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12/27  サンプル動画

12/27  サンプル動画

 その昔、お仕置きをメインにした動画を製作、販売するチェコ
の会社がありました。
 すでに新たなものは製作していませんが、今でも過去の作品の
販売はしているようです。

 『お仕置き』と言いながら内容はかなり過激な部類に入ります。
SMとの境界は人により判断は分かれるでしょうが、ただ、絵は
とっても綺麗ですし、役者さんもしっかりした演技で、私的には
見ごたえがありました。

 もちろん、SMチックだという他にもいくつか難があります。
 全編チェコ語(?)なので会話の意味を十分に把握できません。
私のように語学べたな人間は、英語のあらすじが別の場所に掲載
されていますから、それだけが頼りです。
 それと……これは男性にはあまり関係ない事ですが、海外系の
こうした物ですからね、女性のそれにモザイクなんて無粋な物が
掛かっていないんです。(女性は問題かも……)
 
 もちろん、買って見るのが王道ですが、こちらのサンプル動画
というのがなかなかの出来でして……
 どうせ言葉はわからないしこれだけ見てても十分に楽しめます。

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 色んなスチュエーションのものがありますが、以下は私の好き
な『懲罰室』と『家庭』を扱ったもの各五話です。


<<懲罰室>>

Detention House 3: Internal Affairs(Code:RGE-018)
RGE-018

Detention House 3: Whose bread you eat, his song you sing(Code:LP-027)
LP-027

The Exchange Student(Code:LP-022)
LP-022

Teacher's Exam Meeting(Code:LP-018)
LP-018

From the Headmaster's Study: A note for absence(Code:DIR-001)
DIR-001


 <<家庭>>

The Governess(Code:LP-017)
LP-017

The Christmas Quiet(Code: LP-040)
LP-40

...and for you I will come as well(Code: LP-035)
LP-35

Santa(Code: LP-061)
LP-61

The Eighth Commandment(Code: LP-021)
LP-021

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12/26 母という人

12/26 母という人

 僕の母は当時としては異常なほど家事というものを知らない人
でした。

 料理
 おかずの仕度はもちろん、電気釜以外ではご飯も炊けません。
 僕が幼い頃、ご飯の仕度のためにおばあちゃんを雇っていたの
ですが、『お味噌汁に味噌だけ入れてダシをとらない人を初めて
見た』って驚いていました。
 彼女ができる料理といったらサンドイッチぐらいでしょうか。
 ごくたまに作ると、まるで手の込んだご馳走でも作ったみたい
に家族全員に食べろ食べろって強制するのでみんな困ってました。
 先日、このブログにマー坊の家でそこのお母さんから手作りの
ケーキをご馳走になったって書いたでしょう。あれ、母親に話し
たら……道具と材料と本は買ってきたんですけどね、まったくの
手付かずでした。味噌汁のダシさえとらない人にケーキなんて作
れるわけがないのに、つまらない見栄だけは張るんです。

 裁縫
 少し前に主夫さんが猫のアップリケを縫い付けたら、糸が飛び
出してまるでライオンに思われたって洗剤メーカーのCMがあり
ましたけど、うちもまったく同じでした。
 あれは僕が5年生の時でしたか、そんな彼女の事情を知らない
おじさんがたまたま彼女の作品を見つけて「ほう、坊やが縫った
の、なかなか上手じゃないか」って、頭を撫でられたことがあり
ました。
 そのおじさんが帰ってから母はカンカンでしたね。でも、僕が
みても、そのおじさんの判断は正しいと思いますよ。
 だって、それって、とても成人女性が手がけたって思えません
でしたから。

