃんを助け
てあげられるかもしれないじゃないか。
(`ヘ´)
[無理、無理、ヾ ^_^]
証拠はほかにもあるよ。
わざわざ僕たちがいるときにおばあちゃんが襖を開けてこう言うん
だ。
「これからお姉ちゃんにお薬つけるから入ってきちゃいけないよ」
って。
だけど、そのおばあちゃんの後ろにはいつも素っ裸になって、そう、
赤ちゃんがおむつを換える時のように仰向けで両足を高くあげたお
姉ちゃんがいるんだ。
あれって、わざと僕たちに恥ずかしい姿を見せつけようとしてるん
じゃないかなあ。きっとあれもお姉ちゃんへのお仕置きなんだよ。
で、その姿でお薬を塗るとしたら、おまたの中以外にはないじゃな
いか。
[なるほどネ(;_;)]
だって、僕だって、おoんoんやおoんoん袋の裏側に据えられた
ことがあるもん。
お尻の穴とかも……本当だよ。
お母さんがお仕置きとして据えるお灸は、とにかく痕が目立たない
場所に据えるんだ。
本当に敏感なところはさすがにしないけど。
[かわいそうに(/_;)君んちの親って怖いんだね]
ありがとう。(/_;)僕だってそう思うよ。ものすごい親だなあ、コワ
イ親だなあって。
でも、僕が、
「お母さんなんて大嫌いだあ」
って言うと、
「だったら、おじさんとこへ行きなさい。おじさんは子供がいない
からおまえを養子に欲しいって………可愛がってくれるわよ」
って……
でも、それ言われると、また、ぼく泣いちゃうし……(/_;)
お仕置きは怖いけど、やっぱりお母さんのそばいいもん。(・_・)
(._.)
虐待だって言われればそうかもしれないけど、ぼくのこと一番知っ
てるのはお母さんだし、一番かわいがってくれるのもお母さんだし、
心配なことや不安なことがあったら、やっぱり一番最初に行くのは
お母さんの所だしね。
ぼくはやっぱりお母さんでいいよ。
あっ、そうだ。(^_^)b
お姉ちゃんのお灸の様子、話して欲しければお手紙にして送っあげ
るよ。
実際に見たわけじゃないけど。お母さんのお仕置きはよくわかって
るから、ほぼ間違いないと思うよ。
***今回はこれでおしまい。またね**ヾ(^_^)BYE.BYE***
学校に行くバスの中で、みいちゃんが浮かない顔をしているので尋
ねると、
「お姉ちゃん、厳しいお仕置きになるんじゃないかあ…かわいそう
だな」
って。
みいちゃんと僕とは双子だけど、二卵性双生児なので顔も性格もま
るで違うんだ。
みいちゃんはきかん坊で場当たり的な僕に比べればおとなしく思慮
深い子で、愛くるしい顔をしてたから誰からも愛されてました。
(^0^;)うらやましい。
大人たちに頭をなでられたりだっこされたりが兄弟の中で一番多か
ったんじゃないかな。
そんなことも影響したのか、大人が今何を考えているか、感じるの
も兄弟の中で一番敏感だったみたいなんだよね。
実はお母さんもそうで、僕たちは一度抱き上げられてしまえばまず
隠し事はできませんでした。
「お母さん、嘘は嫌いなのよ」(v_v)
こう言って頭をなでながら追いつめられます。
あのメジラですら、それは同じでした。
げに恐ろしきは母の愛
(゜◇゜)ガーン
それはともかく、みいちゃんの予想はこの時もピタリと当たってし
まいます。
\(◎o◎)/!コワイ
茜お姉ちゃん(メジラ)はとうとう一時間目を欠席してしまった
のです。
[えっ!お仕置きのために学校を休むなんてことあるの?]
あるの。(/_;)
僕のところだけじゃないよ。当時は親が子供にお仕置きするために
学校を休ませるなんてことはそう珍しいことじゃなかったんだ。
もちろん今なら虐待事件ってことになるんだろうけど、当時は親子
の関係が親密だったからね。ちょっとくらい脱線しても親子関係に
ひびなんて入らなかったんだよ。
[じゃあ、『今日はOOちゃんをお仕置きするため学校を休ませて
ください』って親が学校に電話するんだ]
まさか(^○^)
それはないよ。たいてい体調がすぐれないのでとか言って病欠にす
るんだ。
ただ、親しい友達の間ではうち明けてくれるから知ってるんだ。
男の子もだけど女の子が意外に多かったネ。
[どうして?]
普段、男の兄弟がいると悲鳴を上げるようなお仕置きはしにくいだ
ろう。だから、こんな時にまとめてやるんだ。
逆に言うと、学校休んでまでだからきついお仕置きの可能性が高い
んだよ。
この時は僕たちまだ小学2年生だったからそのへんの事情を飲み込
んでなかったけど、みいちゃんはそのことを直感的に理解してたん
だね。
[じゃあ、学校に来たお姉ちゃん沈んでた?]
