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11月11日付

<11月11日>

 これは太田慶文さんのイラスト。
少女もので名高い先生としては珍
しく男の子、それもとても素朴な
感じがして珍品の部類じゃないで
しょうか。

 私、もちろん少女も好きですが
飾らなくて媚びない感じの男の子
の美はまた格別です。

 こういう子の泣いてる顔と泣き
止んだ時のほっとした表情がすぐ
目に浮かんできて、職業病(?)かな
と思ったりもします。

 私の子供時代は可愛らしさとは
縁のない顔をして、いつも屁理屈
ばかりこねている困ったちゃんで
したからね、大人たちからはいつも顰蹙(ひんしゅく)をかっていま
した。

 そうそう、前にちょこっとだけ家の中での事を話しましたが、外での
私はそれとはまるで別の顔を持っていました。成績優秀で品行
方正。自分で言っちゃいけませんが(^◇^)、先生にとっては扱い
やすい子でした。

 おかげで一学期の学級委員を必ず
務めさせられ、テストの採点まで任
されていました。

 でも、統率力だとか協調性なんて
のは全然なくて、ギャングエイジの
頃も、群れで楽しんだという経験が
ほとんどありませんでした。ただ、
盛んに悪戯を仕掛けては親や先生達
からお仕置きされていた仲間たちを
「愚かなやつら」と見下す一方で、
ガキ大将に対する強烈な憧れを持っ
ていたのも事実でした。実はこれが
私のお仕置き小説の原点の一つなんです。

*)
<左上>
慶文さんの男の子
(おおた慶文・画/女の子の下にいる男の子)
<右下>
こちらはポスターに載っていた男の子。可愛いですよ。

11月12日付

<11月12日>

 越野眞砂さんのイラストです。
私はご本人を存じ上げないのです
が、このお方、男性でしょうか?
女性でしょうか?
 なかなか達者な絵をお描きにな
るので数点取り寄せてみました。
ただ、足先が異様に膨らんでいる
のはなぜなんでしょうか?そんな
つまらない処ばかり気になります。
 さて、お話は変わってしまうの
ですが、私たちのサークルは男中
心の組織でした。昔の事ですから
当たり前といえば当たり前なので
すが、でも中に女性が二人だけい
らっしゃって、やはり作品を提供
してくださいました。
 で、その初回、男どもとすれば相手
は女性ですしね、当然、理屈っぽくて、
恋愛中心で、お仕置きと言っても形ば
かりなんてのを想像してたんですよ。
ところがところが、届いたものを読ん
だらこれが恐ろしく過激でまるでSM
なのには驚かされました。そこで……
 「次回はもう少しお手柔らかに……」
 とお願いしてみたら……今度は……
 「そんなことしたらリアリティーが
なくなります。女の子はお仕置きの時、
むしろ問答無用で身体が1ミリも動か
ないようにされて自我が完全に吹っ飛
ぶような強烈な刺激を待ってるんです。
要するに『仕方がない』を待ってるん
です」と言われ、『なるほど』って納得してしまいました。(◎-◎;)(^◇^;)

*)
<左上><右下>
二枚の絵ともネット上にはありませんでした。
他の作品は若干ですがネットに出ています。
越野眞砂先生の作品に興味がおありの方は
下記までお問い合わせくださいませ。
私、風俗資料館の回し者ではありませんが、
私の経験から言えば、まじめに取り組む方に
とっては環境のよい図書館(あくまで純粋に
図書館)です。

風俗資料館 Tel:03-5261-9557/E-mail:pl-fs@kagoya.net
〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-17川島第二ビル5F

11月13日付

<11月13日>

 左の写真はお父さんのイメージ
です。適当なものがなかったので
適当に新聞を切り抜きした物です。
カッコよすぎますかね(^^ゞ

 というわけで、お父さんという
存在はお仕置き小説では影が薄い
場合が多いですね。

 もちろん、私たちが育った時代
は父親の権威というのは今ほど地
に落ちてはいませんでした。

 家では常に上座に座り、食事のおかずも他の家族より一品二品
多いのが普通、お風呂も原則一番風呂ですし、お母さんが高価な
ものを買う時は必ずこの人の同意が必要でした。世間ではこれが
普通だったのです。

 ただ、うちに限って言うと、家の主役は完全にお母さん。お父さんは
名義上は店の主でしたが商売(質屋)はお母さんに任せきりで、ご自
分は書道会や東洋哲学の会などを開いては遊び暮らしていました。
確かに、女遊びや大酒飲みではありませんでしたが要するに道楽者
だったんです。

 ですから、きっと母も寂しかったんだと思います。母は私が大人の
ような口のきき方をするのを好みました。幼児語はあえて教えず、ボ
キャブラリーを増やして文法に沿った会話ができるように仕込んだの
です。

 幼稚園児が日常的に大人の会話では、同世代と話が合うわけが
ありません。またご近所でも、『恐っそろしくませた幼稚園児』として
すでに有名人でした。

 でもこれが夜になると役回りが一転します。

 私は『ママの大事な赤ちゃん』も演じなければなりませんでした。

 いやはやこの人とのお付き合いは気苦労の連続でした。

 そんな私は、長いこと自分の育ってき
た母の家をかなり特殊な家庭とばかり思
っていたのですが……実はお仕置き小説
を書く多くの人たちがやはり母親中心の
家庭で育ってきたことがわかって……
「類は友を呼ぶってやつか。やっぱり、
この性癖と家庭環境には何か関係あるの
かなあ」って、今は思っています。