 育児
 これは唯一、オムツ替えだけできました。実は、実家にいる時、
姪が生まれてイヤイヤ手伝わされたので覚えたみたいです。
 これもサンドイッチ同様、用もないのにやりたがりましたね。
僕なんて、お腹こわしただけなのに小5の時までオムツはめさせ
られましたから。
 とにかく、母親としてできることが限られてますから、自分で
やれることはとにかくやりたいみたいなんです。
 そうそう、育児の事で一つ思い出しましたが、彼女足し算しか
知らない人なんです。
 ビタミンやカルシウムが身体によいと聞くと、薬局から大量の
ポポンS(ビタミン剤)やカルシューム剤を買って来てこれでも
かってくらい大量にミルクに入れて飲ませますし、風邪をひいた
ら、これまた風邪薬を大量に買い込んで大人の分量を平気で幼児
に飲ませ続けます。
 とにかくせっかちな人で、三十分たって効果が出ないと、また
大人の分量を幼児に与えちゃいますからね。
 風邪じゃなくて、兄弟みんなそっちでダウンなんです。
 医者からも何度も分量を守るようきつく言われましたが、この
性癖は最後まで治りませんでしたね。
 兄弟全員よく命があったと思いますよ。

 教養
 ない事はないという程度。女学校は卒業していますが、何でも
周囲の人の話では、お父さん(僕のお祖父さん)が担任の先生に
賂を持って行って、卒業させてもらったとか…
 お裁縫の提出物は大半この担任の先生の作品だそうです。
 ただ、手紙なんかは器用に書いてました。字もそこそこ綺麗で、
絵も上手ですし、左脳は人並みに働いていたみたいです。
 そうそう、走るのが早かったですね。運動会ではいつもリレー
の選手をかってでてみんなをごぼう抜きにして喜んでいました。
 要するに、今で言う体育会系の人なんです。

 特技
 一番の特技は何と言っても社交術でしょうね。両親が子供の頃
に相次いで亡くなったために、跡を継いだお兄さんのもとで商売
を手伝っていましたから外交は得意でした。
 実は彼女、そこを見込まれてお嫁に来ましたから、家事の方は
最初から期待されていなかったんです。


 そんなキャリアウーマンみたいな人に育てられましたからね、
当時は一般的だった良妻賢母って感じのお母さんが羨ましかった
んです。
 ない物ねだりなんですよ。

 僕は強い母の庇護のもと、猫可愛がりで育てられましたから、
性格的に気弱いところがあって、そのぶん母から受けたお仕置き
も少なかったのですが、心情としては『叱られたい』という思い
(憧れ)をずっと心の奥底に持っていました。
 だって、お仕置きの後の抱っこは、その方がずっとずっと感激
できそうですから。

 これは良妻賢母型のよそ様の家庭を観察していて感じたこと。
今で言う虐待を望んでいたわけではありません。


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12/24 マー坊のお母さん

12/24 マー坊のお母さん

 小学校時代、僕の友だちに、みんなから『マー坊』『マー坊』
って、まるで自分の弟みたいに呼ばれている男の子がいました。
みんなクラスメートですから歳は同じはずなんですが、とにかく
彼、可愛い顔してるですよ。気立てはいいですしね、まるで天使
みたいな子で、クラスでは女の子たちのアイドルだったんです。

 対する僕は……顔はまずいし、性格は歪んでるし……おまけに
人付き合いが悪いから友だちいないという三重苦でした。

 つまり、二人の境遇はあまりに違っていたわけなんですが……
ただ、一箇所だけ共通していたのが学校の成績。おかげで、僕は
彼と親しく口をきくことができたのです。

 1、2学期、いつも僕の方がほんのちょっぴり彼をリードして
いますから、彼のお母さんが心配して「勉ちゃんを見習いなさい」
なんて言うんですけど、実際は3学期に行われる総ざらえの学年
末試験では、僕は一度も彼に勝ったことがありませんでした。
 要するに彼の方が優秀なんです。

 ただ、似通った成績の子ということで、僕は彼のお母さんから
よく自宅へ招待されていました。

 「僕んちはお百姓さんだよ」
 彼がそう言いますから、ぼくは単純にそう思っていましたが、
彼の言う『お百姓さん』というのは、戦前は駅まで他人の土地を
通らずに行けるほど広い田んぼを所有していて……おじいさんは
衆議院議員だったという家のことだったのです。