ところがねえ(>_<)ゞ
二時間目から学校に来たあいつ、妙に明るいんだ。
きっと、お仕置きされたのを悟られたくなかったんだね。
わざわざ休み時間に僕たちの教室へやってきて、読みたいと言って
たマンガを置いていったの。
ほかの子の見ている前でさんざん僕たちの悪口を言ってからかって
からね。
それっていつものことだけど、この時はいつも以上に明るく振る舞
おうとしてたんだ。
[じゃあ、お仕置きはなかったんじゃないの?]
違うよ。(*^_^*)
というのは、その夜のお風呂でわかったんだ。
僕んちではお姉ちゃんと一緒に子供たち三人でお風呂に入ることに
なってるんだけどこの日はなかなか入ってこなかった。
狭いお風呂に子供たちだけで入るのは、お姉ちゃんが僕たちの体を
洗ってくれるのを大人たちが期待してたから。
結局、最後はちゃんと洗えたかどうかお母さんのチェックがはいる
んだけどね。
∈^0^∋二度手間なの。
[でも、それってお姉ちゃんは拒否できないんだろう?]
もち(^o^)
お母さんたちにすれば女の子が幼い弟の面倒をみるのは当然の
ことなんだよ。
で、その時見たんだよ。お姉ちゃんのお尻のえくぼに一つずつ大き
なのが据えたてあるの。
(*^_^*)
お転婆娘だからね、もともとお灸の痕はあったんだけど……それは
黒ずんでたからね、きっと今日据えられたばかりのはずだよ。
前は一生懸命隠そうとしてたけど、ここもお臍の下に三つもあった。
[お灸って熱いんだろう?]
当たり前なこと聞くな!(`ヘ´)
あれって熱いのは通り越して錐で揉み込まれるように痛いんだ。
(>_<)
しかも、お姉ちゃんがこの時据えられたのは実はそこだけじゃなか
ったんだ。
[どこに?]
見たわけじゃないけど、おそらくおまたの中も……
[そんなところも?…でも、どうしてわかるの?]
そのあと一ヶ月くらいしてからかなあ。お母さんのご用事でお母さ
んのタンスを開けたらお姉ちゃんのその日の日記が出てきたんだ。
[へえ~、お姉さん毎日日記つけてんだ]
違うよ。これはお仕置きされたときにお母さんから強制的に書かさ
れるやつなんだ。
僕たちも同じだよ。『こんなおいたをして、こんなお仕置きを受け
ました。ごめんなさい。もし今度同じことをしたらどんな罰も受け
ます』ってね、誓約書みたいに書かされるんだよ。
φ(.. )
たいてい泣きながら書くことになるね。
(/_;)
[で、そこにはどんなことが書いてあったの?]
どんなって…
『昨日は約束を破ってオナニーをしました。今日もみいちゃんの頭
でオナニーのようなことをしようとしました』って…
『おまたの中のお灸はとっても熱かったので、今度こそお約束を守
ってもうオナニーはしません。もし、今度約束を破ったらおしっこ
の出口にお灸を据えられてもいいです』って。
ねえ、オナニーって何だろう?
お姉ちゃんいつもそれで叱られてるみたいなんだ。
お母さんに聞いても「子供が覚える必要のないものです」って教え
てくれないんだ。
[何だ、知らないんだ(¬―¬)]
ねえ、オナニーって何だよ。
[子供は知らなくていいことさ(^0^;)]
何だよう。教えてくれてもいいじゃないか。僕がお姉ちゃんを助け
てあげられるかもしれないじゃないか。
(`ヘ´)
[無理、無理、ヾ ^_^]
証拠はほかにもあるよ。
わざわざ僕たちがいるときにおばあちゃんが襖を開けてこう言うん
だ。
「これからお姉ちゃんにお薬つけるから入ってきちゃいけないよ」
って。
だけど、そのおばあちゃんの後ろにはいつも素っ裸になって、そう、
赤ちゃんがおむつを換える時のように仰向けで両足を高くあげたお
姉ちゃんがいるんだ。
あれって、わざと僕たちに恥ずかしい姿を見せつけようとしてるん
じゃないかなあ。きっとあれもお姉ちゃんへのお仕置きなんだよ。
で、その姿でお薬を塗るとしたら、おまたの中以外にはないじゃな
いか。
[なるほどネ(;_;)]
だって、僕だって、おoんoんやおoんoん袋の裏側に据えられた
ことがあるもん。
お尻の穴とかも……本当だよ。
お母さんがお仕置きとして据えるお灸は、とにかく痕が目立たない
場所に据えるんだ。
本当に敏感なところはさすがにしないけど。
[かわいそうに(/_;)君んちの親って怖いんだね]
ありがとう。(/_;)僕だってそう思うよ。ものすごい親だなあ、コワ
イ親だなあって。
でも、僕が、
「お母さんなんて大嫌いだあ」
って言うと、
「だったら、おじさんとこへ行きなさい。おじさんは子供がいない
からおまえを養子に欲しいって………可愛がってくれるわよ」
って……
でも、それ言われると、また、ぼく泣いちゃうし……(/_;)
お仕置きは怖いけど、やっぱりお母さんのそばいいもん。(・_・)
(._.)