*)
<左上>
このお父さんはおままごとなどでよく使われるハンサムな外国人の
お写真です。別に他意はなくてその辺にあったのを切り抜いただけ
ですから、出典は不明です。
<右下>
これも確か新聞の漫画の切り抜きだったと思います。ちょうど、
主人公が母をイメージさせてくれたので使わせてもらいました。

11月14日付

<11月14日>

 LeeWarnerさんの絵です。逃げ惑う女の子をヘアブラシを持って
追い回す父親でしょうか?今の人たちならこの光景は間違いなく
虐待でしょうね。でも私には、これは父親が娘達とお仕置きを兼ね
た鬼ごっこをしているように見えるんです。

 『ん?それって?子供を甚振(いた
ぶ)ってるって事じゃないですか!』

 そんな声が聞こえそうです。(^○^)

 ええ、その通りですよ。私たちは
バラティー芸人のように親からいじ
られて育ちましたからね、甚振られ
て育ったとも言えるでしょうね。

 でもね、『自分の幼年期は虐待があ
って暗く不幸な時代だった』なんて思った事はありませんよ。だって
お仕置きってのは全体の時間の中ではほんの一瞬の出来事です。
それに比べて抱かれている時間は圧倒的に長いんですから。お仕
置きの前も後も多くの時間は親に抱かれて「よちよち」状態です。

 はっきり言いますが、保育園通いする
今の子供たちより親に抱かれる時間は私
たちの方がはるかに長いと思いますよ。
とにかく生まれて三歳位までは母親がず
っと肌身離さずって感じで子供のそばに
いましたから。

 そのせいでしょうかね、私たち爺さん
世代は親が言葉に出さなくても、今、ど
の程度怒っているかを直感的に判断でき
るんです。『言葉では怒ってるけど、心は
もう許している』とか、逆に『言葉では
許してるけど、まだ心は悲しんでる』とかね。

 私たち溺愛組は親の喜怒哀楽を肌をすり合わせるだけ抱かれる
だけで分かるんです。だからこうやって大仰に追い回している時は
本当はもう許している時だってわかるんですよ。

 もちろん日本の親の場合、私たちの親の場合…ですけど、(^^ゞ)


*)
<左上>
Leeさんの絵(1)
<右上>
Leeさんの絵(2)

11月15日付

<11月15日>

 左は幼いカップルの写真です。
こんな幼い子にお仕置きはしたく
ありませんが、私の子ども時代に
は「こんな幼い子にこそ体罰は必
要」という意見がありました。
 「分別のない幼い子には体罰で
条件反射を起こさせて生活習慣を
身につけさせるべきだ」というのです。
 実際、そうやって躾られた人も少なくなくて、ひょっとしたら私も
その一人だったかもしれません。
(当時はむしろこれが主流の考え方でしたから……)
 でも、私が書く小説には特殊な物を除きほとんどこの年齢の子
は登場しません。もちろん、その必要性を頭から否定するわけじゃ
ありませんが、猛獣使いのように子どもを調教するというのでは、
概念的にはSMと同じでお仕置き小説のコンセプトにはあわない
ような気がするのです。
 ですから、最初は、分別がつき始める小四くらいから、最後は、
体罰では効果が期待できなくなる中二くらいまでが守備範囲と
なるわけです。
 ちなみに、こうして育てられた人の大半は超のつくマザコンです。
というのも幼児期の体罰がトラウマになって母親にはイエスマン
でいる人が多いようなんです。
 こう言うと今の人たちから『そらみたことか』って言われそうです
が、でも、これはこれでいい事もあるん
ですよ。(*^_^*)というのは……
 その子が思春期を迎え、親から精神的
に独立しようとする時、今の親はどれほ
どの餞別を子供に送れるでしょうか?
 私たちの親はたとえ子供を力で支配で
きなくなった後も、それまでの権威を利用して助言にすることが
できたんです。もちろん、子供がすぐに親の言う通りに決断する
わけじゃありませんが、経験者の助言を頭の片隅に留めて置く
のとおかないのではその後の人生で大事な判断材料を持って
いるか否かに関わるのです。
 当時、『引きこもり』や『積み木崩し』があまり話題にならなか
ったのは困った時に親の餞別がいきるケースが多かったから
だと思いますよ。

*)
<左上>
池のほとりで幼い男女の子供(幼児)二人が肩を抱き合って
立っている後姿の写真。
<右下>
ティーンエイジャーの男女二人が体を寄せ合って本を読んで
いる写真。
雑誌か新聞の切り抜きだったと思う。
私の資料は安上がりに出来ているんですよ。(^◇^;)

Appendix

このブログについて

tutomukurakawa

Author:tutomukurakawa
子供時代の『お仕置き』をめぐる
エッセーや小説、もろもろの雑文
を置いておくために創りました。
他に適当な分野がないので、
「R18」に置いてはいますが、
扇情的な表現は苦手なので、
そのむきで期待される方には
がっかりなブログだと思います。

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