 戦後は農地解放の影響で戦前ほどの勢いがなくなったとはいえ、
いまだにマー坊はその田舎の名士でした。
 ですから、彼の下りるバス停の名前は『御庄屋前』。そこまで
乗って来たバスの車内でも、そのあと道ですれ違った人たちから
も、「坊ちゃんお帰りなさい」「坊ちゃん今日はもうお帰りかい」
って知らないおじさんおばさんが声を掛けてきます。
 そう、彼はそもそも家にいる時からアイドルだったのです。

 そんな地元のアイドルに連れられて行った先は、当然のごとく
広くて大きくて立派な家でした。
 でも、僕がここで最も驚いたのはそんな田舎の邸宅ではありま
せんで、応対に出るマー坊のお母さんのことだったのです。

 いつも親切で、穏やかで、慈愛に満ちた優しいその目はまるで
マリア様に見つめられているようでした。もちろん誰に話掛ける
時でも声を荒げることなんてまったくありません。
 それに、何時行っても、庭にも部屋にも御屋敷じゅうどこにも
塵一つ落ちていませんし、出てくるおやつは手作りで……それが
とっても美味しいんです。

 子供ながらに『この人が僕のお母さんだったらいいのに』って
『こんな人がお母さんだからマー坊は天使でいられるんだ』って
いつも思っていました。

 それに比べて家の母親ときたら……
 自分では何一つ家事ができないくせに、僕がちょっと失敗する
とすぐに怒鳴るし、誰はばかる事なくあくびはするし、おならは
するし、家の中ではお股だって平気で掻きますからね。
 およそ『清楚』という言葉からは縁遠い人でした。

 あれは3年生の二学期の終業式の日、ちょうどクリスマスイヴ
の日で、マー坊のお母さんが校門近くでマー坊を待っていました。

 本当は二人で帰るつもりだったんでしょうが、たまたま、僕が
一緒にそこにいますから……

 「ちょうどよかったわ。今日の夜、マーちゃん、お出かけしな
ければならないところができたの。それで、クリスマスはお昼に
すませたいと思ってるんだけど、勉ちゃん一緒にお付き合いして
くれないかしら……」

 「えっ!?これから?」

 「大丈夫よ。お母様には私の方からご連絡さしあげるから心配
しないで……」

 こう言われて、僕は急遽マー坊のクリスマスパーティーに招待
されたのでした。

 そこで出されたお母さん手作りのケーキの美味しかったこと。
 お店で買うものと、見た目も味も何一つ遜色ありませんでした。
 当時、田舎でこんな本格的なケーキを手作りできるお母さんは
他にいなかったと思いますよ。

 そんな、お母さんですからね。マー坊は僕の家で行われている
ような野蛮なお仕置きとは縁のない子だと思っていたんです。
 ところが、ある日、ひょんなことからポロリと彼が漏らしたん
ですよ。

 「そんなことないよ。うちのお母さんだって、竹のものさしで
お尻をぶったり、お灸だってすえられたことあるんだから……」

 すると、僕の頭の中で無数の鐘が鳴って……

 マー坊、ごめんね。
 僕、その晩、オナニーをしてしまったんだ。
 マー坊がやられてるのを想像して……
 僕がマー坊のお母さんの子供になって……

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12/22 ごくごくたまに貼り付けてある絵画

12/22 ごくごくたまに貼り付けてある絵画

 私の、文字ばかりで恐ろしく取っ付きにくいこのブログにも、
ごくごくたまになんですが古典的な絵画が貼り付けてあることが
あります。
 (見たことのある人は大ラッキー。そのくらい稀ですから)

 これは、どれも発表されてから100年くらい経っているから
著作権が切れているだろうというこちらの判断で載せたものです。

 僕自身が自らイラストを描けばそれが一番いいのでしょうが、
僕はおよそ絵というものが描けません。形にならないんです。

 中学時代、美術の授業でメジチ像をデッサンしたんですが、誰
も僕がメジチを描いたと思ってくれませんでした。
 (先生だけが、唯一『ほう、個性的なメジチですね』と褒めて
くれましたが……(^^ゞ……)