虐待だって言われればそうかもしれないけど、ぼくのこと一番知っ
てるのはお母さんだし、一番かわいがってくれるのもお母さんだし、
心配なことや不安なことがあったら、やっぱり一番最初に行くのは
お母さんの所だしね。
ぼくはやっぱりお母さんでいいよ。
あっ、そうだ。(^_^)b
お姉ちゃんのお灸の様子、話して欲しければお手紙にして送っあげ
るよ。
実際に見たわけじゃないけど。お母さんのお仕置きはよくわかって
るから、ほぼ間違いないと思うよ。
***今回はこれでおしまい。またね**ヾ(^_^)BYE.BYE***
<登場人物> / <追憶小説とは>
<登場人物>
【おうちの人たち】
僕(小2)……ちいちゃん
これといって才能はないが、長男だから何かと優遇されている
幸せ者
弟(小2)……みいちゃん
僕よりちょっぴり気弱だけど、理数系に強く、感受性も豊か。
とっても可愛い顔をしているからみんなに好かれている。
姉(小5)……お姉ちゃん
近所ではメジラと呼ばれ恐れられている乱暴者。姉御肌で体
育会系。茜ちゃんとも呼ばれている。
従姉妹(中1)…セイちゃん
事情があってうちで預かっているけど、清楚で上品、頭もいい。
僕はマリア様みたいに思っている。清美お姉さん。
お父さん(質屋店主)
東洋哲学と書道が生きがい。お金にならない事ばかりして
暮らしている道楽者。お母さんには頭が上がらない。
お母さん(お父さんの奥さん)
怒ると信じられないほど怖いけど普段は優しい一家の大黒柱
おばあちゃん(お父さんのお母さん)
近所におじいちゃんと住んでいる。お姉ちゃんにはなぜか
やたら厳しい。メジラお姉ちゃんの天敵。お灸マニア。
ハナさん(お手伝いさん)
家事がまったくできないお母さんに代って我が家で主婦を
しているおばあちゃん
【三愛学園の先生たち】
担任/小田切先生(僕たちの担任、国語と社会を教えてる)
体育/大河内先生(お外の授業と保健)
体育/神林先生(バレイ)
体育/樺島先生(日舞)
理科/丸山先生
音楽/仁科先生(合唱)
音楽/小林先生(ピアノ)
姉の担任/牧村先生
バスターミナルの先生たち
シスター天野(老婦人)/ バスターミナルで生徒の誘導
高宮先生(若い先生) / バスに一緒に乗り込んで点呼
*************************
<追憶小説とは>
追憶小説というのは自分の思い出を下敷きに
創られた小説のことです。
小説ですからすべて事実ではありませんが…
【おうちの人たち】
僕(小2)……ちいちゃん
これといって才能はないが、長男だから何かと優遇されている
幸せ者
弟(小2)……みいちゃん
僕よりちょっぴり気弱だけど、理数系に強く、感受性も豊か。
とっても可愛い顔をしているからみんなに好かれている。
姉(小5)……お姉ちゃん
近所ではメジラと呼ばれ恐れられている乱暴者。姉御肌で体
育会系。茜ちゃんとも呼ばれている。
従姉妹(中1)…セイちゃん
事情があってうちで預かっているけど、清楚で上品、頭もいい。
僕はマリア様みたいに思っている。清美お姉さん。
お父さん(質屋店主)
東洋哲学と書道が生きがい。お金にならない事ばかりして
暮らしている道楽者。お母さんには頭が上がらない。
お母さん(お父さんの奥さん)
怒ると信じられないほど怖いけど普段は優しい一家の大黒柱
おばあちゃん(お父さんのお母さん)
近所におじいちゃんと住んでいる。お姉ちゃんにはなぜか
やたら厳しい。メジラお姉ちゃんの天敵。お灸マニア。
ハナさん(お手伝いさん)
家事がまったくできないお母さんに代って我が家で主婦を
しているおばあちゃん
【三愛学園の先生たち】
担任/小田切先生(僕たちの担任、国語と社会を教えてる)
体育/大河内先生(お外の授業と保健)
体育/神林先生(バレイ)
体育/樺島先生(日舞)
理科/丸山先生
音楽/仁科先生(合唱)
音楽/小林先生(ピアノ)
姉の担任/牧村先生
バスターミナルの先生たち
シスター天野(老婦人)/ バスターミナルで生徒の誘導
高宮先生(若い先生) / バスに一緒に乗り込んで点呼
*************************
<追憶小説とは>
追憶小説というのは自分の思い出を下敷きに
創られた小説のことです。
小説ですからすべて事実ではありませんが…