 それがトラウマとなって、以来、自分の絵を他人に見せた事は
ないんです。

 そこで、あくまで作品のイメージとして、古典絵画をごくごく
たまに載せてみるんです。

キューピットを折檻するヴィーナス(ワトー)

 この絵もそんな中の一つ。
 『キューピットを折檻するヴィーナス(ワトー)』です。

 キューピットがスパンキングを受けてるという構図は、この他
にもコーヒーカップの絵柄や置物として昔から幾つも製作されて
きました。

 これは、スパンキングが虐待などではなく、家族の微笑ましい
日常として受け入れられていた何よりの証拠でしょう。

 僕は、今の世の中にあっても自分の心に嘘をつかない親に育て
られることが、どんなに立派な能書きや理屈を言う親や教師より
子供を幸せにできると信じているんです。

 理屈で親や教師に説得された子供の多くは、自分の罪をへ理屈
をこねて正当化しようとします。目には目、理屈には理屈という
わけです。

 でも、それは危険なことです。
 正義や良心を忘れて、自己の目的(エゴ)のために振るう理屈
ほど野蛮なものはないと悟るべきだからです。
 ファシズムしかり、オウムしかりでしょう。

 お仕置きは何の理屈も能書きも子供たちに残しません。
 ただ『あいつ(親や教師)が怒ってた』という現実を知るだけ
です。たったそれだけの事を知るために彼らは痛い思いをしたり
恥ずかしい思いをしたりします。しかし、それでも戦争や騒乱や
非行で命を落とすより被害はずっとずっと小さいはずです。

 お仕置きは、
 『まずは、我を見よ!』
 という指導者側の強いメッセージであって、それ以上のものは
ないのです。

 そして、注目した子供の目に、その後の親なり教師なりの生き
様が、一言二言の理屈では語りきれない数々の感化となって心に
残るのです。

 『本人は立派じゃなかったけど、立派な事を言ってくれたので
感化されました』
 なんて子どもは、この世には決して存在しないと知るべきです。

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12/21 今は伝説となったお気に入り

12/21 今は伝説となったお気に入り

 『過ぎ去りし日の夢』石崎澄子(著)
            SMファンタジア 75年5月号
 著者の女学校時代(昭和十五年から十九年にかけて)の想い出
に多少の夢を加えて書かれている。
 素人の投稿作品であるため、文章表現にやや難はあるものの、
このオリジナル作品は、やはり経験した人だから出せる真の迫力
みたいな物が感じられて、好事家の間でも評価は高い。
 その後、本人が亡くなられたため、編集者が引き継いで、この
名前を使い色々書いているため、多くの人はその編集者の書いた
ものでこの作者の名前をご存知だと思う。

 『蒼白い恋慕』黒田浩一(著)
              SMセレクト 昭和51年2月号
 終戦直後、近所に越してきた継母と少女が暮らす家で繰り広げ
られるお仕置きの様子を男の子の目線で捉えている。
 投稿作品だが、文章もしっかりしていて秀逸。
 何より僕とは年代も近く身につまされることが多かった。
 その後、編集者が時代に合せたリメイク版をこしらえたが……
これは駄作。読む途中で『どちらがプロか!』と叫んでしまった。
ただ、原本が手に入らないなら、『こんなお話なんだ』程度には
理解できる。

 『禁断の寄宿舎』
                1982年製作の映画(フランス)
 昔のことでVHSビデオでレンタルされていた。(その後購入)
 原題はEDUCATION ANGLAISE。文字通りイギリス式の、鞭で
の教育を標榜する全寮制女学校でのエピソードを綴ってある。
 SMチックな映像はなく軽いスパンキング程度だが、それだけ
に説得力があり、映像も綺麗で、筋もしっかりしている。
 まさに私の嗜好にドンピシャな映画で擦り切れるほど見た。

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Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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